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  • 目ざめよ! 1994
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  • 学校の強権体質
  • 「歴史的な道徳の失態」
  • カトリック教会が悔い改める?
  • 代替宗教への大移動
  • 犯罪の驚異的な代価
  • 打ちのめされる世界
  • テレビを見る時間は増え,読書は減る
  • 砂漠の促進と不健康
  • 増加する性犯罪
  • 中国の人口増加
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    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1980
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    目ざめよ! 1980
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    目ざめよ! 1984
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    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
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目ざめよ! 1994
目94 10/22 28–29ページ

世界展望

経済上の災い

国際労働機関(ILO)の事務局長ミッシェル・ハンゼンによれば,「1930年代の恐慌以来,初めて発展途上国だけでなく工業国でも長引く失業に直面している」。ジョルナル・ダ・タルデ紙によれば,「世界の労働力の30% ― 約8億2,000万人 ― が失業中か不完全就業中である」。ILOのラテンアメリカに関する報告に関連して,ジョルナル・ド・ブラジル紙は次のように注解している。「コーヒーの実を収穫して選別したり,サトウキビを切ったり,輸出用の綿や果物や野菜を収穫したりする一時的で低賃金の労働者である『不安定な』労働者と呼ばれる人たちの数が驚くほど増加してきた」。

学校の強権体質

神戸市立工業高専を退学になった少年が教育を受ける権利を求めて裁判で争っている。この少年は,エホバの証人としての宗教上の良心のゆえに体育の一部として教えられている剣道実技に参加しないために退学になったが,体育の評価が低かったにもかかわらず,総合点では学年で一,二を争う成績だった。筑波大学の下村哲夫教授は最近,読売新聞紙上でこう述べている。「特定の教科の成績が数点足りないというだけで他に何の問題もない生徒を学力劣等として懲戒退学にするなどということは,およそ学校の『常識』でない」。弾力的に校則を運用するよう促した後,同教授は次のように述べた。「この事件を通じて気になるのは,依然として根強い学校の強権体質である」。

「歴史的な道徳の失態」

コラムニストのジェームズ・キャロルはボストン・グローブ紙の紙上で,「バチカンがホロコーストに関与した記録は歴史的な道徳の失態の一つであり,まさにカトリック教会が今なお,そこから回復しなければならないものである」と書いている。同氏は自分の書いた要点を裏づけるために,次に挙げる歴史資料を記載している。「1929年 ― ムッソリーニとピウス11世の間で調印されたラテラノ条約はバチカンに自由と金銭を与え,ムッソリーニに必要な威信を与える。[1933年] ― バチカンはヒトラーとの協定に署名し,ヒトラーの最初の国際的な成功となる。……1935年 ― ムッソリーニはアビシニアに侵入する。カトリックの司教はイタリアの軍隊を祝福する。……1939年 ― ムッソリーニはイタリアにおけるユダヤ人の権利を終結させる命令を出す。法王は沈黙する。……1942年 ― 法王はイタリア軍の従軍牧師からユダヤ人根絶についての報告を受ける。クリスマスメッセージの中で,法王は人種ゆえに殺された『不幸な人々』の運命を悲しむが,ヒトラーやドイツや死の収容所については言及しない。今回も『ユダヤ人』という言葉は使われない。……1943年 ― ドイツ人はユダヤ人をイタリアに集め始め,バチカンの近くのローマでもそうする。法王は依然として沈黙する」。

カトリック教会が悔い改める?

カトリックの枢機卿にあてた手紙の中で,ヨハネ・パウロ2世は教会が「教会の名を負っている人々」によって犯された間違いを認め,それを悔い改めるようにと勧めた。法王は,教会が用いた「人権侵害の強制的な方法は,当時20世紀の全体主義のイデオロギーに利用された」ことを認めたと,ローマのラ・レプブリカ紙は述べている。しかし,カトリック教会は何を悔い改める必要があるのだろうか。バチカンの解説者マルコ・ポリッチは「多くの点」でそうする必要があると告白している。「教会を完全な社会,良心に対する絶対的な権力を有する受託者と考えたこと」また,「歴史のある時点で,神学上の冒とくであるが法王は実にキリストの代理であると信じていたこと」に加え,「魔女狩り,異教徒を杭に掛け火あぶりにするために送ったこと,科学者と自由思想家を拷問で脅したこと,ファシスト政権を支持したこと,十字架の象徴のもとに行なわれた西半球での大虐殺」などを挙げている。

代替宗教への大移動

英国国教会は僧職者の大量移動を経験している。それはなぜだろうか。トロント・スター紙の報告によれば,「女性司祭を叙任するという英国国教会の,物議をかもす決定が明らかに引き金となっている」。「130人余りの聖公会の司祭はすでに離脱し,現在ほかにも大量移動が起こりそうである」と,スター紙は述べている。7人の英国国教会の司教と700人余りの司祭がカトリック教会に加わる可能性をうかがっている。第一次世界大戦以来,英国国教会に対する支持は徐々に減少した。英国の2,000万人を数える自称バプテスマを受けた英国国教会員のうち,日曜日の礼拝に参加するのは100万人に過ぎない。前途は多難である。教会からの大移動は続くだろう。

犯罪の驚異的な代価

オーストラリア犯罪学研究所の最近の報告が明らかにしたところによれば,オーストラリアにおける犯罪の代価は毎年260億オーストラリア㌦(約1兆9,240億円)に上る。これはオーストラリアのすべての男女子供一人当たりほぼ1,300㌦(約9万6,200円)に相当する。シドニーのサンデー・テレグラフ紙が引き合いに出したスポークスマンによれば,最も代価の大きい犯罪は詐欺であり,おそらく毎年ほぼ140億㌦(約1兆360億円)に上る。他の代価を見積もると,殺人が毎年2億7,500万㌦(約204億円),麻薬犯罪12億㌦(約888億円),住居侵入8億9,300万㌦(約661億円),そして驚くべきことに万引きが15億㌦(約1,110億円)である。その報告は結論として,犯罪の代価は確実に上昇していると注解している。

打ちのめされる世界

ドイツのハンブルク大学にある政治学研究所の報告によれば,1994年の初めに世界は43の戦争によって打ちのめされていた。世界教会新聞社はその報告について注解し,22の戦争はアジアで,13はアフリカで,五つはラテンアメリカで,三つはヨーロッパで起きた,と記している。同研究所が明らかにしたところによると,1950年代には戦争の年平均数は12であり,1960年代にその数は22に増え,現在はそのほぼ2倍になった。

テレビを見る時間は増え,読書は減る

テレビを長時間見る学童が読書に対する関心を失うのはなぜだろうか。1,000人のオランダの小学生の行動を3年間研究した,C・M・クールストラは二つの理由を発見した。テレビを長時間見ると,子供たちは読書の喜びを失い,集中力を弱めてしまう。オランダのライデン大学の新聞発表が報じたところによると,頻繁にテレビを見る人にとって,読んでいるものの意味をつかむことや,目の前の開いているページに思いを集中することは徐々に難しくなる。すぐに本をわきに押しやりテレビのリモコンを探す。クールストラは,どんな番組であっても違いはないことも発見した。子供たちがコメディー,子供番組,ドラマ,教育番組を多く見ようとも,結果は同じ「読書の減少」である。

砂漠の促進と不健康

カナダ国際保健協会の会報「シナージ」によれば,タンザニアの田舎に住む貧しい人々の85%は,調理や暖房や明かりのためにどうしても木材燃料が必要であるが,木材の乏しいこの国で毎年1万7,000㌶の森林がその国のタバコの葉を乾燥させるために切り倒されている。タンザニア国立医学研究所の所長W・L・キラマ教授は,「タバコを輸出して外貨を得るために貴重な木材を切り倒し,砂漠を切り開くのは実に奇妙なことだ」と注解している。「発展途上国が健康を損なうタバコを生産しているのも奇妙なことだ」と,同博士は付け加えている。

増加する性犯罪

性犯罪 ― レイプ,近親相姦,児童虐待 ― はかつては西側世界の問題と考えられていたが,アフリカの幾つかの国で増加しているようだ。ここ数か月,性犯罪がマスメディアによって頻繁に取り上げられるようになった。ザンビアのタイムズ紙は,37歳の男性が13歳の実の娘と性関係を持って,5年の服役刑を宣告され6回のむち打ちを命じられた。この男は妻と口論して妻が去って行った後に,その少女を虐待していたようだ。報告によれば,この少女は法廷での尋問に際してこの男性を自分の父親として認めなかった。

中国の人口増加

中国の公式通信社,新華社によれば,中国の人口は今年中に12億に届きそうである。一家族当たり最高一人を奨励する中国の厳格な家族計画の指針にもかかわらず,人口計画の担当者が考えていたよりも6年早く12億になる。同通信社はこうした増加の二つの理由を示唆した。一つは田舎に住む女性の多くが一人を超える子供を産むと課せられる罰金を喜んで支払うことである。二つ目は,田舎から都市部に移住した労働者たちが,定住地区で出産を規制する家族計画の制限を逃れることができるからである。

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