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  • 目ざめよ! 1986
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  • 計時の問題
  • 自殺の非常事態
  • 幼児の犠牲者
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    目ざめよ! 1998
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目ざめよ! 1986
目86 5/22 29–31ページ

世界展望

エイズの伝染

「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」誌に載った一記事によると,エイズ患者の家族の成員を対象にした徹底的な調査で,この致命的な病気はエイズに感染している人との日常の個人的な接触で広まることはないという決定的な証拠が出されたと言われている。エイズ患者39人の家族100人余りを対象にしたその調査では,「体液で汚されそうな家財道具がかなり共用されていた」と,研究者たちは述べている。タオル,コップ,歯ブラシ,トイレ,およびベッドの共用,エイズ患者に家族の者が接吻したり,その患者を抱擁したりすることなどがそれである。調査班が調べた101人中,エイズウイルス感染の兆候を幾らか示したのは,5歳の子供一人だけであった。その子の場合,母親が保菌者で,恐らくすでに誕生時に感染し,幼児期からエイズに関連するさまざまな障害にかかった経歴がある,というのが医師たちの結論である。米国の疾病対策センターに勤めるハロルド・ジャフィ博士は,その調査について,「[エイズの]偶然の伝染は起こらないという強力な証拠がまた一つ増えた」と述べた。

計時の問題

スウェーデンの十代の若者は従来の時計で時を読むのが難しいようだが,どうもこれはデジタルの置き時計や腕時計のせいらしい,とロンドン・タイムズ紙は報じている。スウェーデンの十代の若者約2,000人を対象にした最近の調査によると,5人に一人は「3時15分前」という表現を理解できなかった。彼らはむしろ「2:45」あるいは「14:45」と言うのを好む。また,「問題は,10あるいは100の単位ではなく,60の単位であるため」,十代の若者3人に一人は,その時計で時間を計算することに困難を覚えているということもその調査で分かった。

自殺の非常事態

米国では20分ごとに一人の自殺者が出ている。1970年から1980年にかけて23万7,322件の自殺が記録され,米国での主な死因の第10位を占めた。米国ジョージア州アトランタにある疾病対策センターのマーク・L・ローゼンバーグ博士によると,15歳から34歳までの年齢層の場合,自殺は主な死因の第3位である。15歳から24歳までの男子について見れば,自殺は50%増加した。ローゼンバーグ博士は青少年の自殺に関する最近の全国会議で演説し,「何年か前までは,自殺をするのはあなたの父親だったかもしれないが,今ではあなたの息子である」ということを指摘した。自殺に一番よく使われる物としては爆薬と小火器が挙げられている。

幼児の犠牲者

今年の初めに,米国の疾病対策センターは,米国の幼児231人が誕生時にエイズにかかっていたことを公表した。それら幼児の40%強,すなわち103人はニューヨーク市におり,市内のある地区ではエイズが「新生児のごく普通の伝染病」となっている,とデイリー・ニューズ紙は伝えている。市の一職員は,同市の大人のエイズ患者のうち死亡したのは52%であるのに比べて,子供のエイズ患者の69%が死亡したことは,大人よりも子供のほうがこの病気で早く死ぬことを示唆するものかもしれない,と述べた。報告によると,これら幼児の大半は,静脈注射によって麻薬を打つ女性,つまり注射針を共用してその病気に感染したと思われる女性から生まれているという。

コーヒー強盗

ブラジルの盗賊たちは,コーヒーを運んでいる貨物自動車やトラックを止めて強奪するほうが銀行強盗よりもずっともうけが多く,しかも危険が少ないことに気づいている,とラテンアメリカ・デーリー・ポスト紙は報じている。ブラジルでは,国民の飲み物であるコーヒーが今やぜいたく品となっており,100㌔ないし400㌔のコーヒーを輸送している小型貨物自動車やステーション・ワゴンは格好の標的にされている。リオデジャネイロでは今年に入って最初の1か月の間に少なくとも25件の貨物車強奪事件があり,8㌧のコーヒー,時価にして14万8,000㌦(約2,664万円)相当のコーヒーが強奪されたこともあった。

経済憂うつ症

今年の2月にスイスのダボスで開かれた第16回世界経済討論会のテーマは,「世界的な行動のための勇気」というものだった。しかし,経済面での世界的に一致した行動への熱意はひどく欠けていた。英国の一商業銀行の頭取,クウェンティン・デイビスは,「昨年,この西欧経済には上向きの観があったが,今年はかげりが見られる」と言って嘆いた。52か国を代表する600人の出席者の中には,政府の閣僚44人も含まれていた。官吏たちは,工業国ならびに発展途上国の成長のための勇気ある行動というテーマを強調したが,出席していた実業家たちはかなりの懸念を示した。石油価格の下落,不安定なドル,多くの発展途上国が抱える莫大な額の負債,こうした要因のために国際的な実業家たちは経済憂うつ症にかかっている。

救命鏡

日本では鏡が人の命を救っているようだ,とアサヒ・イブニング・ニューズ紙は伝えている。最近,札幌市の運輸局は,自殺を防ぐ努力の一環として地下鉄の駅のうち四つの駅のプラットホームの壁に大きな鏡を取り付けた。地下鉄が1971年に開設されて以来,60人が,ホームに入って来る電車の前に飛び込んで自殺した。しかし,1984年に大通駅に大きな鏡が付けられてからは自殺しようとした人は出ていない。鏡が功を奏した理由は当局にも分かっていないが,自殺を考えている人は,自分の思案している姿が映っているのを見たり,鏡の前に集まる傾向のある一群の人々がいたりして,思い直すのかもしれない。

児童虐待の増加

カナダのグローブ・アンド・メール紙によると,カナダの子供たちで性的な暴行を受けた者の数は昨年50%増加したと見られている。わずか3歳の女の子がむりやり性交させられた,とオタワの一警察官は語っている。そのような虐待を受けて「子供たちは性行為感染症にかかっている」とも述べている。性的虐待を受けた子供に関するオタワの統計資料は,その子供たちの93%は自分を虐待した人を知っているということを示唆している。

牛肉以上のもの

トロント・スター紙の伝えるところによると,体重454㌔の普通の肉牛からは197㌔ほどの肉しか取れないが,カナダの牛肉情報センターの話では,牛の残りの部分は一片たりとも無駄にはなっていないという。残りの部分は,ガム,マシュマロ,バイオリンの弦などといった副製品の製造に用いられる。さらに骨と角は,ゼラチン製品,缶詰の肉,アイスクリームの製造に使われる。そのほかの副製品としては,磁器,石けん,ボタン,口紅,火薬,繊維乳化剤などがある。100種余りの救命薬や健康増進剤には,牛から取られた重要な成分が含まれている。糖尿病の治療に用いられるインシュリンは牛のすい臓に見いだされ,凍傷ややけどの治療に,また血液凝固を防ぐため手術中に使用されるヘパリンは牛の肺臓から抽出される。

震動治療

震動接骨器<ボーンシォイカー>と名付けられた装置が最近開発されたため,医師たちは複雑骨折した患者の回復期間が短くなるという楽観的な見方を持つようになった,とロンドン・タイムズ紙は報じている。どんな装置だろうか。それはコンプレッサーに接続された,多くのバネの付いた特殊な金属フレームである。患者の骨折部位に取り付けられると,新しい細胞の増殖を促すよう調整された穏やかな震動が発せられる。この装置は歩行と同じような運動効果を与えるので,治療初期の患者はベッドから出なくても“散歩する”ことができる。この金属フレームは,患者が足で立てるようになりさえすれば,その骨折部位の回復に見合った程度の運動をさせることができるよう設計されており,筋肉萎縮の危険を小さくする。この方法で接骨治療をすればギプスで治療する場合より20%も早く治ると言われている。

「不法の時代」

国立少年院の報告書によると,英国には今,保護観察中あるいは保護処分に服している子供が10万人余りおり,ヨーロッパのどの国よりも多い。近年の刑事犯罪で最も多いのは14歳から16歳までの少年の犯罪で,犯罪行為で有罪となった男性の半数以上は21歳未満の者であった。ということは,英国の男性5人に二人は生涯中に前科者になるということである。ロンドンのデーリー・メール紙がその事実を分析して,「不法の時代」という見出しを掲げたのも不思議ではない。

私生児にかかる費用

最近の調査によると,昨年,米国は十代の女性の妊娠・出産に関連して166億㌦(約2兆9,880億円)の費用を負担したということである。政府はこれら十代の親の子供たちが20歳になるまでに,医療保障や食料切符といった福祉制度のために60億4,000万㌦(約1兆872億円)を支払うことになる。政府のそのような福祉制度を通して援助を受けている世帯総数の53%は十代の若者の世帯であるとみなされている。その報告には,十代の女性が20歳になるまで待って,それから最初の子供の母親となっていたなら,福祉予算の3分の1に当たる24億㌦(約4,320億円)は節約できたことが指摘されている。毎年,初めて母親となる十代の女性38万5,000人のうち,半数は18歳未満である。

中国人の味覚をそそる食べ物

『最初に蒸し,それからしょうがとこしょうを加えた塩水に数時間つける。次にステーキ状に伸ばし,そのあと一日風に当てて乾かす。米,ふすま,ごま油を混ぜた物で台所に香りが満ちるまでいためる』。中国南部で人気のあるこのごちそうの主な材料は何だろうか。それは,ネズミの肉である。現在「世界の80億匹のネズミの半数」近くが住んでいるという中国の,ネズミ退治の一環としてこの料理が勧められている,とロンドンのガーディアン紙は報じている。昨年は1,500万㌧余りの穀物をネズミに食べられてしまったが,それも全くの無駄にはならないことが期待されている。なぜだろうか。中国のエコノミック・デイリー紙の通信員は,穀物食で飼育されたネズミは『調理しやすい』おいしい料理になると言っている。

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