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  • ニュースに飢えた世紀
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目ざめよ! 1990
目90 8/22 3–4ページ

ニュースに飢えた世紀

人々が自分たちの周りで生じている事柄について情報を得ようとするのは,昔も今も変わりません。顕著な出来事については何でもすぐに知らされることを望みます。伝令として有名なのは,西暦前490年にペルシャ軍の敗北を知らせるため,アテネまで約40㌔の道を走った一人の戦士です。彼は到着してマラトンにおける勝利を知らせたあと絶命したと伝えられています。

今日では,世界におよそ6億台のテレビと14億台のラジオがあり,ほんの数時間前の,時には数分前の出来事についてのニュースが世界中の家庭に伝えられます。出来事によっては,実況を生で見ることができる場合もあります。また,ニュースに飢えた世界を満足させるために,毎日幾十もの言語で何億部もの新聞や何千万冊もの雑誌が印刷されています。

今から550年ほど前にヨハネス・グーテンベルクが活版印刷機を発明した結果,ニュースを印刷して速く広く知らせることが可能になりました。しかし,初期の一枚新聞は発行部数に限りがあり,値段も高かったため,それを買う余裕があったのは大抵裕福な人だけでした。

やがて出版の自由が問題になりました。例えば,ルノドーのガゼット紙は,17世紀にフランス国王の承認を得て発行され,掲載されるニュースのほとんどは政府によって決められました。当時のジャーナリストのうち,自国の官権にあえて公然と反抗する人はほとんどいませんでした。

今日におけるニュースの追求

19世紀末には,主に印刷機の機械化と日刊紙の大量発行により,ニュース伝達経路が爆発的に増大しました。とりわけヨーロッパや北アメリカでそれが顕著でした。

間もなく新しい技術,特にラジオが,ニュースを広く伝える目的で使用されるようになりました。例えば,1917年のロシア革命の時,ペトログラード(現在のレニングラード)の住民を扇動して反乱を起こさせるのに巡洋艦オーロラの無線送信機が利用されました。

第二次世界大戦中,ラジオ放送は特にナチ・ドイツの宣伝の強力な道具になりました。大戦中,ロンドンのBBC(英国放送協会)放送も,ヨーロッパと世界のかなりの部分にわたって連合国側のニュースを放送しました。

第二次世界大戦以前からテレビに関する実験は行なわれていましたが,戦争のためにその開発は遅れました。しかし,テレビはやがてニュース媒体として全盛期を迎えます。今日では,何億もの人々がテレビのニュース番組を見ています。

ここ数十年の間に,印刷機で多数の専門誌が生産されるようになりました。第二次世界大戦後には,ニュースを分析した数々の週刊誌の出版が始まります。毎週のテレビ番組評論雑誌は言うに及ばず,若者,女性,退職者,スポーツマン,便利屋など,それぞれを対象にした雑誌がよく売れています。例えばフランスでは,毎年およそ200の新しい雑誌が発行されます。

これからの報道

テレビ端末機から電話回線を通してデータバンクを利用することはすでに可能になっています。海底電線や通信衛星などのシステムのおかげで,今では昼夜を分かたず定時にニュースを放送する(米国にあるような)テレビ・チャンネルが幾つかできており,将来は国際レベルでさらに多くのことができるようになると予言する人もいます。ですから,この20世紀をニュースに飢えた世紀と呼ぶのは妥当なことと言えるかもしれません。しかし,ニュースは常に信頼できるのでしょうか。情報を提供する様々な機関は,間違いなく正直で客観的なニュースを提供しているでしょうか。

[4ページの図版]

グーテンベルクによる活版印刷機の発明は,ニュースや思想を広める面で一大躍進だった

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