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  • 岐路に立つ宗教
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目ざめよ! 1998
目98 3/22 28–29ページ

世界展望

死の危険を冒す移民

毎年,何千人もの不法移民が,南アフリカに働き口とより高い生活水準を求めて命の危険を冒す。リンポポ川を泳いで渡っていたときワニに食べられた移民は幾百人にも上ると言われている。クルーガー国立公園を歩いて横切るときに,ゾウに踏みつぶされたり,ライオンに殺されたりする人もいる。最近,同公園の職員は5頭の人食いライオンを射殺した。ヨハネスブルクのスター紙は,「それら5頭のライオンを解剖した結果,消化器系に人間の死骸があることが分かった」と伝えた。野生動物に殺される不法移民の正確な数は知られていない。「定期パトロールをしていると,人間の足跡がなぜかぷっつり消えてしまうことがある」と同紙は述べている。「雄[ライオン]の成獣は,肉を一度に70㌔も食べることがある。ライオンが殺した人間の遺体が証拠としてその場所に残される可能性は極めて少ない。いったんハイエナやジャッカルがそこにやって来ればその可能性はとりわけ低くなる」。

戦争における子供たちの窮状

テール・デゾムは,逆境にある子供たちの世話をする組織である。ドイツにおける同組織の女性委員長ペトラ・ボクスラによると,「過去10年間に,約200万人の子供が戦争や小競り合いや市街戦で命を落としている」。「南ドイツ新聞」は,さらに600万人が身体に重傷を負い,1,000万人が感情面で深刻な傷を負っていると伝えた。ボクスラは,戦争が最近,子供たちにとって一層残忍な性質を帯びるものになっていると嘆いている。子供たちに人を殺す訓練を強制的に受けさせている国もあれば,子供たちを「生きた地雷探知器のように使う」国もある。

“新しい”動物の発見

「ほんの数十年前までは,世界の哺乳類 ― 皮膚が毛で覆われ,恒温性で,乳を出す動物 ― はほとんど知り尽くされたと見るのが常識であった。ところが今はそうではない」と,US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌は述べている。「『世界の哺乳類』[Mammal Species of the World]の1983年版と1993年版との間に,新たに459の項目が付け加えられた。過去4年間に,科学者たちはさらに幾十もの新種を発見している。これには,げっし類,コウモリ,シカ,アンテロープ,野牛,そしてサルまで含まれる」。現在知られている哺乳動物4,600種は,8,000種近くまで増えるものと予想されている。時には,「何年も前に採集された標本を科学者たちが博物館で詳しく調べた結果,哺乳動物の『発見』がなされるということもある」。それに加えて,「新種の動物の多くは,科学界に知られていない寄生虫や他の小さな生き物をたくさん宿している。新たに発見される哺乳動物のうち3匹に1匹は,科学者が一度も見たことのないものである」と,その記事は述べている。新発見のほとんどは,熱帯雨林や世界の他の孤立した地域でなされる。哺乳動物学者のジョージ・シャラーはこう述べている。「火星にバクテリアが存在するかもしれないということで人々が大騒ぎしているのが不思議でならない。この地球には,まだ発見されていない種がうようよしているというのに」。

岐路に立つ宗教

「我々は今世紀と今千年紀の終わりを迎えようとしているが,それは単なる象徴的な節目以上のもの,何らかの画期的な変化が生じつつあるという感がある」と,世界教会協議会の総幹事コンラード・レイザーは述べている。「問題は,その変化がどの方向に向かっているのか分からないことである。そのため,ただ[変化]に反応してその対応に追われるのではなく変化の過程を積極的に形作るということはかなり難しい」。レイザー博士は,直面する一つの問題として「宗教の多様性」を挙げている。「ENI会報」は同博士の言葉として,キリスト教世界は「依然として,解決策の一部というよりも問題の一部になっている」と述べた。博士はさらに,「我々は,お互いを隣人同士として生活する方法を模索しているが,それにはまだ程遠い。宗教的な信条や慣行を異にする人たちを脅威としてではなく,……自分を豊かにしてくれる人たちとみなすことができていない」と述べた。

2000年はもう終わった?

学者たちによると,「西暦2000年はもう何年も前に過ぎ去ってしまった。残念ながら,皆それを逃してしまった」と,ニューズウィーク誌(英語)は伝えている。なぜだろうか。現在のカレンダーは,「時の任意な区切り方に基づいて」おり,キリストが誕生したとされる日付に基づいているからだ。しかしその記事によると,近代の学者たちは,イエスが実際に生まれたのは「西暦前」の何年かであると信じている。ニューズウィーク誌は,「ということは,我々はもうすでに新しい千年紀に入って何年も過ごしたことになる」と述べている。この誤差が生じた責任は小ディオニシウスにある。彼は西暦525年に,標準となる典礼用カレンダーの制作を教皇ヨハネス1世より委任された人物である。ディオニシウスはイエスの誕生日を要とすることにしたが,その日付の計算を間違えた。「歴史家たちは,イエスがいったいいつ生まれたかを正確に知ることはないであろう」と,ニューズウィーク誌は述べている。「イエスの誕生を祝うクリスマスの日付さえ任意に定めたものである。冬至を祝う異教の祝典の日付と同じになるように ― 宗教面で対抗するために ― 教会は12月25日を選んだと学者たちは考えている」。聖書に基づく年代計算によると,イエスは西暦前2年に生まれた。

今は猫も含まれる

ニューヨーク州はここ数十年間,牛や馬や犬を事故に巻き込んだとき,その飼い主を探すか,少なくとも地元の警察に知らせることをせずにその場を去ることを犯罪としていたが,猫は例外であった。しかし,最近,圧倒的多数で可決された新しい法律によって猫も含められることになった。この「フラット・キャット」法案は,事故で猫にけがを負わせながら,少なくとも警察に報告することもせずに走り去るのを犯罪としている。報告を怠れば,猫をひいてそのまま逃げた者は100㌦(約1万2,500円)の罰金を科される。「猫愛好家にとってこの法案は,特定の動物に対する差別扱いの証拠が一つなくなるかもしれないという明るい見込みを示すものだ」と,ニューヨーク・タイムズ紙は述べている。

「肥満という流行病」

「アメリカ医師会ジャーナル」誌は,世界保健機関の警告に基づいて,「肥満という流行病の蔓延が,世界中の極めて大勢の人の健康を脅かしている」と報じた。「25か国の栄養学および健康保健の専門家たちは,西ヨーロッパや米国には,肥満の大人の比率が25%にまで達している国があると述べた。東ヨーロッパや地中海沿岸の国々,それに米国の黒人女性の間では,この比率は40%にも上る。肥満の比率が最も高いのはメラネシアとミクロネシアとポリネシアで,地域によっては70%にも達する」。食事を低脂肪のものへ,また生活をより活動的なものへ変えてゆく傾向が見られないならば,多くの国は冠状動脈性心疾患,呼吸器系の問題,脳卒中,胆嚢の疾患,ガン,糖尿病,筋骨格の病気などを患う膨大な数の病人を抱えることになると,専門家たちは警告している。「肥満は,『今の時代に最もないがしろにされている公衆衛生上の問題と考えるべきで,健康に及ぼす影響は喫煙のそれに匹敵すると言えるかもしれない』と,専門家たちは述べている」。

見当違いの信心?

1997年6月1日,メキシコ・シティー地下鉄のある駅に,湿気によって生じたと思われる,人の形に見えるものが壁に現われた。多くの敬虔なカトリック教徒には,それは,グアダルーペの聖母 ― メキシコでは聖母マリアはそう呼ばれている ― の超自然的な現出に見えた。「カトリック教会は,地下鉄の聖母の現出が本物の奇跡であるとは考えておらず,駅の壁に水が浸透して生じた自然現象であるとしている」と,エル・ウニベルサル紙は伝えた。それでも,その前に立ち止まって拝む人は跡を絶たず,「1時間に1,000人を超える人たち」が訪れる。それのために小さな祠も建てられ,カトリックの司祭によって奉献された。

中毒者を相手に儲ける

国際連合機構によると,世界の薬物中毒者は推定3億4,000万人に上る。ジョルナル・ダ・タルデ紙によると,「第1位は鎮静剤依存者で2億2,750万人。世界人口のほぼ4%を占めている。その次はマリファナで,中毒者は1億4,100万人,つまり世界人口の2.5%を占めている」。また,警察が押収する不法麻薬は,全体の5ないし10%にすぎないと推定されている。麻薬の売上高は毎年4,000億㌦(約50兆円)にも達する。利潤率が300%にもなるディーラーもいる。同紙によるとそれは,「他のどのビジネスにも見られない儲けだ」。

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