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目ざめよ! 1994
目94 6/8 28–29ページ

世界展望

ラジオ局の流す音楽が変わる

ラップ音楽を多く放送している米国カリフォルニア州のあるラジオ局はこのたび異例の立場を取り,これからは同放送局が「社会的に見て無責任」と考える歌は放送しないことを公表した。その中には,「麻薬の使用を美化し,セックスをあからさまに描写し,暴力を奨励し,女性を軽視する」ような音楽がすべて含まれる。ニューヨーク・タイムズ紙が最近伝えたところによれば,同局はそうした歌のうちすでに9曲を放送禁止にしたが,その中には印刷できないようなタイトルのものも数曲ある。局の番組制作責任者は,地域社会により良く貢献することを願って路線変更に踏み切ったと力説する。他のライバル局は,宣伝のためにこの新たな方針を打ち出したのだということをほのめかしている。

アリの旅

アリはどのように自分の歩む方向を定めるのだろうか。多くのアリは,もと来た道をたどって巣に帰れるよう,自分が進む道に化学物質の痕跡を残しておく。しかし,スイスのチューリッヒ大学の動物学者ルディジャー・ベーナー博士は,サハラ砂漠のアリがどのように方向を定めて動き回るのか不思議に思った。砂漠の太陽は,道に残された化学物質の痕跡を数分のうちに蒸発させてしまうからである。ベーナー博士は米国のテキサス大学で行なった講義の中で,砂漠のアリがどのように,第二次世界大戦で航空機がかつて用いた航法に似た,精巧な航行システムを用いるかを説明した。アリは空を観察し,人間の目には見えない偏光の複雑な型を読み取る。そして,その型の下で円を描いて進路を定め直し,それからまっすぐに巣へ向かう。ダラス・モーニング・ニューズ紙はユーモアを交えてこう述べた。「もし,真昼にサハラ砂漠北部で道に迷ったなら,アリに道を尋ねるといい」。

またもや偽の化石

3,800万年前のものが完全保存された標本として,こはくの塊,つまり化石化した樹液の中に浮いた1匹のハエが,科学界で長年あがめられてきた。しかし,ニュー・サイエンティスト誌が伝えたところによれば,珍重されているこの標本は実際,「ピルトダウン人に関するでっち上げに匹敵する,昆虫学上の犯罪」であることが判明した。少なくとも140年ほど前に,ある欺きの名人が実際にこはく片を半分に切り開き,その片方に穴を開け,その中にハエを入れたものと思われる。この“化石”は1922年に英国の自然史博物館に売り渡され,以来,一流の科学者たちの調査の対象となり,1992年というつい最近まで,化石に関する本の中でも言及されていた。

初のイスラム教従軍師

米国の軍隊は,243の諸教派を代表する3,152人の従軍牧師を抱えており,最近までその全員が「ユダヤ教とキリスト教」の教師や牧師たちだった。ところが,最近のワシントン・ポスト紙によれば,米軍は初のイスラム教の従軍師を任命した。制服に三日月形のバッジを付けたこの従軍師は,イスラム教の指導者,イマームである。米国国防総省は,米軍には2,500人のイスラム教徒がいると言うが,軍の中のイスラム教徒のあるグループは,実数は1万人に近いと主張している。湾岸戦争でサウジアラビアに駐屯していた時,イスラム教に改宗したアメリカ兵もいると伝えられている。今では,仏教徒の兵士が,自分たちの従軍僧になる人を探している。

野生馬の数が減る

ラブラデイロスと呼ばれる野生の馬が,ブラジル北部の荒涼としたラブラドー地方を自由に駆け回っている。サンパウロの定期刊行物「スエンシア・オージ」によれば,この馬は,政府からどんな形の公認の保護をも受けていない,世界最後の野生馬である。狩猟や異種交配や商業化が原因で,その数は急激に減少している。ラブラドー地方の人々の推定では,ほんの数年前までは3,000頭を数えていたが,現在では200頭しかいない。ラブラデイロスは並外れて繁殖力があり,病気に強く,足が速い。時速約55㌔で30分間も疾走することができる。

結婚に関する英国の悩み

ヨーロッパではどこの国でも結婚に伴う問題が見られるが,恐らく,英国ほどその問題を多く抱えている国はないということが最近の調査で分かった。欧州連合の統計局は,同連合加盟国に住む1億7,700万人の女性の様々なライフスタイルの調査を試みた。配偶者を持たずに子供を育てている女性の平均は6.5%だったが,英国の場合その平均は高くて10.1%だった。次に高かったのはドイツで7.7%。英国の女性は平均して他の加盟国の女性よりも結婚が早く,24歳になる前に結婚していた。離婚率も英国が一番高かった。

自殺マニュアル

日本では最近,「完全自殺マニュアル」という本がベストセラーになり,すでに数件の自殺の一因となっているようである。同書は,富士山ろくにある2,500㌶の青木ヶ原樹海を自殺の“お薦め場所”としている。出版から3か月もたたないうちに青木ヶ原で自殺遺体が2体発見され,どちらの遺体の横にも「自殺マニュアル」の本があった。また,樹海をさまよっていて保護された自殺志願者は,この本を手にしていた。青木ヶ原での自殺件数は,1993年10月末までにすでに前年1年間の1.5倍に増加した。しかし同書の著者は,自殺と自分の著書との直接のかかわりを否定し,こう述べた。「『いざとなれば死ねるんだ』と思うことによって気楽に生きてほしい,という思いから書いたものです」。

“テレビ過食症”

最近行なわれたある調査によれば,“テレビ過食症”にかかるイタリア人が増えている。これは,もっと多くのテレビ番組を見たいという過度の欲求のことである。ある週をサンプルにして調査が行なわれたが,その間にイタリア人の82%がテレビを見た。しかも1日に「平均5時間弱の時間をテレビの前で過ごした」と,ラ・レプブリカ紙は述べている。4歳児から7歳児の間では,テレビを見る量が前年に比べて15%増えた。しかし,「調査対象になった人々のうちテレビ過食症に一番ひどく冒されていたのは,ティーンエージャーと,小学校以上の学校教育を受けなかった人々だった」。テレビを見る時間が増えているのは,テレビの番組が良くなっているからだろうか。この調査の分析に当たった研究所の所長フランチェスコ・シリアートは,「統計上の数字は,放送番組の質とは全く関係がないようだ」と述べた。

交通事故を引き起こすもう一つの危険

責任感のある親は前もってふさわしい注意を払い,子供を乗せて車を運転する際には,すぐ近くのスーパーマーケットへ行く時でも,安全を考えて子供のシートベルトを締める。ところが,店に着いてから子供が直面する危険に気づいている親はあまりいないようだ。ペアレンツ誌が最近指摘したところによれば,米国では1991年に,5歳未満の幼児約1万9,000人がマーケットのショッピングカートから落ち,病院の救急処置室にかつぎ込まれなければならなかった。その結果,米国のショッピングカートの大手メーカー2社はこのたび,ニューヨーク州とテキサス州で販売している自社のショッピングカート全部に,子供用シートベルトを取り付けることに合意した。ショッピングカートにはまた,子供から目を離さないようにという親への注意書きも付けられる。

鳥の方言

鳥は,ほかの鳥の鳴き方を聴いただけで,その鳥がよその地方から来たことが分かるのだろうか。ウェールズにあるグラモーガン大学の動物心理学の権威者ランス・ワークマンによれば,ヨーロッパコマドリの間では間違いなく,分かるという答えが出る,とナショナル・ジオグラフィック誌は報告している。ワークマンは,コマドリのさえずりをテープに録音して声紋を取ると,鳥が英国のどの地方から来たかにしたがって,容易に鳴き方を分類できることを知った。事実,サセックス地方の雄のコマドリに,ウェールズ地方の雄のコマドリのさえずりをテープで聞かせたところ,サセックスの雄は怒って羽を膨らませ,テープレコーダーを攻撃した。

おやじ教育

日本の文部省は,子供と触れ合う時間を1日平均36分しか持たない日本の父親を教育する計画に着手した。マイニチ・デーリー・ニューズ紙の伝えるところによれば,文部省は「一連の『家庭教育』講座」を助成する。「そのねらいは,父親に家事をもっと手伝ってもらい,子供ともっと時間を過ごしてもらう」ことだ。5回連続のこの講座は,1回当たり1時間半から2時間で,父親の参加しやすい時間帯に職場またはその近くで開かれる。皮肉なことに,最初にこの講座の恩恵にあずかる人の中には,長時間の残業が多いことで知られる文部省勤務の父親たちがいる。

読書を楽しく

トロント・スター紙がこのほど伝えたところによれば,カナダの成人290万人は,「日常生活で目にする印刷物を理解するだけの」読解力を持ち合わせていないことが統計によって示された。非識字と闘う努力の一環として,「読書を楽しみ,読書を愛すること」を奨励するため,「カナダの子供読書週間」が企画されている。しかし,今日のような音楽やテレビやビデオの時代に,読書好きになるよう子供を教えるのは容易ではない。そのためのかぎは,子供がごく幼い時期から読書を教えることと,気を散らすものをできるだけ少なくすることである。同紙は,10歳のある少女の言葉を掲載しているが,この少女の家族はテレビを処分した。「[読書は]楽しいし,勉強にも役立ちます」と,少女は語る。10歳のある少年は,「僕は読書が好きだ。何でものぞける窓みたいだから」と言った。

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