ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目91 7/8 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1991
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 増加する世界のエイズ患者数
  • 米国の宗教
  • 「イタリアはますます暴力的になっている」
  • アフリカの大物を保護する
  • ハンガリーの悪魔崇拝
  • 意外に新しいグレートバリアリーフ
  • プラスチック製の森林
  • ヒグマよさらば?
  • 平和共存
  • 教会は集合ミサを廃止する
  • “通り抜け”オフィス
  • だれが決める?
  • グレートバリアリーフへの訪問
    目ざめよ! 1991
  • 海底の世界の魅力
    目ざめよ! 1971
  • ベリーズのバリアリーフ ― 世界遺産
    目ざめよ! 2007
  • 世界展望
    目ざめよ! 1999
もっと見る
目ざめよ! 1991
目91 7/8 28–29ページ

世界展望

増加する世界のエイズ患者数

WHO(世界保健機関)の報告によると,世界162か国で今年1月から3月までの死病エイズの患者数は34万5,533人に上った。これは昨年の10月から12月までの数より9.8%増えたことを意味している。エイズの統計を実際より少なく報告する国は珍しくないので,今年最初の3か月間の患者の実数は約130万人とWHOは見ている。

米国の宗教

米国でどの宗教に所属しているかについての世論調査が行なわれ,人口の86.5%に当たる2億1,400万人がキリスト教徒と称していることが分かった。豊かなハイテクの国としては驚くべきことに,90%という意外に大勢の人が自分は信心深いと回答した。「多くの米国人の祖国である西ヨーロッパでこのような調査を行なったとすれば,どの指標もとにかく3分の1以下になるだろう」と,シカゴ大学の宗教学教授マーティン・マーティー博士は言う。米国人の26%はローマ・カトリック教会の信者で最も多く,次いでバプテスト教徒,メソジスト教徒,ルーテル教徒の順になる。非キリスト教信仰の中で最大のものはユダヤ教徒で,人口の1.8%を占めている。また,イスラム教徒は0.5%を占めている。

「イタリアはますます暴力的になっている」

イタリアで1990年の犯罪の統計がまとめられた。イタリアの日刊紙「コリエーレ・デラ・セラ」によると,そのデータは「極めて明確に状況を伝えている。そして,警戒すべき理由を示している」。犯罪は前年に比べて21.8%増加している。イタリアの統計局(ISTAT)がまとめた数字によると,1990年に250万1,640件の犯罪が司法当局に報告された。ということは,毎日平均6,854件の犯罪が発生したことになる。特に,強盗は恐ろしいほどの勢いで増加している。1990年には,1989年に比べて17.9%増の2万4,817人の未成年者が犯罪に関係したと伝えられているため,改善される確かな見込みはないようだ。1990年代に入って,「イタリアはますます暴力的になっている」と,日刊紙「ラ・レプブリカ」は述べている。

アフリカの大物を保護する

先日ドイツの専門家の一団が,アフリカの象の数が10年ぶりに増加したことを発表した,と南アフリカの新聞「スター」は伝えている。彼らは,現在アフリカには60万9,000頭の象がいると見ている。それは1979年当時に生息していた数の半分以下であるが,減少の傾向にやっと歯止めがかかったと彼らは考えている。彼らは,象牙に対する禁令が広まって象牙の値段が暴落し,売買が成り立たなくなったことを理由として挙げている。同時に,アフリカのサイを保護する運動も緊急に行なわれている。ナミビアでは,密猟者たちがサイを殺す理由をなくすため,自然保護論者たちはサイの角を切り取っている。しかし同紙によると,スワジランドの自然保護論者テッド・ライリーは,このような窮余の策はうまくゆかないと予測している。彼は密猟者たちが子供のサイさえも殺して,その小さい角を取るのを目にしてきたからである。

ハンガリーの悪魔崇拝

ハンガリーでは若者たちの間で悪魔崇拝が余りにも広く行なわれているため,国中があ然としている。ロンドンの週刊紙「ユーロピアン」が伝えるところによると,「十代の若者たちによる儀式的殺人を調査した結果,最近出版されている魔術を扱った雑誌を読んで興味を引かれ,悪魔崇拝に手を出すようになった若者の場合が数百件に上ることが明らかになった」。そのような儀式的殺人の一つに,ある17歳の少年が関係していた。この少年は13歳になる妹を刺し,ばらばらにして体の各部を部屋の中のあちこちに置いていた。クリスチャン民主人民党の副書記長ベラ・チェッパが,ホラー文学,映画,ビデオの宣伝を禁止するよう強く訴えたのも無理からぬことである。

意外に新しいグレートバリアリーフ

世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフはかつて考えられていたほど古くないのかもしれない。オーストラリア北東部の沿岸に約2,000㌔にわたって広がるこの雄大なサンゴ礁は,およそ2,000万年前のものとされていた。しかし,このサンゴ礁を研究している地質学者たちは先ごろボーリングを行なってサンゴの層を調べた。その結果,科学者たちはサンゴ礁の年齢に関する疑問を再検討することになった。現在では,50万年ないし100万年しかたっていないと考えられている。この発見は,異なる形態の生物が幾百万年もかけて徐々に現われたとする伝統的な進化論と矛盾しているように思えるため,科学者たちの間に波紋を投じることになるだろう,とフランスの雑誌「テール・ソバージュ」は述べている。同誌の言葉を借りれば,サンゴ礁から得た証拠は,生命が「巨大な爆発的発生」によって現われたことを示しているように思える。

プラスチック製の森林

発明家のアントニオ・イバニエス・アルバは,「人工の森林を作れば,10年で砂漠が耕地になる」と主張している。無理な話のように思えるが,北アフリカの幾つかの国はこの考えを歓迎している,とマドリードの日刊紙「ディアリオ16」は伝えた。森林の自然の役割に似せて,何百万本ものプラスチック製の木に,夜間は空気中の水分を閉じ込めさせ,昼間はその湿気を放出させるという計画である。理論的には,このような人工の樹木は10年間で十分な降雨を促し,本物の木に仕事を譲ることができるようになる。ポリウレタン製の木はどんな格好をしているのだろうか。「造物主の設計が最も優れているので,人工の木はヤシの木に似せてある。ヤシの木は露を閉じ込め蒸発を促進するのに理想的な造りになっている」と,設計者は説明している。こうした木の利点はどこにあるのだろうか。かんがいの必要がなく,切り倒されてたきぎにされることもまずないところにある。

ヒグマよさらば?

パリの新聞「ル・フィガロ」によると,フランスには間もなくヒグマが一頭もいなくなってしまうかもしれない。ヨーロッパのヒグマはかつて英国諸島からスペインにかけて生息していたが,西ヨーロッパからはほとんど完全に姿を消してしまった。フランスではヒグマは1962年以来,正式に保護されてきた。しかし,環境保護論者たちが心配しているのは,密猟,毒殺,またフランスとスペインにまたがるピレネー山脈にあるヒグマたちの自然の生息地の消失などによって,生き残っているヒグマの数が約10頭にまで減ってしまい,絶滅を免れるには余りにも少な過ぎるということである。環境保護論者のジョージ・エロムはヒグマを救う努力が見たところ失敗していることを嘆き,「これは我々が環境を守ることにおいて全く無能であることを示している。しかし今,我々は環境が生命そのものであることを悟った」と述べている。

平和共存

カラスと人間との闘いは,少なくとも群馬県太田市に関して言えば,カラスのほうに軍配が上がった。長年,カラスは捨てられた針金や銅線の切れ端を使って送電用の鉄塔に巣を作ってきた。その金属製の巣が停電を引き起こそうが,カラスはお構いなし。こうした巣をいつもいつも取り除くことにうんざりした東京電力は,巣を取り除く代わりにカラスの巣作りを助けることに踏み切った。同社は新しい方針を採用した最初の年に,かごのような形の幾百もの巣を送電に支障のない仕方で鉄塔に取り付けた,とアサヒ・イブニング・ニューズ紙は伝えている。カラスは新しいかごが気に入ったらしい。こうしてようやく,太田市のカラスと電力会社の平和共存が図られる次第となった。

教会は集合ミサを廃止する

バチカンは,1991年2月22日に聖職者聖省が発布し,バチカンの新聞「オッセルバトーレ・ロマノ」に掲載された布告によって,バチカンはいわゆる“蓄積ミサの取り引き”を廃止しようとした。“集合ミサ”もしくは“蓄積ミサ”とは何だろう。カトリック教会は司祭が死者ミサのような特別の“意図”,つまり目的のためにミサを執り行なうことに対して,金銭,産物,商品などの寄付を受け取ることを許している。ところが,かなり最近になって一部の司祭たちは,寄贈者に知られないように他の信徒からも寄贈品を受け取っておきながら,頼まれた“意図”を全部まとめて一回の“集合”もしくは“蓄積”ミサで済ませるようにしている。今回の布告によると,今後は寄贈者の明確な同意がない限り,そういうやり方は許されない。「少しでも収益あるいは聖物売買の外観を呈するならスキャンダルの種になりかねない」のでこの決定が下された,と布告は説明している。

“通り抜け”オフィス

大阪を訪れる人は高速道路が円筒形のビルを突き抜けているのを見て驚く。マイニチ・デーリー・ニューズ紙によると,阪神高速道路公団の役員は,「道路はビルに接触しない構造になっているので,振動は感じられないはずだ。オフィスで働く人たちが騒音や排気ガスに悩まされないよう高速道路を覆う壁も取り付ける予定だ」と説明している。このような建て方になった主な理由は,この地域の土地が1平方㍍当たり約1,000万円もするからである。高速道路を高架にして,16階建てのビルの5階から7階までの間を通すと,同公団にとってほぼ16億円という大きな経費の節約になる。大阪ではこのようなビル通り抜け式幹線道路建設が3件予定されているが,その中ではここが最初で,来年開通する予定である。

だれが決める?

広告業者はずっと以前から,子供たちに働きかけて親に買わせる方法を知っていた。フランスの子供研究所が行なった調査で明らかになったことをル・フィガロ誌はこのように伝えている。「次に挙げる分野では子供の意見が通る。食べ物(70%),休暇の計画(51%),衛生や化粧品(43%),家庭用品(40%),テレビとステレオ(33%),車(30%)」。しかし,ある大手の広告代理店の幹部はひとこと注意を与えた。「大人は子供の言いなりになるべきではない」。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする