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目ざめよ! 1995
目95 10/8 4–7ページ

ひとり親として成功する

「ひとり親のすべてが決して十分に持てないもの ― それは時間である」―「ひとり親のためのサバイバルガイド」。

「金銭の不足は最も深刻な問題である」― ロンドンのタイムズ紙。

「ひとり親にとって孤独感はストレスの要因である」―「ちょっと休ませて!」 ひとり親の余暇に関する一調査。

どんな親でも,骨の折れることや喜びや問題を経験します。しかしひとり親である人には,そうした経験を分かち合える配偶者がいません。その結果,そうした人たちの生活の中で,時間と金銭と孤独感が大きな問題となることも珍しくありません。

ひとり親である人の生活の現実は厳しいかもしれませんが,家族生活を成功させることは可能ですし,現に成功させている人も少なくありません。その成功は,どんな規準を選ぶか,またどれほどしっかりとその規準に付き従うかに大きく依存しています。

興味深いことに,聖書はずっと昔に現在の道徳的,社会的混乱を予言していました。クリスチャンの使徒パウロが,このことに年若い弟子テモテの注意をどう喚起したかに注目してください。パウロは,「しかし,このことを知っておきなさい。……終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は自分を愛する者,……親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者(となるからです)」と警告しました。―テモテ第二 3:1-3。

聖書は,今日の人々の態度を正確に預言していたというだけの本ではありません。聖書には,もし従えば家族生活を必ず成功させることのできる原則が収められています。(テモテ第二 3:16,17)これらの原則のあるものが,時間,金銭,孤独感の問題に対処する点でどのようにひとり親の立場にある人の助けになるか,考慮してください。

時を買い取ってください

あなたがどれほど物事をきちんと組織している人だとしても,時間は逃げ足の速いものです。時間を上手に使うためにはまず,時間が実際どのように用いられているかを知る必要があります。そうすれば,自分にとって最重要な活動は何かを見極められます。あるひとり親の団体は,「“時間日記”をつけましょう。その日記に,一日または一週間に行なうことを全部記録し,各々の活動にどれほど時間がかかるかを見ます。それから,物事を行なう順序を変えたり,あることをするのをやめたりして,どこで時間を節約できるか,あるいはもっと有効に使えるかを考えるのです」と提案しています。

そうした健全な助言には,次のような使徒の教えの背後にある聖書の知恵が示されています。「あなた方は,自分の歩き方をしっかり見守って,それが賢くない者ではなく賢い者の歩き方であるようにし,自分のために,よい時を買い取りなさい。今は邪悪な時代だからです」― エフェソス 5:15,16。

例えば,テレビを見ることが日常の活動の中で重要な位置を占めているでしょうか。テレビを見る時間を減らせば,子供と話をしたり,子供と一緒に物事を行なったりする時間がもっと増えるでしょう。このことは,子供たちとの良い関係を築く上で役立ちます。

『腰を下ろして子供と話をしようとしても,長くて冷たい沈黙が続くだけです』と言われるかもしれません。確かにそうかもしれませんが,それであきらめてはなりません。ひとり親を対象にするカウンセラーたちは,子供たちが学校の友達のことや,自分のしようとしていることを話したりする日常の会話から,子供の気持ちを汲み取るよう勧めています。しかし,テレビに気をとられていては,そんなことはできないのではありませんか。ただテレビを聞き流しているだけだとしても,気が散らされて,お子さんの本当の考えや感情を知るための貴重な情報を聞き逃してしまうかもしれません。ですから,お子さんのために時間を作ってください。家事を一緒に行ない,いつもしておられるとおり,お子さんと話をし,お子さんの話に耳を傾けてください。

さらに,お子さんと一緒に本を読んでください。研究によれば,子供が5歳のときの読み書きの能力と,その後その子が達成する事柄との間には密接な関係があります。そうであればなおのこと,一緒に本を読む時間を買い取る必要があります。寝る前の数分か,親があまり疲れてしまわない,夕方か夜の早い時間を上手に活用できるでしょう。

必要なもので満足してください

経済的悪循環に陥っていることに気づくひとり親は少なくありません。人並みの衣食住を備えるだけのお金は,何とか稼がなければなりません。しかし,外に働きに出ると,子供の世話がきちんとできるかどうかが問題になります。

保育施設を見つけるのは必ずしも容易ではありませんし,そうした施設の使用料も安くはありません。それで,ひとり親である人の中には,親族 ― おじいちゃん,おばあちゃん,おじ,おばなど ― の援助を得て首尾よく対処している人もいれば,幼児学校や遊び場や,雇い主が備える保育施設を頼りにしている人もいます。政府の助成金を受けられるとしても,必ずしもそのお金でそうした保育にかかる費用を賄えるわけではありません。国によっては,乳幼児を抱えるひとり親が,仕事を探すよりも家にいて,政府が支給するお金で暮らしてゆくことを選べる場合もあります。

一方,政府は,保護すべきひとり親の増加に伴い,責任を取って当然と考えられる人たちに目を向けています。その結果,英国ではすでに,子供の扶養を怠って家にいない父親に対し,断固たる処置が取られています。児童扶養機関がそれら道にはずれた父親を追跡し,未納の扶助料を支払わせるのです。ひとり親になった母親が,父親を追う諸機関への協力を拒むなら,それら母親はある種の経済的恩恵を受けられなくなる可能性があります。ロンドンのタイムズ紙は,「スウェーデンでは,法的義務不履行者の4割が,地元の社会保険機関を通して捕らえられるものと見られており,フランスでは,裁判所が扶助料支払い命令および法的義務不履行者の追跡を施行している」と伝えています。

裁判所命令や政府の援助の有無には関係なく,以前よりも少ないお金で何とかやってゆく方法を見いだしているひとり親も大勢います。どのようにでしょうか。予算の組み方を変えるのです。

予算の組み方を変える方法を習得するのは,一つの技術です。それは多くの場合,出費の優先順位を変えることを意味します。例えば,最初に住居費や光熱費,次に食費,次いでローンの返済金という順にお金を取り分けるのです。使徒パウロは,「命を支える物と身を覆う物とがあれば,わたしたちはそれで満足するのです」と説明しています。―テモテ第一 6:8。

他の人と費用を分担するという方法を考えたことがありますか。他の親たちと一緒に食料や生活用品をまとめ買いすれば,お金の節約になります。どんな方法で予算を組むにせよ,座って費用を計算する必要があることを忘れないでください。(ルカ 14:28と比較してください。)予算の組み方を考えるに当たって,お子さんの助けを借りてはどうでしょうか。そうすれば,お子さんは,組んだ予算にしっかり従ってゆけるよう親を助けることは特権だと思うかもしれません。貯金をするお金を作ることさえできるかもしれません。

友を得るため,友になってください

イエスは,「いつも与えなさい。そうすれば,人々はあなた方に与えてくれるでしょう。……あなた方が量り出しているその量りで,今度は人々があなた方に量り出してくれるのです」という諭しを与えておられます。(ルカ 6:38)人間関係についても同じことが言えます。他の人に関心を払うなら,友としての反応を示してもらえます。孤独感を克服する最善の方法は,自分から進んで友を作ることです。お子さんの面倒を見てくれる信頼できる友人が見つかって,人に会いに出かけられるかもしれません。それよりもいっそのこと,友人に自宅へ来てもらうのはどうでしょうか。

とはいえ,この点についてはひとこと注意が必要です。「悪い交わりは有益な習慣を損なう」ということを忘れないでください。(コリント第一 15:33)あなたの育む友情が真に人を築き上げ,満足感をもたらすものであるときにはじめて,孤独感をうまく克服できるのです。

母親役と父親役を務める

ひとり親である人は,子供たちにとって母親であり,父親でなければなりませんが,それはだれにとっても容易な務めではありません。しかも,子供は生まれつき人真似が得意であることを忘れないでください。責任ある大人のやることを見て,どうしたら責任ある大人になれるかを学びます。ですから,お子さんに対してどんな模範を示しているかということに,多くがかかっているのです。ロンドンのサンデー・タイムズ紙は,米国のスラム地区で育つ少年の多くに父親がいないことについて論評し,こう述べています。「暴力行為や社会的無秩序は……男子の一世代の約半数が,成人した男子になることの意味を知って身の引き締まる思いをする,ということもなく思春期を迎えた場合に,その世代がどんな行動に走るかを示している」。

「人間関係革命」という本の中でダンカン・ドーマーは,子供たちが片親だけで育てられると,健康や学業,それに経済上の見通しまで不利な影響を被る場合がある,と述べています。一方,別の研究者たちはこうした調査結果に異議を唱え,貧困と,社会的保護を受けていないことに原因があるとしています。とはいえ,多くの人は,社会学者のチャールズ・マレーの次のような評価に同意しています。「母子家庭の子供,すなわち,父親が不在で母親だけという環境の中で生活している子供は,自分の目で見たことで物事を判断する。ソーシャルワーカーや学校の教師や僧職者を送り込んで,若い男子に,成人したら良い父親になるようにと教えることはできる。しかし,自分の目で見ない限り,彼にはそれが何を意味するのかは分からないのである」。確かに,男の子には母親と父親のどちらも必要です。それは女の子も同様です。

聖書は,詩編 68編5節でエホバ神を,「父なし子の父」と描写しています。神に導きを仰ぐ母親は,子供にとって最善の模範を神のうちに見いだします。男手一つで子供を育てている父親は,責任感のある,円熟した女性たちからの援助を貴重なものとみなします。愛情深い支援こそ,ひとり親である人がだれしも必要としているものなのです。恐らく,あなたもこの点で助けになることができるでしょう。

[6ページの囲み記事]

“母親”を兼任する父親たち

片親家庭で父親が世帯主というケースは多くありません。しかし,破綻をきたす結婚が増えるにつれ,独りで子供の面倒を見ることにする男性はますます多くなっています。「ひとり親のためのサバイバルガイド」という本は,「こうした状況に置かれた男性が直面すると思われる最大の難問の一つは,思春期の娘の問題である」と解説しています。性の問題について話し合うのはきまりが悪いため,その話題には触れようとしない父親もいれば,信頼できる女性の親族の一人に娘と話し合ってもらうよう取り計らう人もいます。男女の別を問わず,ひとり親である人は皆,「若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え」という本aを子供と一緒に読むことから,大きな益を受けることでしょう。この出版物には,「性と道徳」,「デート,恋愛,異性」という題の付された区分があります。各章の最後には,「討論のための質問」という欄があり,極めて私的な事柄に関しても必ずきちんと復習できるようになっています。

[脚注]

a ものみの塔聖書冊子協会発行。

[7ページの図版]

子供と一緒に時間を過ごすなら,良い関係が築かれる

[7ページの図版]

どんな方法で予算を組むにせよ,座って費用を計算してください

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