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目ざめよ! 1994
目94 2/22 7–9ページ

神の民の間の識字

昔の神の民の間では高い識字率が見られました。今から3,500年ほど前,モーセは聖書の最初の五つの書物を書きました。モーセの後継者ヨシュアは神から与えられた任務を遂行するため,聖書を「昼も夜も」読むよう命じられました。また神は,イスラエル人の王が王位に就くと,自分のために律法を完全に書き写し,それを毎日読むよう指示されました。―ヨシュア 1:8。申命記 17:18,19。

読み書きはイスラエル国民の指導者だけに限られてはいませんでした。神の命令を家の戸口の柱に「書き記す」ようにというイスラエル人に対する指示は比喩的なものだとは思われますが,彼らが識字能力のある民だったことを示していました。アモスは羊を飼育していましたし,ミカは農村出身の預言者でした。それでも,二人とも聖書の一部となった書物を書きました。―申命記 6:8,9。アモス 1:1。ミカ 1:1。

イエスは会堂の中の,霊感を受けて書かれたヘブライ語聖書の巻き物を全部利用することができました。ある時,イエスは人々の前で聖句を読んでご自分に適用されました。使徒たちも識字能力を備えていました。使徒たちは自分たちが記した書物の中で,何百回もヘブライ語聖書を引用したり,ヘブライ語聖書に言及したりしています。―ルカ 4:16-21。使徒 17:11。

今日の神の民

イエスは追随者たちに,「すべての国の人々を弟子とし,……わたしがあなた方に命令した事柄すべてを守り行なうように教えなさい」とお命じになりました。さらに,『王国の良いたよりは,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう』と予告されました。―マタイ 24:14; 28:19,20。

1世紀のクリスチャンと同様に,今日のエホバの証人は口頭で熱心に教えたり宣べ伝えたりすることにより,この使命を遂行してきました。また,印刷物を用いて王国の良いたよりを広めてきました。1920年以来,エホバの証人は200以上の言語で90億冊を超える聖書,書籍,雑誌,パンフレットを生産し,配布してきました。

全世界の幾百万もの人々が好意的にこたえ,キリストの弟子になりました。その中には,読み書きのできない男女もいます。これらの非識字者は劣ったクリスチャンではありません。何十年も神に忠実に仕え,宗教上の迫害に耐え,神のおきてに従うことによって神への愛を示してきた人々が少なくないのです。―ヨハネ第一 5:3。

そういう人々の多くは読み書きができるようになることを心から願っています。識字が,神の崇拝により多く参加する道を開くかぎであることに気づいているのです。集会で聖書やキリスト教の出版物が読まれるとき,それについてゆきたいと思います。また,霊的な兄弟姉妹たちと一緒に歌えるよう,歌詞が読めたらと思います。家庭では,聖書研究を行なって自分と家族を築き上げたいと願っています。宣教においては,ほかの人に代わりに読んでもらわずに神の言葉の真理を他の人々に教えたいと思います。

読み方を学ぶ

この必要にこたえるため,エホバの証人は会衆を通して,また個人レベルで,識字を促進するための取り決めを設け,世界中で数多くの男女を教えてきました。ナイジェリアだけでも,エホバの証人は2万3,000人を超える人々に読み書きを教えてきました。エフォールもその一人です。彼は次のように語りました。

「私が読み書きを始めたのは1950年,16歳の時でした。読み書きのクラスを開いていたのはエホバの証人です。手引き書には,ものみの塔協会が出しているものを使いました。家で読んでくる宿題もありました。

「自分に識字力がないのは病気のようなものだと感じていました。兄弟や友人に聖書を説明したくても,読み書きができないのでうまくゆきません。学ぶ動機となったのは,宣べ伝えて,キリストの弟子となるよう他の人々を教えたいという願いでした。書けるものには手当たり次第,字を書きました。料理用バナナの葉にだって書きました。読み書きを習得したいという私の願いは非常に強く,練習を続けている夢を見るほどでした。他の人にも援助をお願いしました。そうすることを恥ずかしいとは思いませんでした。友人に手紙を書くと,その手紙を学歴のある人にチェックしてもらうようにしていたのを覚えています。

「会衆の読み書きのクラスで1年かかって学びました。そのあとは,クラスで教える仕事を割り当てられました。それは,他の多くの人を助ける機会になりました。

「その学校は大変役に立ち,私はその後何年にもわたって協会の劇を英語から母国語のイソコ語に翻訳する特権を与えられました。そのほかにも,私は1960年代から会衆の監督として奉仕しています。1980年代には,エホバの証人の旅行する監督の代理として奉仕しました。さらに,開拓奉仕学校[全時間奉仕者のための学校]を司会し,王国宣教学校[クリスチャンの長老のための学校]の教訓者を2度務める特権にもあずかりました。もしもまだ読み書きができないでいたら,これらの特権が私に与えられることはなかったでしょう。

「立場の低い人々に読み書きを教えるこの取り決めに私は心から感謝しています。時々,夜床に就いてから,自分がこの現代世界にあって,もはや非識字者でないことを,エホバに感謝しています」。

創造者エホバ神は寛大にも,人類に読み書きの能力を賦与されました。しかし,読み書きの技能は努力なしに身に着くものではありません。読み書きを学ぶことから来る最大の報いは,神の言葉を手に取って,『それを昼も夜も小声で読む』ようにという神の命令に従えることです。―ヨシュア 1:8。

[9ページの囲み記事]

読むのが好きになるよう子供を助ける方法

● 親自身が定期的に読んで手本を示す。親が読むと,たいてい子供も読むようになる。

● 幼い時から赤ちゃんに話しかける。意味のある言語に接していると,子供は言葉と概念を理解し,読み方を学ぶのが容易になる。

● 子供に定期的に読んで聞かせる。膝の上に載せて読んで聞かせると,幼い子供は読まれている物語が理解できる年齢に達していなくても,言葉や本は良いものだということが分かる。子供が自分で読めるようになってからも,引き続き読んで聞かせる。学校の教師は子供に読む方法を教えるが,親は子供が読むことを楽しむよう助けるために大いに貢献できる。子供は,気に入った物語を何度も何度も聞くのが好きである。

● 家に子供用の図書をそろえておく。

● 子供に字を書くよう励ます。字が書ける子供は普通,字を読むこともできる。

● 家族で読書をする時間を毎日決めておく。交替で読んで,読んだ事柄について一緒に話し合う。その時間を楽しく,築き上げるものにする。

[8ページの図版]

神を恐れる古代の人々は読み書きができた

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