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目ざめよ! 1992
目92 10/22 28–29ページ

世界展望

国連に転機が訪れる?

「地球サミット後の国際連合は大きく様変わりするかもしれない」と,サンフランシスコ・クロニクル紙に科学記事を寄稿しているシャルル・プティは述べ,さらに,「この世界機構は47年前にサンフランシスコで憲章が調印されて以来,ついにその本領を発揮しはじめたようだ」と語った。1992年6月にブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連会議の地球サミットは,世界が今直面している幾つかの環境問題を扱うことを試みたが,その多くは,各国が独自に対応できる枠を超えていることは明らかだ。ワールドウォッチ研究所のヒラリ・フレンチは,「諸国家は事実上,主権の一部を国際共同体に譲り渡し,国際的な環境管理のための新たな機構作りを始めている」と述べた。

働く女性

世界銀行と国際通貨基金発行の機関誌「金融と発展」によると,「経済活動を行なう」女性,つまり賃金労働を行なっている女性は世界中で増加の一途をたどっているが,依然として山のような障害に直面している。同誌の推定によると,全世界で約8億3,000万人の女性が経済活動を行なっており,その70%は発展途上国に住んでいる。アジアの一部の地域やアフリカでは,中学校に通っている女子生徒は男子生徒に比べてはるかに少ない。それで25歳以上の女性の約75%が文盲であったり,それらの女性がまともな仕事に就けない場合が多かったりしても不思議ではない。経済活動を行なう女性は男性に比べてはるかに少ないが,それは女性が働いているかどうかを反映しているとは言えない。それと言うのも,統計に反映されているのは正式に就職している人だけであり,内職や家内工業という形の労働は反映されていないからである。アジア,アフリカ,太平洋諸国で,女性は平均して男性より週に約12ないし13時間余分に働いていることが幾つかの調査で明らかになっている。

「地獄は実在する」?

「地獄は実在し,不変である」。イタリアのイエズス会士たちはバチカンの承認を受けた定期刊行物「ラ・チビルタ・カットリカ」の中でそう断言している。火の燃える地獄は実在し,そこには責め苦があるということになっているが,カトリック教会の中ではこの教えを口にしない傾向が見られ,イエズス会士たちは,この傾向を憂慮しているようである。例を挙げると,若者向けの教理問答が,「悪人に対する報復という奥義」に1ページも割いていないことをイエズス会士たちは批判している。イエズス会士たちの主張によれば,地獄の火の「火」とは単に「神のみ前から排除されることや,断罪された者たちの抱く自責の念」などではなく,むしろ地上でおかす罪に対する処罰としての痛みが関係している。また,とりわけ若者たちに地獄について話すよう,神学者や司祭や教理問答の筆者たちに勧めている。しかし聖書はそのような教理を教えてはいない。「死んだ者には何の意識もな(い)」と述べている。―伝道の書 9:5。

コミック本に性犯罪の引き金の疑い

しばらく前に,警視庁は16歳の高校生を25件のわいせつ行為の容疑で逮捕した。この若者によると,犯行の引き金となったのはわいせつなコミック本であった。一つの事件では,性描写の露骨なコミック本をコンビニエンスストアで買った後,10歳の少女をトイレに連れ込み,本に描かれていたみだらな場面をその場で無理やり演じさせたという。若者は24件の同様の犯行をも自供しており,そのほとんどが同様にわいせつなコミック本に刺激されて犯したものであることを認めた。ザ・デーリー・ヨミウリ紙によると,「昨年,わいせつなコミック本に刺激されたと思われる未成年者の性犯罪の届け出は,東京で86件にのぼった」。

最古の製パン所?

AP通信の報道によると,エジプトのピラミッドの近辺で作業していた考古学者たちは,世界最古の製パン所かもしれない施設を発掘した。この製パン所はピラミッド建設に従事していた者たちにパンをあてがうために用いられたようである。エジプト学者で,この発掘を監督した人たちの一人であるマーク・レーナーは,「製パン所といっても,1日3万人を軽く養える,とてつもない規模のものだ」と述べた。レーナーは製パン所内の作業条件が,ひどい熱気と濃い黒煙のこもった劣悪なものであったに違いないと見ている。また,「屋内は,雨の降りしきる夜空の様相を呈していたのであろう。我々は,黒のビロードのように見える,厚さ45㌢の積もった灰の層を掘り抜いた」と述べた。この製パン所は,ピラミッド建設の時代からのものとみなされている。

日本の酸性雨

日本の酸性雨は欧米並のレベルに達した,とザ・デーリー・ヨミウリ紙は伝えている。同紙によると,降水のpH(酸性・アルカリ性を示す指標)の値が5.6を下回ると,酸性雨とみなすことができる。環境庁が設置した検討委員会が過去数年の雨の酸性度の平均を観測した結果,4.3という低い値,つまり酸性度がかなり高くなっていることが分かった。酸性雨との因果関係はまだ明らかになっていないとは言え,同委員会の報告によると,日本の各地で杉や松の林の衰退が進んでいる。

森林と大気の成分の調節

アンモニアは地球の大気に欠かせない成分である。これはアルカリ性の化合物なので,酸性雨の酸性度を和らげることができる。しかし多すぎると,多くの都市の上空にかかる醜い茶色のスモッグの雲の原因になってしまう。最近の研究によると,大気中のアンモニアを適量に維持するのに森林が貢献しているようである。デンバー・ポスト紙は,科学者たちが米国コロラド州の森林の上空の風に含まれるアンモニアの量を測定したことを伝えた。風に含まれるアンモニアの量が,葉の細胞に自然に含まれる量より少ないときには,森林の植物はアンモニアを空中に放出した。しかし風がすでに通常より高い濃度のアンモニアを運んでいるなら,森林の植物はアンモニアを放出する代わりにそれを吸収した。一連の実験を行なった科学者の一人,アンドルー・ランフォードは,「森林は全体として(人工の)成分でよほど痛めつけられていないかぎり,大気の成分の調節が効くよう丈夫にできている」と述べた。

カヤファの墓が見つかる?

南アフリカはヨハネスブルクの新聞「スター」の伝えるところによると,イエス・キリストの殺害に手を貸したユダヤ人の大祭司カヤファの墓と遺骨らしきものがエルサレムで発見された。骨壷も発見されたが,それには「エホセフ・バル・キエファ」という銘が刻まれていた。カヤファは西暦18年ごろ大祭司となり,キリストばかりかその追随者たちをも迫害し,西暦36年ごろに職を解かれた。ユダヤ人の歴史家ヨセフスもカヤファに言及しているが,カヤファは遺骨が本人のものであることを文書によって立証された数少ない古代の人物の一人である。スター紙によると,ある考古学者は,「エルサレムで発見された1,000を超える骨壷のうち,名前を確認できたのは五つぐらいだったと思う」と語った。

アルコールと脂肪?

アルコール飲料を飲み過ぎる人たちが太りやすいというのは周知の事実である。しかしなぜアルコールを飲むと太るのだろうか。スイスのチューリッヒ大学で少し前に行なわれた研究により,興味深い可能性が浮かび上がった。アルコールによる肥満には,アルコールに含まれるカロリーだけでなく,脂肪を燃焼させる体の能力へのアルコールの作用の仕方が関係しているようだ。体が脂肪を燃焼させるペースの遅いことは栄養学者たちには以前から知られていた。体は脂肪を蓄積しようとするが,糖分や炭水化物ならすぐに燃焼させる。しかし,アルコールには,体が脂肪を燃焼させる速度をさらに落とす作用がある。ある実験で,被験者の男性たちが,毎日純アルコール90cc相当を含む食事を取った。これはビール約6杯に相当する。この食事を続けた男性たちの体が燃焼させた脂肪分は,通常より3分の1少なかった。食事に含まれる脂肪分が多ければ,この影響がさらにはっきり表われるのは言うまでもない。

「嘆かわしい記録」

フランスの新聞「ル・フィガロ」によると,1991年はフランス史上最も犯罪の多い年であった。フランスの治安維持当局は最新の犯罪統計を公表したが,それによるとこの国では昨年370万件を超える犯罪の届け出があった。これは1990年に対して7%強の増加である。犯罪全体の4分の1強はパリ近郊で発生している。同紙によると,「ほとんどすべての種類の犯罪に著しい増加」が見られ,それが「都市近郊における前例のない暴力行為」から「特に政治家の間で広まっているホワイトカラーの犯罪」にまで及んでいる。この最新の数字は,今やフランスの犯罪発生率が40年前の7倍に上昇したことを物語っている。ル・フィガロ紙は「嘆かわしい記録だ」と締めくくっている。

受動喫煙の訴訟

先ごろ,オーストラリアのニューサウスウェールズ州地方裁判所は,64歳の女性に対する高額の損害賠償の支払いを認める判決を下した。この女性はかつての職場の雇い主を相手に,自分の健康がひどく損なわれたのは,たばこの煙の充満する職場で十数年働いたためであるとして訴えを起こしていた。それまでこうした問題は示談で解決されていたが,この画期的な判決では,裁判所は原告に対する8万5,000オーストラリア㌦(約820万円)の支払いを認めた。ザ・オーストラリアン紙によると,たばこの煙の充満した空気を吸う非喫煙者の健康を喫煙者が損なうことがあるという点を陪審が認めたのは,これが初めてである。この判決の影響はレストランやホテルやナイトクラブ,また他の職場に波及し,煙のない職場が確保されていなければ,たばこを吸わない従業員たちが高額の損害賠償を求めて訴えを起こすかもしれないと考える人もいる。

早熟な性と心理面での混乱

性交を経験する若者は,性行為感染症のほかにも非常に多くの問題を抱えることになる。イタリアの新聞「ラ・スタンパ」によると,あまり知られていない危険の一つは,未熟な性生活が「若者の思いを混乱させたり,対人関係を損なったりする精神病」の発生の原因となることがあり,それが「常軌を逸した行動を取ったり,アルコールや麻薬を乱用したり,犯罪に走ったりするまでになる」ことを指摘した。心理社会学研究センターとイタリア司法省の主催したローマで開かれた大会では,初めて性体験を持つ若者の年齢が低くなる一方であることが確認された。あるコンサルタントによると,その平均年齢は17歳である。

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