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目ざめよ! 1998
目98 11/22 26–27ページ

ロシア司法部はエホバの証人の名誉を回復する

エホバの証人は,自分たちに関するマスコミの報道が,責任をもって準備されたものであれば,それを歓迎します。さらにエホバの証人は,自分たちについて,また自分たちの宗教信条や活動について,真実の情報を進んで提供することもします。しかし,自分たちに関する不正確な,もしくは中傷的な記事が出された場合には,自分たちの宗教上の権利や市民権を守るために政府当局に訴えることもあります。最近の例を挙げましょう。

1997年8月1日,ロシアの一大衆紙「コムソモーリスカヤ・プラウダ」は,サンクトペテルブルクの地方版折り込みに,「ペテルスブルク派。当地に都市神殿を建てる」という見出しで,エホバの証人を甚だしく誤り伝える記事を掲載しました。筆者のオレグ・ザソリンは,その記事の中で,エホバの証人はその信条によって害をもたらし,しかもその活動はロシアの憲法に違反すると主張しました。その攻撃はおもに,証人たちの奉じる聖書に基づく信条,例えば輸血や家族関係に関する信条を偽りゆがめて非難するものでした。しかも,その記事はエホバの証人に「派<セクト>」というレッテルを貼り,一部の意見によれば,証人たちは「すべての派の中で最も危険な派」であると主張しました。

ロシアのエホバの証人の地域宗教団体の管理センターは,エホバの証人にとって不当と思えるその記事の内容を検討してもらうため,報道紛争ロシア連邦大統領府司法部に訴えました。エホバの証人の代表者たちは,1998年2月12日に開かれた司法部の会合に出席して,司法部のメンバー,新聞記者,法律家たちが出した数多くの質問に答えました。司法部のメンバーは,エホバの証人が実際にどんなことを信じ,教えているのかを確かめるために,エホバの証人の出版している文書,特に「幸せな家庭を築く秘訣」という本を注意深く調べました。

ロシア連邦のドゥーマ州代議員,V・V・ボルシチョフは,「派<セクト>」という概念には完全に否定的な含みがあることを認めました。「[そのように]勝手に決めつけてレッテルを貼るということは極めて危険な行為である。審理を求めるエホバの証人の訴えを司法部が受け入れたことには非常に重要な意義がある。登録された宗教組織に対してそのような感情を示し,また侮辱を浴びせかけることは,やめさせなければならない」と,ボルシチョフ氏は述べました。

司法部は,すべての証拠を審理した後,コムソモーリスカヤ・プラウダに載せられた記事は法と倫理に反するとの結論を下しました。また,その記事が誤りだらけで根拠のないものであることにも気づきました。「執筆者は何ら具体的な事実を挙げていない。……その刊行物の執筆者は,うわさを信頼できる情報として広め,ジャーナリストの権利を誤用した」と,司法部は述べました。その新聞記事が伝えた事柄とは裏腹に,司法部はエホバの証人が法律をよく守ること,また宗教信条を同じくしない家族や他の人たちとも平和に暮らすよう成員を教えていることを認めました。

最終的な証言が行なわれてから1時間後,司法部は判決を出しました。

「1. 『ペテルスブルク派。当地に都市神殿を建てる』という記事の掲載は,ロシア連邦憲法『マスメディアに関して』の第4,49,および51条の規定に反するものであることを認める。

「2. コムソモーリスカヤ・プラウダ紙の編集部に警告を与える問題について検討するよう,ロシア連邦国家印刷物責任委員会に勧告する。

「3. 新聞記者O・ザソリンに対して譴責を言い渡す。

「4. コムソモーリスカヤ・プラウダ紙に対し,エホバの証人の宗教組織を根拠もなく中傷する,信頼できない情報を掲載したことについて謝罪するよう勧告する」。

司法部のこの判決は,宗教学者で哲学修士のセルゲイ・イワネンコの達した結論と一致しています。イワネンコ氏はエホバの証人ではありませんが,エホバの証人の信条を注意深く研究し,証人たちと交わった後,一つの記事を書き,それが「モスクワ・ニューズ」の1997年2月20-26日号に掲載されました。a イワネンコ氏はこう結論しています。「エホバの証人は,聖書に従って生きるという固い決意を抱いている点で際立っている。……聖書はエホバの証人にとって憲法であり,行動の規範であり,真理の最高の表現である。……聖書の真理への専心,無私の精神で自分たちの信条を擁護するその意欲を考えると,エホバの証人は市民の模範とみなして差し支えない」。

司法部の判決とイワネンコ氏の論評は,エホバの証人の奉じるキリスト教が社会にとって危険なものではなく,むしろ廉直な心の持ち主すべての益に資するものであることを再度確証しています。エホバの証人はこれからも,『だれでも自分たちのうちにある希望の理由を問う人に対し,その前で弁明できるよう備えをして』ゆきます。『しかし温和な気持ちと深い敬意をもってそうします』。―ペテロ第一 3:15。

[脚注]

a イワネンコ氏の,「エホバの証人を恐れるべきか」と題する記事は,許可を得て,その大部分が,「目ざめよ!」誌の1997年8月22日号,22-27ページに転載されました。

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