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目ざめよ! 1994
目94 9/22 4–6ページ

現代の若者たちは悪魔主義の格好のえじきなのか

「サタン崇拝は若者の間で広まりつつある」と,1993年2月27日付のフィンランドの一新聞は報じました。フィンランドのタンペレ警察が入手した情報によれば,麻薬の取り引きにかかわる犯罪者が,若い人々を,特に少女たちを悪魔崇拝に引きずり込んでいます。多くの場合,これらの犠牲者および新会員は,10歳から15歳くらいの子供たちです。同紙は,「サタン崇拝は,現代の十代の若者たちの間に肥沃な温床を見いだした」と伝えました。

同紙はこう警告しました。「サタン崇拝の新たな到来は,国内(フィンランド)だけの流行ではない。例えば,南アフリカの雑誌『ヨハネスブルク・スター』は最近,サタン崇拝が同国内の裕福な白人の若者を駆り立てていると警告した」。確かに,親にとっても子供にとっても,悪魔崇拝は国境のない悪夢です。

悪魔主義は本質的に,ほとんど何もしなくてもたくさんのものが得られるという偽りの約束をします。「悪魔を崇拝せよ。その下劣な行ないに加われ。そうすれば悪魔はその見返りに,君の欲しいものを与えてくれる。これが,一部の子供たちにとって悪魔主義が非常に魅力的に思える理由である」と,ティーン誌は説明しました。

ある悪魔主義グループの一員であることを自任する十代の若者は,「僕は人生を目一杯生きたいんだ」と語りました。そして,「自然界には善と悪という二つの勢力がある。人が悪だと言うものがみな,僕らを幸せにしてくれるんだ。罪は感情的,肉体的,精神的満足感を与えてくれる」と述べました。

悪魔主義的カルト教団を専門とする,米国コロラド州デンバーの刑事は,十代の若者が悪魔主義の影響を受けやすいように思える理由について意見を聞かれ,こう答えました。「ある十代の悪魔主義者が言ったことを私は決して忘れない。その子は,『生きる目的って何だい? 俺たちはきょうこの日のために生きて,やりたいことをするのさ。将来なんかない』と言ったのだ」。

カナダのダートマスにあるノバスコシア病院で青少年科の医長を務めるカリル・アフマド博士は,悪魔主義の誘引力について次のような意見を述べました。「十代の若者は刺激を求めている。意志の弱い,多くの場合,無力な子が[悪魔主義]に引かれる。力が得られるという間違った印象を抱くのである」。

もう一人,警察の権威者で悪魔主義にかけては名高い,あるサンフランシスコの刑事はこの問題を正確にこう指摘しています。「我々の世界は冷淡な場所である。互いのことより,自分のことを考える。我々は暴力的かつ非建設的な社会で生活している。若者はそれが普通の生き方なのだと考え,結果として悪魔主義に引かれてゆくのである」。

現代の若者は悪魔主義にどれほど深くかかわっていますか。カルト犯罪衝撃ネットワークの会長であり,米国アイダホ州ボイシ警察の警部補でもあるラリー・ジョーンズは,「若者は自殺したり,友人を殺したりしている。我々は問題を抱えてしまった」と警告しました。警察からハイスクールに派遣される指導教官という職務上,悪魔主義の問題を追っている米国イリノイ州の別の警察官は,悪魔崇拝に手を出す若者の9割は,流行だからというのでかかわりを持つが,1割は「それにのめり込み,どんどん深みにはまってゆく」と語りました。

米国ニューヨーク州ブルックリンの,学校に関する事柄を扱う新聞「スクール・ニュース・ネーションワイド」1994年1月-2月-3月号の「宗教」欄には,「悪魔主義が十代の若者を引きつける理由」というタイトルの記事が載せられました。その記事はこう伝えています。「二人の男子がハイスクールの食堂でけんかをし,勝ったほうの男子は飛び上がって一瞬奇妙なサインを手で作って見せた。こぶしを握りしめ,人差し指と小指を上げたのである。美術の教師は,ヤギの頭を持つ悪魔のような姿の人間の絵を描く生徒がなぜこれほど多いのかを理解できなかった。また,オカルトに関する本が学校の図書室からどんどんなくなっていった。

「事実上,若者たちは悪魔主義の力,魔力,神秘と戯れていた。ほとんどの者にとって,それは楽しくて興奮を誘うことであったが,ある者にとっては遊びではすまされなかった。17歳のロイド・ギャンブルにとっては生死にかかわることだった。彼は,悪魔主義の犠牲となって命を失ったのである。

「ロイドが死に,15歳になるその弟が殺人罪で逮捕されてから,ニューヨーク州モンロー郡の大人たちは,以前ずっとなぞに包まれていた種々のしるしを理解するようになった。手で作る『悪魔のサイン』,ヤギの頭の絵,十代の若者の想像力をたくましくさせていた本,さまざまな儀式や呪文といったしるしである」。

この記事は,きりがないと思えるほど,サタン崇拝のために親兄弟を殺害した十代の若者たちのことを伝えています。そうした崇拝行為のために子供が子供に殺されました。悪魔主義の大人と同様,子供たちも動物の手足を切断したり,殺したりしてきました。家庭で飼われるペットが,悪魔主義の儀式で祭壇の犠牲とされました。悪魔崇拝という宗教を信奉する子供たちが行なった虐殺については,その一部を書き記すのにさえ,誌面が足りないほどです。

これらは,悪魔主義にちょっと手を出しただけの子供たちの例ですか。悪魔崇拝に深くかかわっている子供はごくわずかで,めったにいないのでしょうか。これらオカルト実践者たちを調査してきた人々は,そうではない,と答えています。風紀犯罪取締班の刑事から,若者に動機づけを与える講演者に転職したデービッド・トーマは,講演先のどの学校でも,「君たちの中で,悪魔主義の慣行にかかわっている人を知っている,もしくはそういう人について聞いたことがある人はどれくらいいるかね」という同じ質問をする,と語りました。トーマ氏は,「まる3分の1の生徒が手を挙げる」と見ています。

全国情報システムの会長シェーン・ウェストハルターによれば,中高生の3割から4割が何らかの形のオカルトにかかわっています。ウェストハルター氏はさらに,13歳以上17歳未満の若者による犯罪全体の7割までが,オカルトとのかかわりで起きていると主張しています。

[5ページの拡大文]

サタン崇拝は,現代の若者たちの間に肥沃な温床を見いだした

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