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目ざめよ! 1997
目97 7/22 10–13ページ

インターネット注意すべきなのはなぜか

インターネットが教育の分野や日常の意思伝達における可能性を秘めていることは確かです。しかし,ハイテクという輝きを取り去ると,インターネットも,長い間テレビや電話や新聞や図書を悩ませてきたのと同じ問題の幾つかに悩まされています。ですから,インターネットの内容は自分と自分の家族にふさわしいものだろうか,と尋ねるのは当を得ています。

インターネット上でポルノを見られることについては多数の報告が寄せられてきました。しかし,これはインターネットが,性的に倒錯した変質者でいっぱいの汚水だめに過ぎないという意味でしょうか。一部の人は,そんなのはひどく誇張した話だと言います。意識的に,また故意にそうしようとしない限り,いかがわしいデータに出くわすことはないと言うのです。

確かに,意図的にそうしようとしない限り,不健全なデータに出くわすことはありません。しかし,インターネット上では他よりもそうしたものを探すのがずっと簡単だと言う人もいます。ユーザーは幾つかの字を入力するだけで,音声や映像を含む,性的に露骨な画像などのエロチックなデータを探し出すことができます。

インターネット上でどれほど多くのポルノが入手可能かという問題については,現在,激しい議論がなされています。倒錯の問題を示唆する報告は大げさかもしれないと感じている人もいます。それでも,自分の家の裏庭に毒ヘビがいると知ったら,それが100匹ではなくほんの数匹だからといって,家族の安全に対する心配が減るでしょうか。インターネットにアクセスする人たちが注意力を働かせるのは賢明なことです。

子供をえじきにする者たちに気をつける

最近のニュース報道によると,一部の小児性愛者たちがオンライン上での子供たちのチャットに加わっています。これらの大人は子供を装い,疑うことを知らない子供たちから巧みに名前と住所を聞き出してきました。

行方不明児・被虐待児情報全国センター(NCMEC)は,こうした行為の幾つかを詳細に記録しています。例えば,1996年,警察は米国サウスカロライナ州出身の少女二人を発見しました。二人は13歳と15歳で,1週間にわたって行方不明になっていました。インターネットで知り合った18歳の男性と別の州に行っていたのです。35歳の男性は,14歳の少年を両親の不在時に誘い出し,不法な性関係を持ったかどで告発されました。どちらのケースもインターネットのチャット・ルームでの会話が発端となりました。1995年のこと,別の大人はオンライン上で15歳の少年と知り合い,大胆にも学校までその少年に会いに行きました。また,14歳の少女と性関係を持ったことを認めている大人もいます。この少女は父親のコンピューターを使い,電子掲示板を通じて十代の若者たちと会話していました。彼女もインターネット上でこの大人と知り合いました。これらの子供たちは皆,結局言いくるめられて,自分の名前や住所を教えてしまいました。

親の指導が必要

上のようなケースは比較的まれであるとはいえ,親はこの問題を注意深く検討しなければなりません。犯罪や虐待の標的にならないよう子供を保護するため,親はどんな措置を講じることができるでしょうか。

企業は様々なツールを提供し始めています。それらは,映画と同じようなランク付けシステムから,望ましくない内容にアクセスできなくする語句検知ソフトや年齢証明システムまで様々です。データが家のコンピューターに届く前に,それをブロックするシステムもあります。しかし,こうしたシステムのほとんどは万全ではなく,さまざまな方法で回避することが可能です。忘れないでいただきたいのは,インターネットが本来,破壊に耐えられるように作られており,それゆえに検閲が困難であることです。

「目ざめよ!」誌のインタビューに対し,カリフォルニア州で児童虐待捜査グループを指揮しているある巡査部長は次のようなアドバイスをしてくれました。「親の指導に代わるものはありません。うちにも12歳の子供がいます。妻と私は息子がインターネットを使うのを許してきましたが,使う時は家族で一緒に使い,それにどのくらいの時間をかけるかを注意深く制限しています」。この父親はチャット・ルームに特に注意を払い,その使用について子供にきちんとした制限を課しています。彼はさらにこう述べています。「パソコンは息子の部屋にではなく,家族が自由に出入りできるところに置いています」。

子供にインターネットを使わせる場合,親は積極的な関心を払い,どのような使い方を許すかを決める必要があります。事前にどんな実際的かつ道理にかなった対策を講じることができるでしょうか。

サンノゼ・マーキュリー・ニューズ紙専属の執筆家デービッド・プロトニコフは,家庭でインターネットを使うことにした親たちに対し,次のような有益な提案をしています。

● 子供たちが最も建設的な経験をするのは,親と一緒にインターネットを使い,親の判断や指導の価値を学ぶ時です。親の手引きがないなら,「インターネット上の情報はどれも皆,入れるコップのない水のようなものだ」とプロトニコフは警告しています。インターネットに関して親が規則を与えるとしても,それは「親が子供にいつも言って聞かせている常識的な事柄の延長」です。見知らぬ人と話すことに関する規則はその一例です。

● インターネットは公共の場であり,子守として使うべきものではありません。「なんと言っても,10歳の我が子を大都会にほうり出し,二,三時間遊んでおいでなどと言ったりはしないのではないでしょうか」。

● インターネット上で,ゲームやチャットをする場所と宿題に役立つ情報が得られる場所との違いを見分けられるようになってください。

「情報ハイウエーにおける子供の安全」というNCMECのパンフレットが提供している,子供たちへの指針は以下のとおりです。

● 自分の住所,家の電話番号,学校の名前や所在地など,個人的な情報を明らかにしてはなりません。親の許可がないかぎり,自分の写真を送ってはなりません。

● 不快な情報を受け取った場合は,すぐに親に知らせましょう。悪意に満ちた,あるいは攻撃的なメッセージには絶対に返事を出してはなりません。すぐに親に話してください。そうすれば,親はそのことをオンライン・サービスに連絡できます。

● インターネットを使用する時間帯や長さやアクセスしてもよい場所などについて,親が規則を定めるとしても,それに協力し,親の決定をきちんと守るようにしてください。

予防対策は大人にとっても有益であることを覚えておきましょう。大人の中にも,不注意から好ましくない関係や重大な問題に陥ってしまった人がいるのです。チャット・ルームの持つ不思議な雰囲気,つまり,顔を合わさないことや変名を使って匿名で話せることから,ある人々は抑制力が弱まり,誤った安心感を抱くようになりました。大人の皆さん,注意してください。

平衡の取れた見方を保つ

インターネット上で得られるデータの一部やサービスの多くは教育的に価値があり,有益な目的にかないます。社内のネットワーク,つまりイントラネットに内部資料を蓄積する会社はますます増えています。インターネットでの映像と音声を使った会議の出現によって,従来の出張と会議のパターンは永久に変化する可能性があります。企業はインターネットを通じて自社のコンピューターソフトを販売し,コストを削減しています。現在,人を介して商取引を行なっている,旅行業者や証券会社などの多くのサービスは,インターネットのユーザーがそうした業務の一部あるいは全部を扱えるようになるにつれて,影響を被ることでしょう。そうです,インターネットは大きな影響を及ぼしており,これからも情報交換や商取引や意思伝達の重要なメディアであり続けることでしょう。

ほとんどの道具と同じように,インターネットには有益な用途があります。しかし,誤用される可能性もあります。インターネットの積極的な側面をさらに検討することにする人もいれば,そうしない人もいることでしょう。クリスチャンは個人的な問題において他の人が下した決定を裁く権限を与えられてはいません。―ローマ 14:4。

インターネットの使用は,初めての国への旅行に例えることができます。初めて見たり聞いたりする事柄がたくさんあります。旅行する際には,良いマナーを示し,賢明な予防措置を講じる必要があります。インターネット,つまり情報スーパーハイウエーを使うことにしたなら,同じようにする必要があります。

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「パソコンは息子の部屋にではなく,家族が自由に出入りできるところに置いています」

[13ページの拡大文]

インターネットは公共の場であり,子守として使うべきものではない

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礼儀正しさと注意が必要

礼儀正しさ

礼儀正しさや儀礼を学んでください。大抵のインターネット・サービス・プロバイダーは,振る舞いに関して,配慮の行き届いた好ましい指針を発表しています。他のユーザーはあなたの思いやりと良いマナーに感謝することでしょう。

注意

中には,宗教問題や物議を醸す問題について討論するグループもあります。そうした討論にコメントを寄せることについては注意してください。あなたの電子メールのアドレスと名前がグループの全員に知れ渡ることになるかもしれません。それがきっかけで,時間の浪費となる,したくもないようなやり取りをする結果になる場合は少なくありません。確かに,意見の交換はもちろんのこと,読むのもふさわしくないようなニュースグループもあるのです。

仲間のクリスチャンのための話し合いの場,つまりニュースグループを作ることはどうでしょうか。このことは,当初考えていたよりも大きな問題や危険を生むことになりかねません。例えば,隠れた動機を持った人々がインターネット上で自分を偽ることは周知の事実です。今のところ,インターネット自体では,アクセスしてくる個々の人の身元を確認することができません。さらに,そうしたグループはある意味で,進行中の大きな社交パーティーに例えることができます。必要かつきちんとした監督を行なうには,時間や能力の面で主催者に重い負担がかかります。―箴言 27:12と比較してください。

[13ページの囲み記事/図版]

時間はどれほど貴重か

この20世紀において,生活は次第に複雑さを増してきました。一部の人の益になった発明品が,多くの人の時間を浪費させるものとなった場合は少なくありません。また,不道徳で暴力的なテレビ番組,ポルノ本,人を堕落させる音楽のレコードなどは,科学技術が誤用された例です。それらは貴重な時間を浪費するだけでなく,人々の霊性を損ないます。

もちろん,クリスチャンは,日々の聖書朗読,ものみの塔協会の「ものみの塔」誌や「目ざめよ!」誌や他の出版物の中で論じられているかけがえのない聖書の真理に精通することなど,霊的な事柄を第一にします。永続する益はネットサーフィンからではなく,時間をかけて,唯一まことの神とそのみ子であられるイエス・キリストの知識を取り入れ,それを熱心に当てはめることから来るのです。―ヨハネ 17:3。エフェソス 5:15-17もご覧ください。

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