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目ざめよ! 1993
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人を魅了するオパールの美しさ

オーストラリアの「目ざめよ!」通信員

多くの人々から愛誦されているある叙情詩は,『ダイヤモンドは女性の最良の友』とうたっています。しかし,まばゆい光でその所有者を魅了するのはダイヤモンドばかりではありません。きらめく色彩と息をのむような美しさにかけては,多彩なオパールの右に出るものはないからです。

オパールは非晶質の珪酸鉱物です。化学的な見地からすれば,普通の砂と大差ありませんが,オパールの鉱物組織は水分を含んでいます。昔,岩の裂け目に浸透した含水珪酸ゲルが,水分が蒸発するにつれて最後には固くなり,オパールになったのです。

オパールを求めて

しかし,オパールを岩から採り出すのは生易しい仕事ではありません。オパールが産出されるのは辺ぴな半砂漠地帯がほとんどで,暑さや無数のうるさいハエや限られた給水などのため,たいてい居心地の良い所ではないのです。そして,オパールを探り当てようとする努力のほとんどに関して言えば,その成功はかなりの程度偶然にかかっています。

さらに,発掘されるオパール全体の95%はコモン・オパールで,光沢がなく,価値のないものです。プレシアス・オパール,つまり宝石用のオパールになるのは,掘り出されるオパールの残りのうち,さらにごくわずかな部分だけです。

ですから,夢のような富を手に入れることができたのは一部の採掘者だけで,採掘が徒労に終わってしまった人は数知れません。過去何十年もの間,つるはしとシャベルとハンマーが採掘者に必要な基本的な道具でした。まず,固い乾燥した地面に幅の狭い縦穴を掘り,オパールが見つかりそうな粘土層に当たるまで掘り下げます。次にランプを手に,水平にトンネルを掘ってゆき,きらっと光る色を探します。その輝きでオパールのかすかな気配を探り当てたことが分かるのです。

この方法は,もっと高価な設備に取って代わられました。現在では,オパールのある層までブルドーザーで地面を掘り返している商社もあります。縦穴のほとんどは,今はトラックに搭載された大型の電動ドリルで掘られます。オパールの層に沿ってトンネルを掘るにも,高度で複雑な機械が用いられます。

美を極める

もちろん,加工される前のオパールは,完成品からは程遠いものです。未加工のオパールにはカットと研磨が必要です。こうして,指輪やペンダント,そのほかの宝石装飾に十分使えるようになります。ワールドブック百科事典は,「オパールの美しさは,その内部から発光する色にあるので,ダイヤモンドのように多面にカットされることは決してない。むしろ,凸面にゆるやかな丸みが出るようにカットされるのである」と述べています。

オパールがどのようにそのまばゆい色彩を放つのかは,長い間なぞとされてきました。しかし科学者たちは,電子顕微鏡を使ってオパールの秘密を解明するようになりました。ダイヤモンドは屈折作用,つまり,この宝石の表面に入射する光を曲げることにより,その色彩を生み出します。オパールの場合,その外部および内部構造が光の回折現象,すなわち分散現象を生じさせ,それが石の内部で多色となって現われるのです。

「カラー版: オーストラリアのオパール」という本は次のように述べています。「この宝石を動かしてみると,すべての色が変わる。我々はこれを『遊色効果』と呼んでおり,永久に色が変わり続けるというこの特性こそ,オパールにその独特の魅力を与えるものである」。

価格に影響を及ぼす要素

しかし,オパールを買う前に知っておいていただきたいのは,純オパールではないものもあるということです。コモン・オパールの台に薄いプレシアス・オパールの層を張った,ダブレットもあれば,それによく似ていますが,傷が付かないようさらに無色の水晶をかぶせた,トリプレットもあります。こうした張り合わせ宝石も大変きれいですが,「オーストラリアのオパールと宝石 ― 自然界の花火」という本は,「ダブレットおよびトリプレットのオパールを,水,洗剤,アルコール,超音波クリーナーに決してつけてはならない。それらの宝石は薄い層から成り,接着剤で張ってあるからである」と注意を促しています。

価格に影響を及ぼす別の要素は,その石が持つベースカラー,つまり地色です。一般的に最も高価な部類に入るのはブラック・オパールです。暗色の地色を持つためブラックと呼ばれますが,この石自体は,華やかで無限に近い色彩に富んでいます。薄い色をしたホワイト・オパールの場合,価格が少し安くなるのが普通です。この種のオパールの地色は淡色あるいは白色ですが,それでもピンク,赤,緑,青などの鮮やかな色彩を放ちます。オパールの値打ちを決めるため同様に大切なのは,色変わりをするときの主色(一般に赤のほうが緑や青よりも高価)や,七彩が織り成す模様です。

光沢のある純オパールであれ,少し地味なダブレットやトリプレットであれ,揺らめく赤であれ,おとなしい青であれ,オパールの美しさはあなたの目を楽しませ,あなたの心を喜ばせるのです。

[24,25ページの図版]

宝石用オパールの約95%はオーストラリア産

[クレジット]

写真: Australian Overseas Information Serviceの厚意により掲載

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