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  • エイズ ― わびしい見通し
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  • 竹に関する突破口
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    目ざめよ! 1984
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目ざめよ! 1990
目90 11/8 28–29ページ

世界展望

新しい公教要理が攻撃される

バチカンは16世紀以来初めて公教要理の改訂を行なっている。しかし,ローマ・カトリックの教理の大要を示す434ページのこの文書は,米国の一部の司教から攻撃されてきた。US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌によれば,司教たちは,「新しい公教要理は聖書に関する時代遅れの学識や性差別用語を使い,近年における世界キリスト教統一運動の前進を正しく評価していないとバチカンに申し入れた」。「司教たちは,新しい公教要理が創造に関するくだりを文字通りに受け止めている点や,新約聖書の一部を『歴史的事実の直接的報告』とみなしている点を非難した」。司教たちが言うには,その公教要理は「あらゆる部分が等しく重要だ」という間違った印象を与える。また,イエスの復活など教会の“肝要な”教理は,み使いの存在やキリストが地獄に落ちたことなど,彼らにすれば幾分不確かに思える信条とは区別されるべきだとも主張した。新しい公教要理が完成しても,「各国の教会指導者が独自の公教要理を作る際の指針になるだけ」だろうと同誌は述べている。

エイズ ― わびしい見通し

世界中で800万人から1,000万人がエイズウイルスに感染しており,この増加は異性間の性行為によるウイルス感染が増えていることを示していると,WHO(世界保健機関)は伝えている。「世界中のHIV感染による死者数が,特に発展途上国において急増しているのは今や明白だ」と,同機関の理事マイケル・H・マーソン博士は言う。WHOはまた,感染者が増える結果,1990年代には少なくとも300万人の女性と子供が死亡すると見ている。これは80年代にエイズで死んだ人の数の6倍以上に当たる。90年代にエイズで死亡する男性の数はもっと多い見込みである。また,何百万人もの未感染の子供が親を失い孤児になる。報道によると,アメリカ大陸,西ヨーロッパ,サハラ砂漠以南のアフリカ諸国などの主要都市では,すでにエイズが20歳から40歳までの女性の死因のトップを占めており,特にサハラ砂漠以南のアフリカ諸国では,成人男女約40人に一人が感染していると言われる。

薬草が“ドル箱”?

ブラジルのような国は熱帯雨林から収益を上げることができるだろうか。可能性はある,と言うのはスカノラマ誌(スカンジナビア航空の機内誌)の一記事である。「WHO[世界保健機関]は,……薬草の栽培と薬用植物の販売を提案している。デンマークの植物学者オーリ・ハマンに言わせれば,そうした企画は発展途上国の“ドル箱”になる可能性がある」。これはなぜか。熱帯雨林には植物が豊富にあり,しかも薬効に関しては実験の行なわれていない植物も少なくない。これは研究者にとって大きな課題である。すでに約25万種の植物が同定されているものの,「植物学者の推定では,さらに3万種の植物が科学的に未知のまま残されており,その大半は熱帯植物だという」。その中には,様々な病気と闘う上で非常に役立つ植物が沢山あるかもしれない。というのは,「西洋で使われる処方薬全体の少なくとも25%,恐らく半数近くは,植物から採れる天然の成分を含んでいる」からだ。

喫煙の流行

「たばこの使用は過去20年間に全世界で75%近く増加し,そのために年間250万人ほどが不必要な早死にをしている。これは死亡者全体のほぼ5%に当たる」と,JAMA(アメリカ医師会ジャーナル)誌は伝えている。経済的な発展を遂げた国々ではたばこ製品の需要が減っているものの,発展途上国,特に東南アジア,アフリカ,ラテンアメリカなどの国々では喫煙者が増えている。例えば米国は,貿易赤字を減らすために米国産のたばこ製品の市場を開放するよう外国に圧力をかける一方,国内では反喫煙キャンペーンを支持するという恥ずかしい状況に置かれている。報道によれば,現在20歳未満の子供たちのうち2億人が最終的にたばこの使用のために死亡する見通しで,肺ガンによる死者の数は2000年までに世界中で200万人に達する。

竹に関する突破口

アジアウィーク誌によると,世界人口の4分の1は,食物,家畜のえさ,家具,足場,紙製品などに竹を利用しており,ジャイアントパンダも竹を食べて成長する。竹は強くて腐りにくく軽い。しかし大抵の種類の竹は,生物時計の働きによると思われるが,花を咲かせて種ができるまでに12年から120年かかり,その後は茂み全体が枯れてしまう。今まではこうした特性のために,品種改良を行なう科学者の努力はくじかれていた。というのも,経済的に最も重要な種類は,花が咲くまでに30年かかり,そのため研究に当たっていた科学者より長生きする場合も少なくないからだ。ネーチャー誌によると,植物学者たちは2種類の竹の生物時計を打ち破って開花を早める方法を見つけたので,品種の改良や再植林用の種子の確保も可能であると述べるようになった。竹の苗を特別な生長剤の中に植えたところ,数週間で大きな花が咲き,その後はほとんど種ができた。

生が死をもたらすとき

「毎日6時間ごとにジャンボ・ジェット機が墜落し,乗客が全員死亡するとしたらどうだろう。250人の乗客は女性で,ほとんどが人生のピークにあり,中には十代の人もいる。全員が妊娠しているか出産したばかりで,その大半は家に育ち盛りの子供がおり,家族は彼女たちを頼っている」と,産科医マルコム・ポッツは言う。これは,世界中で年間50万人の女性が妊娠中や出産時に死亡することを例えで表現したものである。ニュー・サイエンティスト誌によれば,「こうした母親の死の99%は第三世界で起きており,最大の死因は,出血,感染症,妊娠中毒症,分娩障害,未熟な中絶などである」。望まれない妊娠の結果,毎年大勢の母親と胎児が死んでいる。「中絶を望む女性は年に4,000万人ないし6,000万人に上る」と同誌は言う。

エジプトの史跡が危機にひんする

1960年代にアスワンハイダムが建設されたため,「ナイル渓谷の自然環境に根本的な変化が生じた」と,ニューヨーク・タイムズ紙は言う。「史跡の下の地下水の水位が上昇している。かんがい用運河の水が決してかれないため湿度が高くなっている。また,古代の建造物の正面から土壌の塩分が入り込み,建物が下の岩盤からはがれている。土壌は下水に汚染されている」。その結果,何千年もの歳月を生き延びてきたエジプトの考古学上の宝 ― 世界一の規模を誇る ― が深刻な危機に見舞われている。かつては安全に保護されていると考えられていた未発掘の遺跡でさえ被害を受けていることを示す証拠が増えてきた。専門家たちは問題の大きさに困りはてており,なすすべを見いだせないでいる。カイロにあるエジプト古代遺物機関のサエド・タウフィク理事はこう言う。「2,000余りの墓に加え,記念物やピラミッドやオベリスクが沢山ある。もし一つの墓を2年がかりで修理するとしたら4,000年かかる」。

新種の発見

科学者が発見する動植物の新種は年に1万種を超える。その大半は昆虫だが,ほ乳類と鳥類に関してもそれぞれ年に5ないし10の新種が同定されている。これはかなりの数に思えるが,生物学者の行く手には依然として長い道のりがある。世界には5,000万種の動植物が存在すると見られるが,これまでに発見・分類されたのは150万種に満たない。最近,ブラックフェイスト・ライオンタマリンという新しい霊長類が,世界第三の巨大都市から320㌔も離れていない人口の密集したブラジルの海岸地方で発見され,注目を集めた。熱帯林が消えゆくため,種が発見されるよりも速く絶滅が進むのではないかと懸念されている。

家庭生活の影響

「家庭のあり方は,子供の健康と成長に大きくかかわっている」と,ウォールストリート・ジャーナル紙の一記事は述べている。「幼児から17歳までの約1万7,000人の子供を対象にした,健康と感情に関する[米国]政府の調査」の統計が明らかにしたところによると,「非伝統的家庭で暮らす子供は,実の二親のそろった家庭で暮らす子供に比べ,かなり大きな問題を抱えていた」。調査前の1年間に事故やけがを経験した割合は,離婚や再婚をした母親と暮らす子供たちのほうが20ないし30%高かった。またそうした子供は,実の二親と暮らす子供に比べ,学校で留年する割合が40ないし75%高かった。停学や退学になる割合についても,結婚生活が破たんした家庭の子供のほうが70%高かった。未婚の母の子供は,それらの問題に陥る割合が2倍以上高い。また,母親を中心とする家庭の子供は,ぜんそくになる割合が50%高かった。

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