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目ざめよ! 1995
目95 10/8 28–29ページ

世界展望

バチカンの「矛盾」

ローマの僧職者たちは年に一度法王に謁見するが,その際に一人の司祭がヨハネ・パウロ2世に対して,「聖下,バチカンが今でもたばこを販売しているのはどうしてでしょうか」と質問した。この司祭はさらに,「健康に害が及ぶことに加え,この商売は,聖下が常日ごろ呼びかけておられる健康の保護および私たちの司牧活動に矛盾します」と言った。76歳の司祭ウーゴ・メッシーニにとって,バチカンが「喫煙は健康に有害です」と書かれた葉巻や紙巻きたばこを販売しているという事実は,法王のメッセージに「反している証拠」であり,「矛盾」しているのである。ローマの新聞「イル・メッサジェロ」によると,法王はたばこの件に関して,自分の「良心は潔白」だと答えた。しかし法王は,バチカンのたばこ販売について,それを監督している枢機卿と話し合うことを約束した。

「サタンの世紀」

ニューヨーク・タイムズ紙の社説は,「最悪だった時を考えるなら,今世紀はサタンの世紀だった」と言う。「人種や宗教や階級を理由に無数の人を殺りくするため,人々がこれほど強い意欲や欲求を示したことは以前にはなかったことだ」。同紙はその証拠として50年前に明るみに出たアウシュビッツの死の収容所を引き合いに出した。ドイツのこの強制収容所を解放した人たちは,「マッチ棒のようにやせた奴隷労働者,狂気の実験室で体をめちゃくちゃにされた子供たち,かつて1日に2万人の犠牲者の命を奪った四つのガス室と死体焼却炉の残がい」を発見したと社説は述べた。解放者たちの記憶に焼きついているのは,「たきつけのように積み上げられた死体,4万3,000足の靴,山と積まれた髪の毛」である。「今日に至るまで,アウシュビッツは正常な意識と理解力を超えたものである」と,同紙は付け加えている。

予想される食糧不足

エジプト出身の開発専門家で,世界銀行の副総裁イスマイル・セラギルディンは,「科学技術の変革に多額の投資が行なわれなければ,我々は非常に深刻な問題を抱えることになりそうだ」と言う。基本的な食糧の必要が増していることを言っているのだ。人口増加が最も著しいアジアやアフリカでは,すでに必要が供給を上回っている地域がある。「どんなに手を尽くしても向こう20年間に[人口]は20億増加し,そのうちの95%は最も貧しい国々の住民となる」と同氏は述べた。過去25年間に,基本的な穀物の収量は劇的な増加を見たが,環境的・生物学的な限界があるために,これ以上の増産を達成することは次第に難しくなってきている。ますます攻撃的になる害虫,植物の病気,土地の質の低下などによっても,増産は阻まれそうである。ワールド・ウォッチ研究所も同じ意見である。「地球白書 1995年」の中で同研究所は,「この世界が環境面から言って支えきれない経済の道を歩んでいることは,漁獲量の減少,地下水面の低下,鳥の数の減少,記録的な熱波,穀物の貯蔵量の減少など,わずかな証拠を挙げるだけでも明らかである」と述べている。

年齢と食生活

ロンドンのタイムズ紙によると,現在,研究者の中には,50歳を超えた人は中年太りを心配する必要はないかもしれないと言う人たちがいる。例えば,消費者協会の雑誌の編集者デービッド・ディキンソンは,「身長に比較して体重の重い人はみな太りすぎだからやせるべきだ,という忠告は誤りである。やせることは,身長と体重の比率への影響とは全く無関係に,健康に害を及ぼすことがある。50歳過ぎの人の大半はやせる必要はない」と述べている。栄養学および応用栄養学の教授トム・サンダーズは,「健康に対する肥満の危険性はしばしば誇張されている。糖尿病や関節炎の危険性が増すのは確かだが,小太りの危険は取るに足りないものである。女性にとっては利点にさえなるかもしれない」と説明している。また,保健省のマーティン・ワイズマン博士は,「どんな年齢であっても,太りすぎず,やせすぎないこと,これが大切である。これを達成するには,良識ある食習慣を持ち,活動的であることが一番よいが,老年を迎えるようになったら,やせこけているよりは小太りのほうが良い」とアドバイスしている。

幸いな事故?

1992年1月,2万9,000個のプラスチック製のおもちゃ ― アヒル,カメ,ビーバー,カエル ― を満載したコンテナが北太平洋上で嵐に遭い,船から海中に押し流された。この事故は科学者たちに益をもたらすことになった。その2年前に,6万1,000足のナイキのスポーツシューズが海中に散乱した時とは異なり,軽量のおもちゃはほぼ完全に水面に浮き,風と海流に流された。この事故のおかげで,北太平洋の潮流を研究していた海洋学者たちは,風の影響の研究も併せて行なうことができた。アラスカの南東部の海岸でおもちゃが最初に見られるようになったのは,事故から約10か月後のことであった。続く10か月間には,アラスカ湾の海岸の850㌔に及ぶ範囲に,400個を超えるおもちゃが漂着した。長さが13㌢ほどの小さなおもちゃは,香港<ホンコン>から米国ワシントン州のタコマに至る範囲に漂着した。ついにはベーリング海峡を通過して,氷の塊の浮かぶ北極海を進み,北大西洋に行き着くものもあると考えられている。

ポリオに対する部分的な勝利

一般にポリオとして知られている麻痺性灰白髄炎で,今までに1,000万を超える人々が命を失うか,または身体の自由を失ったと言われている。ポリオは,古代のエジプト,ギリシャ,ローマの彫刻にも描かれている。この病気にかかるのはほとんどが小児で,窒息により麻痺が生じたり死亡したりすることもある。世界保健機関の一部門であるパンアメリカン保健機関によると,現在のところポリオは西半球では撲滅された状態にある。最後の患者が報告されたのは1991年で,ペルー人の子供であった。この子供は片足に障害が出たが一命は取り留めた。しかし,1977年に世界的に撲滅された天然痘とは異なり,ポリオウイルスは今でも他の地域で発見されており,移住や旅行によって南北アメリカに再侵入する恐れがある。最後の完全な報告によれば,年間の患者数は1万人に満たない。この病気が完全に制圧されるまでは,病気に対する免疫を与える仕事を続けなければならない,と保健の専門家は言っている。

オランウータンに困惑する台湾省

台湾省の当局者たちは珍しい問題に直面している。1986年にテレビ番組で「理想的な仲間」として取り上げられて以来,流行のペットとなったオランウータンをどう扱ったらよいかという問題である。ニュー・サイエンティスト誌によると,子供のオランウータン約1,000頭が台湾省に持ち込まれ,ペットとして売られた。今それらのオランウータンは性的に成熟しつつあり,攻撃的で手に負えなくなってきたため,飼い主に捨てられたものが何百頭もいる。オランウータンは孤独な生活をする動物なので,チンパンジーやゴリラのように群れに溶け込むという問題はなく,飼育されたオランウータンでも野生に戻ることができる。しかし,B型肝炎や結核などの人間の病気にかかっているので,すでに危機に瀕している野生のオランウータンの数をさらに減少させる恐れがある。多くは殺されなければならないかもしれない。そのほうが,わびしい檻の中で余生を過ごさせるよりは親切だ,と考える人もいる。

トロントのストリート・キッズ

政府の役人によると,1万人ものストリート・キッズがいつもトロントの街をぶらついている。「その数は過去10年間に急上昇した」と,トロント・スター紙は伝えた。「ほとんどのストリート・キッズは家庭内での問題について語る。それは虐待から,親が設けた従いたくない規則にまで及ぶ。彼らは麻薬,暴力,売春の世界,何もすることのない,うんざりするほど長くて退屈な世界を語る」。トロントのストリート・キッズの54%が売春を行なっていると見られている。5人に一人は妊娠することになり,80%が麻薬かアルコールを用いている。67%は虐待を受けたことがあり,43%は自殺未遂の経験がある。一人の若者は,「路上の生活は華やかでわくわくする,とだれかが言うのを聞いても,信じないでください。ここでの生活は死のようなもので,生活なんてものではありません」と言っている。「麻薬,売春,エスカレートする犯罪などの生活から抜け出す方法のない子供もいれば,教育を受けて職に就くことを希望している,年長の,賢い子供もいる」と,同紙は付け加えている。

その歯を保存してください

もし事故に遭って歯が抜けてしまったなら,その歯を捨てないようにと,カリフォルニア大学バークレー・ウェルネス・レターはアドバイスしている。「調査によると,30分以内に歯科医のところに行けば,無事に再移植してもらえる可能性が50%ある」。では,何をしたらよいのだろうか。できるだけ冷静を保つ。歯冠を持ち,歯をぬるま湯で洗う。こすり洗いはしない。歯科医に電話をかけて,行くことを伝える。歯科医からの指示がなければ,歯を歯槽に静かに戻す。歯を安定させるため,きれいな布かハンカチを5分間強くかみ,歯科医のところに行くまで適度の強さでかみ続ける。直ちに歯槽に挿入できない場合は,歯を口の中に入れ,唾液で濡らしておく。小さな子供で歯を呑み込んでしまいそうであれば,歯をビニール袋かカップに入れて,牛乳の中か,一つまみの塩の入った食塩水につけておく。30分以上の時間が経過したとしても,歯科医のもとに出向いて何をすべきか決めてもらうのが最善である。「歯を取っておく価値は十分にある」とウェルネス・レターは述べている。

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