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目ざめよ! 1994
目94 1/22 28–29ページ

世界展望

血をめぐる不安が高まる

オーストラリアの医学研究者たちは,命取りになりかねないウイルスに国内の供給血液が汚染されたおそれがあると見て心配している。エイズウイルスと“類似”のヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1)は,神経系の病気や珍しい白血病を引き起こすことがある。このウイルスは,日本,パプアニューギニア,ソロモン諸島,オーストラリア(アボリジニーの間)で広く存在する。報道によれば,このウイルスに関連した白血病でオーストラリアの男性2名がすでに死亡し,もう一人,神経障害を患っていると診断された男性がいる。HTLV-1はエイズと同じ仕方で,つまり性交渉,麻薬の静脈注射,授乳,輸血,出産などで広まる。ブリズベーンの新聞「クリアー・メール」は,ニューサウスウェールズ州赤十字輸血サービスの責任者の言葉として,このウイルスが輸血を通じて広まるという要因は「明らかに存在する」と伝えた。オーストラリアの献血者のうち,少なくとも6人からこのウイルスが検出された。

胃かいようと喫煙

「世界保健機関の情報によれば,世界人口の約10%は,生涯のいずれかの時期に胃かいようにかかる」。これはジョルナル・ダ・タルデ紙が伝えた,サンパウロのアルバート・アインシュタイン病院の胃腸病科医,トマス・セゴ医師の言葉である。胃炎が胃かいように進行することはあるが,記事によれば,「軽い胃炎は,胃の通常の老化過程の一部である」。とはいえ,長引くストレス,絶食,お酒や薬物の乱用などで胃が炎症を起こすことはある。しかし,セゴ医師はこう警告する。「胃に最も悪いことを一つだけ挙げよと言われれば,私ならたばこを挙げる。たばこは胃粘膜に非常に悪い」。また,「喫煙者は,たばこの残留物をだ液と共に飲み込むため,胃酸の分泌が増え,胃がもろくなる」とも述べている。

オオカミが戻る

タイリクオオカミは50年ぶりにフランスに姿を現わしていると,フランスの雑誌「テール・ソバージュ」は述べた。かつてタイリクオオカミは,フランスとヨーロッパ全域で栄えていたが,狩猟や中毒,生息地の消失などがもとで西ヨーロッパからほぼ完全に姿を消した。イタリアで1977年に保護の対象となって以来,少数がイタリアのアペニノ山脈で生き残ってきた。1989年にフランス南東部でメルカントゥール国立公園が設定されたのに伴って,今ではシャモア,野生の羊,シカなどの群れが増えた。そのためオオカミは,野生の獲物とより広い縄張りとを求めてイタリア国境を越え,フランスを再び住みかとしているようだ。フランスでは1989年以来,オオカミは保護動物に指定されているが,イタリアの生物学者のルイジ・ボイターニの話によれば,『オオカミにとって最大の危険は,人間がオオカミに対して抱く根深い恐れである』。

安い労働力

トラクターは農業の方法を根本から変えた。そして当然ながら,自動車産業や石油産業を潤した。それでも,動物に荷を引かせる方法は依然廃れていない。ファーマーズ・ウィークリー誌は,南アフリカの町ポトヒータースラスの近くにある,世界でも最大規模の果樹園を紹介している。この果樹園では,荷物を運ぶラバを自前で飼育している。荷を引く動物の維持に専門知識は不要で,値が張る交換部品や燃料の調達も不要である。同誌は,「余った作物を食べさせればよいし,空いた土地で飼育できる」と述べた。そして,「アフリカ農村部での大規模工事や建設,および道路の建設・保全の計画に,今よりも大々的に[畜力を]用いるべきだ」と結んでいる。

偽フェラーリ

紙幣,小切手,ビデオや音楽テープ,ブランドもののハンドバッグやジーンズなどは,腕の立つ偽物造りがまねる定番商品だ。しかしこのほど,イタリアの警察は,初期型フェラーリの偽物が造られていることも突き止めた。この有名自動車メーカーに勤めたことのある整備士たちは,原物の交換部品や図面や設計図を基にして,1950年代,60年代といったモデルの“完ぺきな”レプリカ造りに励み,本物と偽って収集家らに売りさばいていた。国際的なクラシック・カー市場の相場を考えれば,これは「巨額の詐欺事件である」と,ラ・レプブリカ紙は報じた。

無数のストリート・チルドレン

「世界中で1億人を超える子供たちが街頭で暮らし,うち少なくとも半数は麻薬を使う」と,世界保健機関は伝えた。リオデジャネイロ,マニラ,ルサカ,モントリオール,トロントなどの大都市での調査から,ストリート・チルドレンの麻薬乱用の実態はどこも大差ないことが判明した。調査主任である経済学者,ハンス・エンブラッドの意見では,「麻薬使用者の数は,麻薬がどれほど容易に手に入るかで決まるようだ」。とはいえ「当局は,ストリート・チルドレンの問題と取り組む民間団体の大半と同様,麻薬の問題を完全に無視する傾向がある」。エンブラッドによれば,他の人々は「子供たちを追い払おうとするが,問題なのは子供たちにはほかに行き場がないことだ」。オー・エスタド・デ・サンパウロ紙の記事は,ストリート・チルドレンは「生きたいと思っている」と付け加えた。

最長のベール

世界で最も長い花嫁のベールのすそを持つには,付き添いの女性が100名も必要。大勢の見物人が物珍しそうに見守る中,挙式に臨むイタリアのナポリ出身の若いカップルの後ろに,全長305㍍の白いベールが“続いた”。すその長いベールを制作したデザイナーは,このベールで記録更新を実現したいと思っていたが,身に着ける気のある花嫁が見つからなかった。ついにナポリ出身の花嫁と出会ったデザイナーは,「夢がかなった」と得意気だ。ちなみに以前の記録は,フランス人の花嫁が身に着けた,278㍍ほどのベールだった。

エイズ予防

「エイズ教育の扱いをめぐって,文部省と教師,父母の間で食い違いが目立っている」と,毎日新聞は報じている。論議を呼んでいるのは,「AIDS ― 正しい理解のために」と題する,同省が刊行した高校生向けの初のエイズ教育用パンフレットである。パンフレットには,「コンドームを正しく使えば感染を予防できます」と記述してある。同省にはパンフレットに関連して多数の手紙や電話が寄せられ,その9割は批判的なものだった。「コンドームより節度ある性行動を教えるべきだ」とする批判的な意見もあった。民間の学校向け掲示新聞がエイズ予防を特集したが,これには賛同の声が相次いだ。新聞は純潔を強調していた。

オウムが証言台に

インド南部のケララ州の法廷で,オウムが重要な“証人”となった。インディアン・エクスプレス誌は,オウムの所有をめぐって対立していた隣近所同士の裁判について伝えた。言い争いに決着をつけるため,判事はオウムを“証人”として出廷させるように命じた。協力的なオウムが,けなげにも,オウムの行方不明を届け出ていた家の子供たちの名前を早口に挙げたことが決定的な証言となった。忠実なオウムのおかげで,地方裁判所判事の判決はこの家族に軍配を上げた。

レーザーガンで鬼ごっこ

「ゲームで目ざすのは,いかにして撃たれずに他人を撃つかだ」。こう伝えたのは,カナダはトロントのグローブ・アンド・メール紙である。昔ながらの鬼ごっこもハイテク化した。「ボルテージの高い音楽」が流れる,煙の充満した不気味な未来空間。この中で,人を見つけては光線銃で撃つ10分間のゲームを終えたある人は,「すかっとしたよ」と述べた。北米,英国,ヨーロッパ,オーストラリア,イスラエルなどで,このようなゲームセンターが続々登場している。そのような遊びは暴力をあおるという懸念が強まっている。同紙はカルガリー大学の社会学教授,ロバート・ステビンズの次の言葉を掲載した。「問題視される戦争ゲームと,無難と認められている戦争ゲーム ― 例えば城や兵士が付き物のチェス ― との間の線は不明確だ。いずれも攻撃色が濃い」。自分でも遊んだ十代のある少女は,「戦争を思わせるゲームを楽しむよう勧めるのは,ちょっと異様な気がするわ。……ゲームの意味を考えると,良くないことだと思う」と述べた。

戦争でも煙は消えない

戦争のため,ボスニア・ヘルツェゴビナでは食糧をはじめとする必需品が欠乏している。しかしサラエボ市では,攻囲から数か月たっているのに,生産ラインの稼働を続けることができているたばこ工場がある。ニューヨーク・タイムズ紙によれば,戦争で荒らされたこの国で,多くの人は食糧や水や弾薬の不足を嘆くよりも,たばこの不足を嘆いている。たばこ一箱のために5㌦(約550円)ないし50㌦(約5,500円)を支払うことを人々はいとわない。同紙は,だれであれ「レストランや事務所や他の場所での禁煙を」呼びかけたり「実施したりしようものなら,きっと顔面に銃口を突きつけられることだろう」と述べた。

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