木に結わえたお金は残っていた
仮にお金のなる木があって,あなたがそのような木を1本持っていたとしましょう。そして,その木は近所の人々が毎日大勢行き交う道路の傍らに植えられていたとします。そのお金はいつまであなたの木に残っていると思いますか。
もし近所の人々が皆,エホバの証人だったなら,お金のなるその木は安全でしょう。それはどうしてでしょうか。なぜなら,エホバの証人は,すべてのことにおいて正直に行動するようにという聖書の命令に従っているからです。(ヘブライ 13:18)最近,そのことを示す好例となる出来事がありました。
西アフリカのナイジェリアでのことですが,ものみの塔協会支部事務所の近くの路上で5ナイラ紙幣が見つかりました。この事務所の一群の建物のうち,その道路に一番近い建物は道路から90㍍ほど離れていました。その紙幣を見つけた人は,落とし主が探しに戻って来るかもしれないと思い,すぐそばのココヤシの葉にそれを結わえておきました。
毎日行き交う大勢のエホバの証人にはそのお金ははっきり見えましたが,それは自分のものだと申し出た人はいませんでした。何日もたった後,そのお金は取りはずされ,協会の寄付箱に入れられました。