ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目90 10/22 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1990
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 暴力のはびこる場所
  • 死を宣伝する
  • 世の終わりの脅威は去らず
  • 同性愛者のラビ
  • アルコール飲料を避ける
  • 農業が飲料水を脅かす
  • 健康に良い昼寝
  • 治療と寄付
  • 不健康な十代の若者
  • 犯罪を行なう若者
  • 喫煙はいつまでもなくならないか
    目ざめよ! 1981
  • 煙とともに消える無数の命
    目ざめよ! 1995
  • 喫煙は本当にそれほど悪いことなのだろうか
    目ざめよ! 1991
  • 危機にある若者たち
    目ざめよ! 2005
もっと見る
目ざめよ! 1990
目90 10/22 28–29ページ

世界展望

暴力のはびこる場所

米国は工業化された世界における殺人の首都と呼ばれており,統計もその主張を確証している。米国立保健統計センターの研究員によると,毎年15歳から24歳までのアメリカの男性10万人につき平均21.9人が殺される。研究の対象になった他の21か国のうち,米国に次いで殺人率が高いのはスコットランドで,米国の場合と同じ年齢層の男性10万人につき5人が殺されている。オーストリアの割合は最も低く,10万人につき0.3人である。米国における殺人事件の多くは銃に起因している。現代の銃の致死性が増しただけでなく,傍観者に対する犯罪者の無情な態度がひどくなっている。ある犯罪関係の専門家によると,傍観者のことを“マッシュルーム”― じゃまならば踏みつければいいもの ― と呼ぶ悪漢もいるという。

◆ 米国では女性をねらった暴力行為が多い。ニューズウィーク誌は,米国議会司法委員会がまとめた次のような統計を引用している。「1時間ごとに16人の女性が強姦者に襲われる。つまり,6分ごとに一人が強姦されている。毎年300万ないし400万人の女性が殴打される。つまり,18秒ごとに一人が殴られる。女性の4人に3人は,生涯中少なくとも1回は暴力犯罪の犠牲者になるだろう。……米国の強姦事件発生率は英国の13倍,ドイツのほぼ4倍,日本の20倍以上も高い」。

死を宣伝する

米国ジョージア州アトランタにある疾病対策センター発行の「罹病・死亡率週報」によると,『喫煙は米国における予防可能な死因の中で最も重要なものである』のに,『たばこは最も強力に宣伝されている製品の一つである』。そうした宣伝がたばこを試してみるよう子供たちに勧めるため,結果としてたばこの消費が増えている。またその種の宣伝は,いま喫煙している人が禁煙に踏み切るのを妨げ,いったんやめた人が再び喫煙を始めるよう促す。その報告書によれば,たばこの宣伝が幅をきかせているため,「喫煙は実際よりも危険が少なく,実際よりも広く普及しており,実際よりも社会的に容認できるものであるという見方が強まる恐れがある」。

世の終わりの脅威は去らず

超大国は平和に関する話し合いを上機嫌で行ないながらも,依然として,ある軍備交渉者の言う「不安定な,終末論的包囲」の中に閉じ込められている。1989年の報告によれば,ソ連には約1万1,000発の核弾頭がある。米国は現在約1万2,000発の核弾頭をソ連に向けている。しかし,タイム誌の論説によれば,そのような兵器が戦争の抑止力になると考える専門家の中にも,そのうち3,000発,あるいは1,000発あるだけでも十分だと考える人がいる。例えば,仮に米国の弾頭の3分の1が標的に達したとしたら,ソ連にある,人口2万5,000人以上の都市はすべて破壊し尽くされる。モスクワのクレムリンの上空でたった1発の弾頭が爆発するだけでも,半径6㌔以内にある建造物はすべて荒廃させられるが,米国が一都市モスクワにねらいを定めている弾頭は120発に上る。

同性愛者のラビ

改革派ユダヤ教は,同性愛者の僧職者を受け入れ,同性愛的な行為を是認する,米国で最初の主要な宗教団体となった。改革派のラビが開いた最近の大会では,「すべてのユダヤ教徒はその性的指向がどうであれ宗教的には平等である」という声明が承認されると共に,その声明により,「性的指向にかかわりなくすべてのラビ」が迎え入れられた。改革派ラビの会長サムエル・カーフによれば,同性愛行為を非とする聖書の言葉は,「現代の知識や経験」にとって不利になっている。したがってこの新しい方針は,同性愛者のラビに禁欲ではなく慎重な行動を求めるものにすぎない。

アルコール飲料を避ける

日本の会社では,どれほど付き合いが良いかによって人が評価されることが多く,嫌でも酒を飲まざるを得ないと感じている人は少なくない。酒を飲まない人に関する調査の結果がマイニチ・デイリー・ニューズ紙に載せられたが,それによると,同僚から飲みに行こうと誘われたとき,「先約があるので」とか「医者から止められているから」,「まだ仕事があるので」といった言い訳をして断わる人が多い。ところが今では日本に,酒を飲まない人たちの団体が結成されている。会員は酒を勧められると,「飲めない族」と書かれた会員カードを大胆に提示する。

農業が飲料水を脅かす

フランスで飲料水の水質が危うくなっている。フランスのル・モンド紙によると,主要な汚染源は工業ではなく農業である。第二次世界大戦以降,近代的な農法を採用する農家が増えるにつれ,天然の肥料に代わって徐々に化学肥料が使われるようになった。しかし化学肥料は降雨によって容易に土壌から浸出する。そのため,化学肥料は上水道に入ってゆき,硝酸塩で飲料水を汚染する。フランスの水道に関する最近の全国的な調査によると,欧州共同体が定めた安全基準を超える量の硝酸塩が含まれた飲料水を飲んでいる人は少なくとも200万人に上る。硝酸塩は特に幼児にとって有害であり,成人がかかるある種のガンと関連している可能性もある。

健康に良い昼寝

最近の科学的な研究によれば,午後3時ごろに,うたた寝や昼寝をしたくなるのは,人間本来の睡眠周期からして正常なことらしい。カナダのイクイノックス誌によると,神経学者で睡眠の研究者でもあるロジャー・ブロートンは,「主要な睡眠の時間を取ることに加え,一日一回,一般には午後3時ごろにうたた寝をする生物学的な仕組みが人間には備わっている」と結論した。研究の結果,「うたた寝をすると気分が良くなるばかりか,集中力と複雑な判断力を要する知能テストにおいても非常に良い成績を収める」ことが判明したと同誌は言う。しかし,「仕事を成し遂げるのに少しの昼寝が必要だということを上司に納得してもらうには,しばらく時間がかかりそうだ」と付け加えている。

治療と寄付

病人は,自分の教会に寛大な寄付をすれば確実に病気がよくなると期待できるのだろうか。ブラジルのベジャ誌は福音主義派のエディル・マセド牧師の次のような主張を引用している。「我々が神の言葉を広めることができるのは,基本的に信者の寄付のおかげである。それゆえ神によるいやしは,寄付をする各人の努力に比例して効果を増す」。ベジャ紙はその後,それとは異なるエホバの証人の方法について次のような論評を述べた。「彼らは十分の一税に同意しない。信者は各々,自分に可能な範囲の額を教会に与える。寄付額は内密に保たれる。皆が見守る中での献金は,信者同士で寛大さを競うことにつながる恐れがあるので非とされる」。実際聖書は,個人のいやしのためではなく他の人を特に霊的に助けるための自発的な寄付を支持している。

不健康な十代の若者

最近,医学・教育・実業各界の指導者37人から成る米全国委員会は,国内の十代の若者に完全不健康証明書を与えた。同委員会の報告は,今日の十代の若者の健康上の問題はおもに自らの行為に起因すると述べている。その報告は次のような憂慮すべき統計を挙げている。毎年,十代の少女約100万人(同国では10人に約一人の割合)が妊娠し,十代の若者250万人が性行為感染症にかかる。十代の少年のうち10%が,また少女のうち20%が自殺を試みている。高校の上級学年になると半分以上が毎月酩酊し,酒に関係した事故は十代の死因のトップを占めている。

犯罪を行なう若者

南アフリカのレディースミスで男子生徒と元学生の二人が全校生徒と職員に銃口を向けて脅すという事件があって以来,青少年犯罪の増加傾向にかなりの注意が向けられてきた。南アフリカのパーソナリティー誌の伝えるところによれば,裁判所が最近の1年間に性犯罪で有罪とした17歳以下の子供は1,235人に上る。ほかに麻薬に関する違法行為で2,278人が,また一般的な窃盗罪で1万5,814人が有罪宣告を下された。一人の高校教諭はこう語った。「多くの親は自分の生活のことで頭が一杯で,子供に関心を払っていない。気にしているのは子供の学校の成績のことだけのようだ。道徳的な指導などどうでもよく,子供の好きなようにさせている,といった印象が強い」。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする