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目ざめよ! 1996
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戦争のない世界は実現するか

ちょっと想像してみてください。戦争の恐ろしい現実や余波を目にすることも経験することも二度とないとしたら,どうでしょうか。銃声や爆音を耳にすることも,群れをなして逃げる餓死寸前の難民を見ることも,自分や愛する家族が何かの残酷かつ無意味な戦いで死ぬのではないかと心配することも二度とないとしたら,どうでしょうか。戦争のない世界で暮らせたら,どんなにかすばらしいことでしょう。

「そうなる見込みはまずないだろう」とおっしゃるかもしれません。しかし,ほんの数年前のこと,平和な世界の夢はばら色に輝きました。1990年と1991年には,諸国家は安全と協力の新たな時代の門口にいると述べる人が少なくありませんでした。当時の風潮を反映して,時の米国大統領ジョージ・ブッシュは折に触れて,“新世界秩序”の出現について語りました。

なぜそうした楽観的な見方が生じたのでしょうか。冷戦が終結したからです。核戦争の脅威は40年以上にもわたって,一本の細い糸で吊り下げられた剣のように人類を脅かしてきました。しかし,共産主義の終焉およびソビエト連邦の解体とともに,核による大破壊の脅威は消えうせるかに見えました。世界はほっと胸をなでおろしました。

人々が将来に対する安心感を抱いたこと,また少なからぬ人が今でも安心感を抱いていることには,ほかにも大きな理由があります。40年にわたる東西の対立ゆえに,国連は単なる論争の場と化していました。しかし,冷戦の終結に伴い,国連は国際の平和および安全を維持するという本来の機能を果たせるようになりました。

近年,国連は武力衝突を防止するための努力を強化してきました。加盟国から軍隊を提供された国際連合は,1994年までの4年間にそれ以前の44年間よりも多くの平和維持活動を行ないました。約7万人の文民と軍人が世界中の17の平和維持活動に携わりました。わずか2年間で平和維持活動の経費は2倍以上に跳ね上がり,1994年には33億㌦に達しました。

最近,国連事務総長ブトロス・ブトロス・ガリは次のように書きました。「サンフランシスコでほぼ50年前[国連の創設時]に設立された集団安全保障システムがついにその理念通りに機能し始めた兆しが見える……我々は実際に使える国際システムを実現しつつある」。こうした事態の進展にもかかわらず,新世界秩序の夢は急速に薄らいでいます。戦争のない世界の実現が望み薄になったのはなぜでしょうか。いつの日か全世界が平和になると信じられる根拠はあるのでしょうか。続く記事ではこうした疑問を考慮します。

[3ページの図版のクレジット]

戦闘機: USAFの写真

対空砲: U.S. National Archivesの写真

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