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目ざめよ! 1986
目86 12/8 16–18ページ

若い人は尋ねる…

放課後の活動はどうなのだろう

「球技は楽しいわ。毎日3時から6時まで練習したの。ソフトボールをしていた時の気分は最高」。ニューヨーク市に住む中学3年生のキャシーは,目を輝かせながら,放課後の活動について生き生きと語りました。

若い人々が放課後のクラブ活動に参加する理由はさまざまです。プロのスポーツ選手を目指す人もいれば,友達をつくりたいだけの人,新しい趣味を持ちたいだけの人もいます。ボルチモア市に住むある少年は,「僕はほとんど全部のクラブに入った。自分の好きなことをするのはいい気分だった。自動車をいじるのが好きだから自動車クラブに入ったし,コンピューターが好きだから,そのクラブにも入った。オーディオも好きなのでそのクラブにも入った」と言いました。

確かに多くの若い人たちは,放課後の活動から達成感が得られると感じています。進学を考えている生徒は特に,放課後の活動に参加することを勧められます。「大学の中にはすでに,新入生を選考する際に課外活動の実績や他の指標を考慮するようにしているところが少なくない」と,ロサンゼルス・タイムズ紙は伝えています。

学校のクラブやチームに入るこうした理由や他の理由が正当なものに思えると,『自分も入るべきじゃないのかな』と考えることがあるかもしれません。

放課後の活動とあなたの成績

「高校とその後 ― 調査結果」a という資料によると,世論調査の対象となった米国の高校最上級生の88.47%は,何らかの課外活動に参加しています。しかし,何事にも代価は付きものです。

例えば,ロサンゼルス教育委員会は,放課後の活動への参加を希望する生徒は平均C(日本では5段階評価の3に相当する)の成績を維持すべきで,落第点があってはならない,という規則を採用しました。どんな結果が出たでしょうか。生徒の20%がのちほど参加の資格を失いました。テキサス州議会も同じように,「落第点を取る者は遊んではならない」という規則を通過させました。確かにかなりの地方の教育委員会が,課外活動に参加するための基準を厳しくしています。学校の勉強を第一にすべきだとそれらの委員会は言います。どうしてそのような傾向が生まれたのでしょうか。

米連邦政府の官吏で,以前教師だったある人は,「たぶん生徒たちが学業よりも課外活動に多くの時間を費やし,成績の維持が困難になっているのでしょう」と,「目ざめよ!」誌に語りました。

確かに,課外活動を行なうとなると,平衡を保つのが難しくなってきます。先ほどのキャシーも今年はソフトボールのチームに入っていません。その理由を尋ねられたキャシーは,「練習のあとは疲れてしまってほかのことが何もできないからです。学校の勉強にも影響が出てきました。ですから今年は入りませんでした」と答えました。

ちょっと考えてみてください。下校するのは何時ですか。宿題をするのに必要な時間を合計し,食事に必要とする時間をさらに1時間加えると,宿題をし,放課後の活動に参加し,なおかつ睡眠やレクリエーションに十分の時間を取ることが本当にできますか。

「青年期に関する家庭ハンドブック」は,「[学校でのスポーツ]で成績を上げようと思えば練習に熱中することが必要になるので,ほかのことを体験したり,身に着けたりすることができなくなるかもしれない」と指摘しています。この点を考えに入れて,次のように自問してみるのは良いことです。練習のあとは疲れてしまって,ほかのことが何もできなくなるだろうか。課外活動を予定に入れると,家族と一緒に過ごす時間や,ほかの事をする時間はどうなるだろうか。両親はどうだろうか。

賢王ソロモンは,「あなたが見いだしたのは,はち蜜か。自分にとって十分なだけ食べよ。食べ過ぎて,吐き出すことにならないためである」と勧めました。(箴言 25:16)はち蜜を食べ過ぎると吐き気をもよおすのと同じように,どんな楽しい活動でも度が過ぎれば逆効果を生むことがあります。

霊的な面での危険

自分が課外活動に振り回されていることに気づいたときには,すでに身動きが取れなくなっているということもあるかもしれません。そういうことになれば,学校の成績に影響するだけではすみません。あるクリスチャンの男性は十代の時を振り返ってこう言いました。「私は三つの活動を調和を保ちながらやってゆけると考えていました。学業,陸上部の練習,霊的な活動の三つです。でも,三つがぶつかると必ず犠牲になるのは,私の生活の霊的な面でした」。

学校で二つの陸上部に入っていた若いセモンも同じ意見です。「火曜日には町から出かけ,木曜日にも町にいなかったし,土曜日にも町から出かけて午前2時にならなければ帰宅しなかったので,[王国]会館で行なわれる[霊的教育のための]集会には出席できませんでした」。

二人とも,霊的教育の重要性を軽視したことを後悔しています。「体の訓練は少しの事には益がありますが,敬虔な専心はすべての事に益がある」ということを覚えておくのは大切です。(テモテ第一 4:8)体を鍛える運動の価値は限られており,敬虔な専心からくる益は最高のものであることを銘記していれば,放課後の活動について平衡の取れた決定ができるでしょう。この原則は学問的なタイプのクラブにも当てはまります。敬虔な専心の益に勝るものは何もありません。

課外活動に伴う霊的な危険は,それが多くの時間を必要とするというだけのことではありません。道徳面の危険も考えなければなりません。課外活動を行なう場合,道徳的に良い影響を与える健全な友達と付き合うことになるでしょうか。会話の内容はどんなものになるでしょうか。チームメートや部員から,悪い影響を受ける恐れはないでしょうか。

スプーン1杯の酢を,バケツ1杯の水に入れてもその味は変わりませんが,コップに入れれば水の味は変わります。道徳的に問題のある生徒の影響についても同じことが言えます。そういう生徒と学校が同じであるとか,クラスが同じであるというだけなら影響を感じないかもしれませんが,交際の範囲が限られ,付き合いが社交的なものになってくる運動チームとかクラブの中では,その影響はずっと強くなります。

古代イスラエルのサムエルの場合を考えてみましょう。サムエルは幕屋で奉仕する特権をいただいていました。その幕屋では,大祭司エリの息子たちも仕えていましたが,その息子たちは評判のよくない者たちでした。サムエルは奉仕が終了したあとの時間を,その息子たちと徒党を組んで悪事をすることに用いようと思えばできたことでしょう。しかし聖書は,エリの息子たちとその従者の非行を挙げたのち,「サムエルは……エホバの前で奉仕していた」と述べています。エリの息子たちが仕事のあとに行なっていた事柄にサムエルはかかわっていなかったものと思われます。その結果としてサムエルは,「ますます大きくなり,エホバの見地からも,人々の見地からもますます好まれるように」なりました。―サムエル第一 2:12-18,21,26。

あなたもサムエルのように時間を有益な事柄に用いることができます。霊的な面で人々を援助するために時間を活用するのはどうでしょうか。興味深いことに,日本のエホバの証人の若い人々の中には,宣教を生涯の仕事として選び,在学中にそれを始める人たちがいます。学校に行く前と放課後の時間を買い取って,他の人々が創造者を知ることができるよう援助するのです。(コロサイ 4:5)学校の外でのそうした活動から生まれる喜びと祝福を得損なわないようにしましょう。

[脚注]

a 「統計のための長期研究部センター」(米国)。

[17ページの図版]

放課後の活動と宿題との平衡を取るのはやさしくないかもしれない

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