両親への特別な手紙
スペインに住む二人の十代の少女が最近,両親に感謝の手紙を書きました。以下はその抜粋です。
愛するお父さんとお母さん,ペペ様とビンセンタ様へ:
どこから始めたらいいでしょう。お話ししたいことがあまりにも多くて,そのすべてをわずかな言葉で言い表わすのは困難です。これまで17年間また15年間,私たちに与えてくださった十分なお世話と愛情に感謝したいと思います。
私たちは,お父さんとお母さんの考えや,お父さんとお母さんが設けた決まりのことはずっと知っていました。時々,どうして決められた時間に帰宅しなければならないのかと思ったこともありました。でも,門限の決められていない若者たちがどうなったかを見て,そうした規則が自分たちの身の守りになっていたことに気づきました。
王国会館で行なわれるクリスチャンの集会をもっともな理由がない限り決して休まなかったお父さんとお母さんの模範や,日曜日に一緒に伝道に出かけたことなどは,私たちにとって大きな助けになってきました。日曜日の朝,野外奉仕に行くのかどうか聞く必要はありません。奉仕に行くことは分かりきっているからです。
私たちに対するしつけの中には,人をもてなすことも含まれていました。これまで本当に大勢の方がわが家を訪れてくださいましたが,お父さんとお母さんはその人たちにいつも一番よいものを出してこられましたね。私たちは幼いながらもそうしたことを目にして,自分の両親が特別な人たちだということを感じました。
お父さんとお母さん以上に,私たちのことをよく知り,理解してくれる人はいません。お父さんとお母さんは私たちの親友で,私たちは心から信頼しています。
最後に,お父さんとお母さんが大好きだということをお伝えしたいと思います。私たちの両親はお二人です。だれか他の人に親になってほしいとは思いません。もし親や生き方を選んで,もう一度やり直せるとしても,私たちはお二人を選んで,また同じ生き方をすることでしょう。
優しいキスと共に,お二人の娘,
エスメラルダとヨランダ