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  • 私が減量できたのですから,だれにでもできます!
  • 目ざめよ! 1993
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目ざめよ! 1993
目93 1/22 12–14ページ

私が減量できたのですから,だれにでもできます!

風呂場の体重計は大嫌いですか。私は嫌いでした。去年,110㌔近くという新記録に達した体重計の針を見つめ,嫌気がさした時のことは忘れもしません。その時,こう考えました。『ボクシングのヘビー級世界チャンピオンや,プロのアメリカン・フットボール選手の大半より重いわけだ。これは笑い事では済まない。このままでは危ないぞ』。

多分,あなたも私のような人をご存じでしょう。中年に差しかかった事務系の仕事をしている男性で,若い時は運動したものの,今では新聞にひとしきり目を通す合間を見ては思いついたように体操するという有様の人を。高血圧すれすれ,血清コレステロール値は“高め”,そして約20㌔太り過ぎなのにさほど深刻ではないと思っていました。

実のところ,これは疑いもなく深刻です。私のような人が毎日心臓発作で亡くなっています。しかも,心臓発作を起こす人は大勢いるのです。お望みなら体重が1㌔増えるごとに高くなる危険性に関する統計を提供できますが,本当の問題は統計には表われません。はっきり言えば,孤児とやもめが後に残されることが問題なのです。そうです,問題は私の二人の幼い娘のような子供たちが,大人になってゆくときに父親がいないということです。

父親の皆さん,この点について考えてみてください。

いったん減量する決意を固めてからは,「目ざめよ!」誌,1989年5月22日号の「減量のための努力は勝ち目のない闘いですか」という特集記事,とりわけ肥満との闘いに関する「4原則で減量に成功」という記事に載った優れた情報を思いに留めました。提案されている四つの方法とは,(1)ふさわしい食物を,(2)ふさわしい時に,(3)ふさわしい量だけ食べ,(4)ふさわしい運動をする,というものでした。

この指針は効果てきめんでした。このとおりにしてみて,約30㌔減量できたのです。ですから,皆さんも減量できるでしょう。私が減量中に気づいた幾つかの点は,皆さんにも参考になると思います。

減量は頭から始まる

太り過ぎの人は30代になってから,毎年数キロの割で徐々に体重が増えた場合が多いようです。時折ダイエットして数キロ減るものの,すぐにおまけが付いて戻ってきます。私もそのような状態だったので,一種のあきらめの気持ちが募りました。何をしても無駄なら,がんばってもどうしようもないのではありませんか。

あきらめの気持ちという悪循環を断つには,ダイエットをウエストではなく頭から始める,つまり食べ物に対する考え方を変えることです。これには紛れもない現実を直視することが求められるかもしれませんが,そうしなければ,ダイエットは駆け出しからつまずくでしょう。

私は1週間の飲食物をすべて記録して目を開かれました。確かに食事どきは腹八分目にしていましたが,夜ひっきりなしに食べ物をつまんでいたため,昼間自制を働かせても,そのすべてがふいになっていました。胃袋に夕食後入ったチーズ,ナッツ,ピーナツバター,クッキーのカロリー計算をしたところ,びっくりしました。なお悪いのは,このような食べ物には脂肪分や糖分がたっぷり入っていることです。それで私の場合,夕食後は食べ物を一切控えなければ,どんなダイエットをしても無駄だったでしょう。耳が痛い話ですか。

つらいことでしたが,次に認めなければならなかったのは,アルコール飲料を一切やめなければ,減量とその後の体重維持は望めないという点です。アルコールは高カロリーで脂肪に変わりやすいだけでなく,晩にワインを1杯たしなむだけで自制心が弱まり,何も食べないという決意は揺るぎました。ワイン1杯は,ワイン1杯では済みません。言ってみれば,私の場合,クッキー6枚とおわん1杯のナッツがおまけで付いてくるのです。代わりに飲む物としてハーブティーに勝るものはないと思いました。目標の体重に到達した今でも,酒類は以前より控え目にしています。

以上の点を正直に吟味した結果,私の減量期間中のダイエットに関する二つの曲げられない指針の価値を認めることができました。

1. 夕食後は一切食べ物をつままない。

2. アルコールは一切飲まない。

ダイエットの敵を知る

フランスには,「アン マンジャン,ラペティ ヴィアン」ということわざがあります。これは食べれば食べるほどおなかがすく,という意味です。多くの人にとって,これは文字どおり真実です。好物が置かれた食卓に着く時にはおなかがすいていなくても,いったん食べ始めるとなぜか突然腹ぺこになるのです。それで食事をぺろりと平らげたり,4回もおかわりをしたりして,おなかが苦しくなってしまうのです。いったいどうしたというのでしょう。

私にとって問題はパン,それも手作りのパンでした。妻はとてもおいしいパンを作ってくれますが,しばらくは辛抱してパン焼きをやめなければなりませんでした。これだけの誘惑に持ちこたえるのは至難の業です。あなたにとっては,チョコレートなどが問題となるかもしれません。要は敵を知ることです。食べ始めるとおなかがすく食べ物を書き出して,その種の食べ物を避けましょう。代わりに食べることのできるものはいくらでもあります。私の場合,サラダや蒸した野菜はおいしくて満腹感があり,それでいてもっと欲しいという誘惑に駆られないことが分かりました。

山を乗り越える

ヨーヨーダイエット,つまり減量するものの,また元に戻ってしまうようなダイエットをしていれば,欧米のほとんどの先進国で繁盛しているダイエット関連の業者のかもになるだけです。ヨーヨーダイエットはもうこりごりですから,今回は取り組み方を変えようと決心しました。けれども,どんな方法があるのでしょうか。

ためらわずに援助を求めてください。かかりつけの医師に話してみましょう。毎週わずかでも体重が減っていることをほめてねぎらってくれる人を見つけましょう。これは家族や,同じくダイエットに励んでいる友達,あるいは評判の良い減量クリニックの人かもしれません。互いに協力し励まし合うなら,以前に減量を試みたときに挫折した山を乗り越える助けが得られます。ここまで来れば,体調は良くなり,あなたの容姿をほめてくれる人も現われるでしょう。これ以後,心理的な要素はあなたの敵ではなく,味方となります。

山を乗り越えるもう一つのかぎは,腹ぺこでひもじい思いをしないような無理のないダイエットをすることです。ダイエットに関するいちばんのアドバイスは,ふさわしい食物に関して「目ざめよ!」誌,1989年5月22日号で取り上げられた要点を詳しく述べたものにすぎないということも分かりました。私は減量のため,朝食は低脂肪のシリアル食品か低カロリーのマフィンのどちらかにグレープフルーツ半分,昼食は低脂肪のドレッシングをかけたたっぷりのサラダ,夕食は蒸した野菜と赤身の肉で,パンやデザートは抜き,という食事をとりました。一日1,200から1,500カロリーという食事には厳しいものがありましたが,苛酷とまではいきませんでした。りんごは手軽なおやつとなりました。どうしても空腹感を紛らすことのできない時もたまにありましたが,その時にはいつも秘密兵器を使いました。これはダイエット中の人すべてが知っておくべき秘密です。

秘密兵器

その秘密兵器とは何でしょうか。それは体に良い物質で,ほとんど瞬時に満腹になり,カロリーを一切含んでいないうえ安いもの,つまり水です。ダイエットを成功させる点で一日6杯から8杯の水が果たす役割は侮りがたいものです。空腹を訴えても水しかもらえないということを体がひとたび覚えると,空腹感は静まってゆきます。これまでの人生でずっと続いてきた,夕食後食べ物をつまむ習慣をやめるうえで,水以上に役立ったものはありません。

長期に及ぶ減量の別の秘密兵器は,定期的な運動です。もちろん,運動が減量に役立つことは周知の事実ですから,どこが秘密なのでしょうか。この場合,体調も見栄えも良くなるために得られる,心理面の絶大な効果が秘密というわけです。このような報いは,何かの食べ物が恋しくなる時も,その気持ちを補って余りあります。そして,自分が冷凍ブドウを食べている時に,周りのみんながチョコレートムースを食べていても,うらやむことなく闘いを続ける助けとなります。

ダイエットも運動も,両方行なって初めて完全なものになります。減量しているからと言って青白い顔になってしまうわけではありません。定期的に運動すれば,顔のつやは良くなり,筋肉も引き締まります。事実,周りの人は,私の筋肉が締まってきたのを見て,私の体重が実際よりも早く減っていると錯覚したほどでした。テニスのようなだれかと一緒に楽しめるスポーツと,ウエートリフティングのような一人でいつでもできる運動のいずれも必要であることが分かりました。運動すればダイエットが実際より効果的に見えるのと同様に,ダイエットをすれば運動が実際より効果的に見えました。10年間ぜい肉に覆われていた筋肉が見えるようになったのです。体重が約110㌔から約80㌔に下がると,近所の元気な十代の若者たちといっしょにいつもの運動をして,私のペースについてこれるかどうか試してみたいという気にさえなってきました。

私のようにかなりの間太り過ぎが続いた人なら,毎朝起きるたびに重い荷を背負っている気がしてくたびれ,一日中のろのろと動き,晩は安楽椅子で船をこぐという習慣にはまってきたことでしょう。体重が20ないし30㌔余分にあることは,生涯鉄の球を鎖でつないで引きずるようなものです。私は,朝むずむずしてベッドから飛び起き,体力が一日余裕でもつという気分を本当に忘れていました。でも今は違います。

果てしなく続く闘い

目標の体重に到達するのは,長期戦に勝つようなものです。しかし緒戦を乗り切っても,本当の闘いは始まったばかりです。中年で座業に携わる人たちは,苦労して減らした体重を維持するため,食べ物に注意を払わなければなりません。その秘訣は,ダイエットを生涯の計画としてとらえることです。目標は減量から体重維持に修正されるかもしれませんが,決して闘いが終わったわけではありません。昔の食習慣に戻れば,体重も戻ってしまうでしょう。

目標の体重に到達したなら,記念に新しい服を買うのはいかがでしょうか。それから,古い服を処分することを考えてください。まさかの時のために,古い,だぶだぶの服を取っておくのは,失敗するつもりでいるようなものです。過度にゆったりしていない服を着れば,望みに反してサイズが逆戻りしていることにすぐ気づくでしょう。体重維持のための食事は減量食より変化があっても,生涯努めて低脂肪,低糖分の食品だけを取るようにしてください。また,定期的な運動もやめないでください。それが良い体調を保つ秘訣なのです。―寄稿。

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