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目ざめよ! 1993
目93 8/8 8–10ページ

道徳に関する完ぺきな導き

航路から外れないように進むには,航海長は信頼できる海図と計器類を必要とします。同じように,人間は日々直面する道徳上の決定を下すために,信頼できる導きを必要とします。変わりがちな,あるいは一貫性のない道徳上の導き,また特定の文化圏や社会の中でしか通用しない導きでは不十分です。道徳に関する完ぺきな導きは,人種や文化を超越したものでなければなりません。

皮肉なことに,多くの人が退けてきた本,ある人々から楽しい寓話にすぎないと言われてきた本,歴史上どんな本よりも批判の対象とされてきた本である聖書こそ,道徳に関する完ぺきな導きなのです。聖書そのものが,聖書は人間のために備えられた神からの道徳上の導き,「義の進路」にあるわたしたちの道を照らす「ともしび」であると述べています。―詩編 23:3; 119:105。

この際立った主張の正しさを裏づける証拠が何かあるのでしょうか。聖書の規準に従って生活するほうが人間の作った倫理に従って生活するより勝っていることを示す証拠はあるのでしょうか。

聖書と性道徳

性道徳のことを考えてみましょう。聖書は「性の不道徳を避けなさい」と述べて,結婚関係外の性関係を持たないよう命じています。(コリント第一 6:18,新国際訳。エフェソス 5:5)聖書は既婚者に,「結婚はすべての人の間で誉れあるものとされるべきです。また結婚の床は汚れのないものとすべきです。神は淫行の者や姦淫を行なう者を裁かれるからです」と諭しています。(ヘブライ 13:4)さらに,この命令に従わない人は自分の身に害を招き,他の人の権利を侵害することにもなると聖書は教えています。―箴言 6:28-35。テサロニケ第一 4:3-6。

十代の妊娠,エイズやヘルペスや梅毒などの性行為感染症の脅威,増加する離婚率といった数々の破壊的な問題はすべて,聖書の助言が1990年代の生活にも通用することを示す証拠です。聖書の道徳にしっかりと従う人は,多くの心痛や苦悩を経験せずにすみます。さらに重要な点として,その人は正しい良心を保つことができます。(ペテロ第一 3:16)24歳のジョナサンは,「神のみ前に正しい事柄を行なうことから来る自尊心や満足感があります」と言います。ジョナサンはエホバの証人です。「多くの若者がエイズで命を失っているので,道徳面で貞潔であれば文字通り自分の命が救われるかもしれません」。

神を恐れる夫婦は,聖書の道徳に従うと結婚生活に良い影響が及ぶことに気づきます。23歳のある主婦はこう言っています。「夫もわたしも結婚するまで純潔を守りました。二人で分かち合える特別なもの,最近の若い人が配偶者と分かち合うことがほとんどできないものをわたしたちは持っていたと感じます。これは夫婦間の愛の絆を強くするのに役立ったと思います」。

聖書とビジネス

聖書には,商業倫理についての独自の規範も記されています。聖書は,不正直な人たちが繁栄しているように見えることを認めてはいますが,わたしたちにいつも正直であるよう強く勧めています。(詩編 73:1-28)「二種類の分銅[一つは買う時に使う正確な分銅,もう一つは売る時に使う不正確なごまかしの分銅]と二種類のエファ升 ― それは両者ともエホバにとって忌むべきものである」。(箴言 20:10)ですから,エホバの証人はいかがわしい商法を避けます。

もちろん,クリスチャンはそのために不便な思いをするかもしれません。あまり良心的でない事業家に対抗するのは困難な場合もあるでしょう。正直であるために他の人から変わり者だとか,愚か者とまで思われるとしても,クリスチャンはお金よりも価値のある正しい良心を保ちます。心が安らかなので,夜はぐっすり眠れます。不正が発覚して処罰されはしまいかという強い不安にさいなまれることはありません。―箴言 3:21-26と比較してください。

さらに,多くの証人たちは,聖書の道徳に従いつつも経済的に十分やってゆけることに気づいています。正直な人はたいてい,従業員,顧客,仕入れ先,貸し主から信用されます。それは自分にとって有利に働くことがあります。

拾った物は自分の物?

前にも述べましたが,拾った物は自分の物という考え方があるため,根は正直な人々の中にも盗みをする人がいます。しかし聖書は,古代の神の民にこう命じています。「同国人の雄牛または羊が迷い出ているのを見たなら,あなたはそれを無視してはならず,それをその人のところに連れ戻しなさい。もし所有者が近所の人ではなく,あなたもその人がだれかを知らないならば,その動物を自分の家に連れて行き,所有者がその返還を要求するまでそれを自分のところに置き,その後それを所有者に返しなさい。あなたの同国人が失った物は,ろばや外套その他何であれ,もしあなたが見つけたなら,同じようにしなさい」― 申命記 22:1-3,新英訳聖書。

エホバの証人は今でもこの原則に従っています。ニューヨークのブルックリンに住む一人のエホバの証人は,路上で2万5,000㌦の入った袋を拾いました。それは,ふとしたミスで現金輸送車が落としていったお金でした。使い古しで額の小さい紙幣だったので,見つけられる可能性はありませんでしたが,このエホバの証人は警察にお金を届けました。そのため職場の同僚から非難されました。驚いたことに,正直に振る舞ったこの人は警察からも嘲笑されました。しかし,このクリスチャンの男性は,「私は毎日の生活で聖書の教えを守るよう努めているのです」と言います。聖書はヘブライ 13章18節で次のように述べています。「わたしたちのために祈りつづけてください。わたしたちは正直な良心を抱いていると信じています。すべてのことにおいて正直に行動したいと願っているからです」。

あらゆる人の心に訴える

聖書は,道徳に関係したその他の問題についても健全な導きを与え,親切,公平,公正,真実,尊敬,礼儀正しさ,責任感,他の人に対する人間味ある気遣いなどを奨励しています。道徳に関する聖書の助言を一言で言えば,「自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません」という黄金律になります。―マタイ 7:12。

道徳に関する聖書の指針は,その与え主に調和して,どの国や文化圏でも通用します。「文明に貢献したキリスト教」という本の中で,チャールズ・D・エルドリッジはこう書いています。「一つの国で書かれた本が他の国で評判になることはめったにない。それは移植の際の重圧に耐えられない木のようなものである。……しかし,聖書は例外である。聖書は,その活力や魅力をほとんど失うことなしに,天下のあらゆる土地に移植された」。

ですから,聖書のように言語や文化や人種を超越し,あらゆる人の心に訴える本はほかにありません。聖書筆者の一人は次のように表現しています。「聖書全体は神により霊感を受けたもので,信仰について教え,誤りを正し,人の生活の方向を定め直し,正しい生き方の点で人を訓練するのに役立ちます」。(テモテ第二 3:16,フィリップス訳)確かに,聖書にはところどころ理解しにくい部分があります。昔,聖書を熱心に読んでいたある人は,読んでいる事柄が分かるかどうか尋ねられました。その人は「だれかが手引きしてくれなければ,いったいどうして分かるでしょうか」と答えました。―使徒 8:29-35。

その男性は聖書を理解するために個人的に援助を受けました。今日でも,エホバの証人の聖書教育活動を通してそのような個人的な援助を受けることができます。エホバの証人は200以上の国や地域で,神の言葉を理解するようすでに幾百万もの人々を援助してきました。あなたも最寄りの王国会館を訪ねて,その聖なる書物についてさらに学んでみるのはいかがですか。

興味深いことに,倫理的な振る舞いは,「立派な模範を見て,……あるいは倫理的な人たちと『一緒にいる』だけでも学ぶことができる」と言われています。このような大きな理由があるので,お近くの王国会館に通っている人々と知り合いになるのはよいことです。もちろん,エホバの証人が生まれつき他の人よりも優れていると言っているのではありません。むしろエホバの証人の道徳的に立派な振る舞いは,神の言葉に力があることを示す証拠なのです。―コリント第二 4:7。

世の中の道徳はこれからもあてもなく流されてゆくことでしょう。聖書は,「邪悪な者とかたりを働く者とはいよいよ悪に進(む)」と予言しています。(テモテ第二 3:13)しかし,この破壊的な風潮にあなたまで流されてしまうことはないのです。神は信頼できる羅針盤,決して誤ることのない導きを備えておられます。あなたはそれに従いますか。

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聖書そのものが,聖書は人間のために備えられた神からの道徳上の導き,わたしたちの道を照らす「ともしび」であると述べている

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道徳に関する聖書の指針は,どの国や文化圏でも通用する

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「自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません」― マタイ 7:12

[9ページの図版]

神を恐れる夫婦は,聖書の道徳に従うと結婚生活に良い影響が及ぶことに気づく

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