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  • 目ざめよ! 1995
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    目ざめよ! 1993
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目ざめよ! 1995
目95 7/8 28–29ページ

世界展望

「最後の絶対主義体制」

ヨハネ・パウロ2世はこのほど30人の新枢機卿を任命したが,その後,ローマの日刊紙ラ・レプブリカは,「バチカンの保守的な傾向に対して,ドイツのカトリック教会の不満が募っている」と報じた。よく知られている反体制派の神学者ハンス・キュングは,次期法王の選出には,「全カトリック教会を真に代表する選挙人団がぜひとも必要である」と主張する。「法王はかなりの信者の信頼を失ってしまった」と,キュングは考えている。さらにキュングは,「スターリン主義の崩壊後,ローマ・カトリック体制が西の世界に存続する最後の絶対主義体制であることを無視することはできない」と述べている。

早く年を取るのを防ぐ

「人々は家を子供たちに合わせて改造する。年配の人に合わせて改造するのはどうか」と,ブラジルはサンパウロ大学の老年医学の専門家ビルソン・ジャコブ・フィリョは問いかける。彼はお年寄りにとって安全な家を勧めることに加えて,転げ落ちる危険を少なくするため,筋肉系を強化する運動を行なうようお年寄りに提案している。長寿の最大の敵は何だろうか。やはりサンパウロ大学の形成外科医ロジェリオ・イザル・ネベスによると,敵は「座ってばかりいる生活,栄養のアンバランス(特に,脂肪分の多い食事),喫煙,アルコールの飲み過ぎ,ストレス,睡眠不足」などである。ジョルナル・ダ・タルデ紙は,極度のストレスは免疫機構を弱め,「それが,様々な病気の発現や,その結果としての老化に密接に関連してくる」と説明している。ネベス医師は,「生活の中に関心を持てるものが何もないことは,老化を早める主因である」とも言っている。

ボディー・ピアスは健康を害する

カナダのカルガリー公共医療サービスの環境衛生部部長ジョン・ペルトンによると,「人々は,数年前にはピアスなどしなかった体のあちこちに穴をあけるようになっている」。バンクーバー・サン紙の記事によれば,その部分というのは,まゆ,唇,舌,へそなどである。勢いを増すこの流行によるエイズやB型およびC型肝炎の伝染を懸念したアルバータ州環境衛生局は,ボディー・ピアスを規制するガイドラインを提出した。「新しい基準は結局,規制されていない個人サービス,つまり焼き印,ワックス脱毛,彫り物,電気分解法,感覚遮断などの範囲を全部包含することになる」。また,これらの規制の草案は公衆衛生に携わる役人や企業が検討することになるとも同記事は述べている。ボディー・ピアスをするためにイヤー・ピアスをする道具を使うことについて,ピアスをするある人は,「感染症になって病院に行く人々を私たちは見てきた。実際は,本当に怖いものだ」と言っている。

衰退する教会

トロント・スター紙によると,カナダ最大のプロテスタント宗派であるカナダ合同教会では,「教会員の高齢化と減少が急速に進み,指導者や教区民の間には,何を優先させるべきかに関して意見の一致が見られない」。300万人余りが教会に入っているとは言うものの,教会の名簿に記載されているのは75万人だけである。最大の支持者のほとんどは55歳を超えており,教会員の子供や孫たちは教会に魅力を感じていない。教会は,直ちに措置を講じなければ,息が絶えてしまうと警告された。教会員は崇拝や霊性を優先させてほしいと思うが,教会の指導者たちは,それよりも社会問題,世界の問題のほうに多くの注意を払うことを望む。アルバータ州の社会学者レジナルド・ビビーは,もし教会が崩壊するとすれば,「それは,合同教会にとって大切であったことが,カナダ人にとっては大切ではなかったということをも意味する」と警告している。「それは時間と金銭と注意を払う価値のないものだったのだ」。

戦争の落とし子

51年前にヨーロッパに進攻した連合国の退役軍人7,000人が,1994年6月にノルマンディー海岸を再訪した。しかし,その中の幾百人かにとって当時の記憶はあまりにも重苦しく,その式典によって生じる不安な気持ちに対処するのに精神医学の援助を必要とするほどだった。「退役軍人の中には,Dデー(進撃開始日)のあと極度に落ち込む人もいる」と,グラハム・ルーカス医師は,コンバット・ストレスという退役軍人を支援する慈善団体を代表して語った。「彼らは,他の人たちが死んでゆく時に助かるような価値など自分にはないという罪悪感を抱いていて,悪夢や睡眠障害に苦しんでいた」。長年そのような感情が重くのしかかっていたので,彼らは潰瘍やぜん息や皮膚病などを患っていた,とロンドンのサンデー・タイムズ紙は報じている。一人の老兵は,今でも戦争の記憶にまつわる悪夢を見る。彼はこう言った。「あなた方はこうした事柄をやり過ぎるきらいがある。その場にいなかった人には,戦争がどんなものだか理解できない」。

寄生魚

カンディルーはアマゾン川流域の河川に繁殖する寄生魚である。ウナギに似た半透明のこの魚は体長が約2.5㌢あり,大抵は大型の魚のえらの所にいて,その血液から養分を得ている。人体の開口部からも侵入して炎症や出血を引き起こし,時には死を招くことさえある。最近,この魚のもっと小型で体長が半分しかない,食欲の旺盛な変種がブラジルで発見された。それには口の奥に鉤形の歯が2本あり,それでしっかりかみつくため,振り払うことができない。ニュー・サイエンティスト誌の伝えるところによると,「沿岸の集落では医療施設が皆無に等しいため,この魚による感染症で重体に陥ることもある」。

困窮する大学

ヨハネスブルクのウイークエンドスター紙によると,「手入れもせずに放置されているアフリカの大学の中には,崩壊寸前のものがある」。資金不足でコンピューターはほとんどなく,電話を切られてしまった大学もある。ある大学には3万5,000人の学生が登録されているが,この大学の定員はもともと5,000人にすぎなかった。ウガンダのかつてのある有名大学では,講師の職の半数が空席になっている。この大学の講師の給料は,1か月に約19㌦(約1,700円)である。講師または学生のストライキで,数か月閉鎖される大学もある。ケニア人の一教授は,「アフリカにおける大学の自滅は進む一方である」と述べた。

だれが家事をするか

コリエーレ・デラ・セラ紙は,中央統計協会が行なった,イタリアの家族の時間の用い方に関する調査について報じ,「[男女の]平等は家庭環境にはまだ浸透していないようである」と述べた。外の仕事を持っていようがいまいが,「家族構造の重荷を担う」のは依然として女性であり,子供がいるなら,家事に平均7時間18分専念することになる。それに比べて,夫が家事に費やす時間は1時間48分である。矛盾しているようだが,未婚の母親はもっと上手にやっているらしく,家事に専念する時間が毎日2時間少なくてすむ。「母親は,娘は幼い時から家事をするものと『決めている』のだ」と,ラ・レプブリカ紙は付け加えている。

結核との闘いに敗れる

パリにあるラ・ピティエ・サルペトゥリエール病院の微生物-ウイルス科の主任ジャーク・グローセ教授によると,病気との闘いのうち,結核との闘いは「世界的な規模で完全な敗北」を喫している。もし患者の治療をしないでいれば,結核による死亡率は約50%である。世界の結核患者の約半数は診察や治療を受けられないが,グローセ教授の指摘によれば,本当の災いは,抗生物質が自由に手に入る科学技術の発達した国々で,全快するまで治療を続ける患者がわずか半数にすぎないということである。「他の半数は治療を受けないか,またはごくまれにしか受けないので,そのために死亡率(治療を受けた人の25%)が高くなったり,抗生物質の効かない結核菌変種を生み出したりする」。

ベネズエラとエイズ

ベネズエラはカラカスの「エル・ウニベルサル」紙によると,中南米の中でベネズエラは,ブラジルとメキシコに次いで3番目にエイズ患者の多い国である。アレヤノ・メディシ医師は,国内でその致死的なウイルスに感染している人は35万人と推定しているが,保健省がエイズと認めているのは3,000人にすぎない。感染者一人に対して,感染に気づいていない人が恐らくさらに100人はいるという事実は,メディシ医師によると,「我々の社会では,不特定多数を相手にした性行為が極めて多い」ということだ。感染者は道徳的に清い生活を送るべきであることをメディシは指摘する。それは他の人にうつす危険があるというだけのことではない。様々なタイプのエイズウイルスがあるからだ。感染者は他のウイルスに容易に感染し,彼らがすでに抱えている健康の問題はさらに悪化する。ある情報筋は,2000年までに,世界の家族はみな,エイズ患者を抱えることになると見ている。

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