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目ざめよ! 1986
目86 4/22 7–8ページ

エイズと道徳

エイズが1980年代になってこれほど急増したのは,1960年代と1970年代に何があったからでしょうか。それは,性の自由化を推し進める,何をやっても構わないという“新しい道徳”を取り入れたことです。ニューヨーク市のコラムニスト,レイ・ケリソンはその点について論評し,こう書きました。

「エイズが急激に増加したことによって,社会はその価値基準の再吟味を迫られるかもしれない。社会の価値基準は,ブレーキのきかない急行列車よりも速い速度で坂を下っているからである。

「政治家と裁判所は多年にわたり,市民個人として行なう個人的な行為は他の人のあずかり知らぬ本人の問題であるという恐ろしい誤った考えを公にしてきた。

「この議論はおおまかに合意の教理と呼べるかもしれない。その教理によれば,結局,他の人の権利を侵害するのでない限り,二人ないしはそれ以上の人々が自分たちのしたいことをしても何ら差し支えはないということになる。

「このようにして次から次へと道徳上の束縛が取り除かれ,何でも許容できるという見方に立った行動が洪水のように解き放たれ,30年前には夢想だにしなかった規準が受け入れられるようになった。

「今,その苦い報いが我々に臨んでいる」。

特に被害に遭っているのは同性愛者です。そうした事態を招いたのは彼らの広範にわたる乱交と,彼らの間で一般に行なわれている性行動の型です。「CDC[疾病対策センター]の一調査によると,調査の対象となったエイズ患者が生涯のうちに交渉を持った性の相手は平均して1,100人に上る」と,サイエンス・ダイジェスト誌は述べています。

しかし,同性愛者だけが乱交を行なうのではありません。一般社会も,何をやっても構わないという道徳理念を受け入れてきました。その結果,ハーバード大学公衆衛生学部の学部長ハーベイ・V・ファインバーグが述べる通り,エイズは「徐々にではあるが容赦なく異性愛の世界に」広がっています。

特にアフリカでは一般の人々がこの病気に冒されています。ニューヨーク・タイムズ紙の医学リポーター,ローレンス・K・アルトマンは去年の11月に次のように書きました。「現地の研究者によれば,エイズは一般的な形の性交によってアフリカの異性愛者の間に広まっているらしく,男性とほぼ同じほど女性も襲われている」。

女性が相手の男性を通してエイズにかかっても,自分がエイズに感染したことはどちらにも分からないようです。悲しいことに,エイズウイルスを持つ母親から産まれた何の罪もない赤ちゃんがその犠牲者となることもあります。さらに,売春婦と関係を持った異性愛者がこの病気にかかることがあるかもしれません。

あらゆるところで人々がおびえています。これから一体どうなるのでしょうか。

道徳の変化?

「エイズは必ず性革命にとどめをさす」と予告しているのは,米国のCDCのドナルド・フランシス博士です。同博士が述べているように,「ヘルペスとB型肝炎が関係している場合なら性的な冒険もできるが,エイズが関係している場合にはそれができない」のです。

CDCのウォルター・R・ドゥードゥル博士はさらに,「我々は皆,自分の生き方を変えるべきであることを理解しなければならない」と語っています。同博士によれば,「これは道徳の問題ではなく,生物学的な事実にすぎない」とのことです。

それでもやはりこれは生物学的な事実を超えた問題です。確かに道徳が関係しているのです。社会的には蔑視されている道徳規準は人間に源を発するものではありません。優れた理知を持った方がずっと昔にその規準を書き記させました。その方を主権者として認めることは,それらの規準に従うための助けとなります。

ではその方はどんな規準,つまり行動の法則を設けておられますか。それらに従うなら,わたしたちはどのように保護されますか。

[8ページの囲み記事]

エイズが広まるのを食い止める

デトロイト・ニューズ紙上でジューン・ブラウンはこれを可能にする方法を次のように説明しています。「増加率を大幅に減らすことのできる確実な治療法とは,国民の性習慣を変えることである。各人が健康な人を性の相手に選び,一生涯相手に忠実を保つなら,エイズはほぼ完全に姿を消すであろう。これは聖書の教えのように聞こえるかもしれないが,以前のものよりも一層致死的な新しい性行為感染症がぞくぞくと現われている現在,貞操に関する一般に軽視されている神学が,現代の健康の観点から突如として意味あるものとなってきた」。

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