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目ざめよ! 1988
目88 10/22 26–27ページ

象はどれほど賢いか

「私は『象は決して忘れない』ということは信じていない」と権威者の一人,ジム・ウィリアムズは自著「エレファント・ビル」の中で書いています。そうではあっても,ウィリアムズ氏は自分が勤めていたビルマのチーク材の会社で使われていたその動物の頭のよさには大いに敬意を表しました。同氏は,象が乗り手の身体の動作による種々の命令だけでなく,口頭による24種類の異なった命令にもこたえるよう訓練できることを知りました。以下はバンドゥーラという名の象と,ポ・トケという名のビルマ人の乗り手についての話です。

「ポ・トケはバンドゥーラの腕前を披露できるので大喜びでした。……彼は象の前に10の品物を並べました。おの,のこぎり,大きさの違う3本のくさり,ハンマーなどです。

「『のこぎりを取ってくれ』と彼はビルマ語で言いました。

「バンドゥーラは一列に並べられた道具を見渡し,ただちに鼻でのこぎりを拾い上げ,ポ・トケに渡しました。

「『よし,のこぎりを置いて』と彼は言いました。『こんどはハンマーを渡してくれ』。これも一瞬のためらいもなく拾い上げ,残りの品物も間違うことなく順番に拾い上げて渡しました。

「『君は大柄の立派な紳士だ』とポ・トケは言い,バンドゥーラもそれを褒め言葉を意味するものと受け止めたようでした。

「それからポ・トケは象の頭部から降りて,くさりの片端を手に取り,バンドゥーラに結び目を作るよう言いました。象はこれも鼻でくさりをひねりながら大変勢いよくやってのけ,人間の手では決して緩められないほど強い結び目を作りました。ところが,バンドゥーラはそれを解くように言われると,まるでひもでもほどくかのように解いてしまったのです。トリーブ[ウィリアムズ氏の息子さん]は大喜びでした。

「『バンドゥーラはまだいろんなことができるよ』とポ・トケは得意げに言いました。『こちらに来て,木でどんなことができるか見てごらん』。

「ポ・トケは若木が幾本か生えている所まで象を数歩進ませました。こんどはすべての指図を号令なしで伝えました。鞍も鞭もなく,ただ動物の首に内股で力を加えたり,象の耳の裏を足の親指で触れるだけでした。

「ポ・トケはバンドゥーラに何をさせるかをその都度私たちに教え,それから無言で動物に指示を送ります。それらの指示の違いを見分ける象の能力には目をみはるものがありました。私たちは象が一連の無言の指示に反応するのを見ました。左に曲がれ ― 右に曲がれ ― 頭を後ろに引け ― 頭を下げろ ― 枝を引き下ろせ ― 木を押し倒せ ― 若木を引き抜け,またはただ若木を痛めるなといった指示です」― スーザン・ウィリアムズ著,「エレファント・ビルの足跡」より。

象がそのように反応するよう訓練するにはどんな特質が必要でしょうか。残酷さですか,それとも優しさですか。前述の著者は次のように説明しています。「象の従順は主として愛情の結果得られるので,訓練は非常に優しく親切に行なう必要があります」。

訓練は動物が幼い時から始めなければなりません。バンドゥーラの訓練は6歳の時に始まりました。初めのうちこの象は荷物を運ぶのに用いられていましたが,20歳になって初めて丸太を動かすきつい仕事ができるまでに成熟したとみなされました。そのように辛抱強く訓練するだけの価値があるのでしょうか。それはあるようです。大人の象は重い丸太を35年間ほど引き回すことができます。現代でもそこまで長持ちする運搬車がどれほどあるでしょうか。

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