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目ざめよ! 1999
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平和推進者,それとも戦争奨励者?

「クリスチャンは戦争行為に関与すべきでない」。世界教会協議会(WCC)発行の雑誌「エコーズ」(英語)の中で,トーコ・ムルワナとマルシ・ムルワナは,戦争に対する初期クリスチャンの見方は上の言葉に要約されている,と述べています。教会が「戦争の必要性を認める」ことに賛成しはじめたのは,「キリスト教会が政治体制と提携するようになってから」のことである,と二人は付け加えています。それはどのような結果になったでしょうか。キリスト教世界の長年にわたる戦争協力が目に余るものとなったため,日本基督教団は第二次世界大戦後,『第二次大戦下における責任についての告白』を公表しなければならないと感じたほどでした。

その戦争から50年ほどたった今日,戦争好きというキリスト教世界の評判は少しも変わっていません。英国国教会の仕事をしているロジャー・ウィリアムソン博士はこう認めています。「我々クリスチャンは果たして,戦争を妥当とする主張に断固反対し,キリストの愛に賛意を表わしただろうかと自問するなら,……明らかに,告白すべき事柄がまだたくさんある」。1948年にWCCは,「戦争は論争の解決手段になっているが,我々の主イエス・キリストの教えや模範とは相いれない」と宣言しましたが,ウィリアムソンによると,キリスト教世界の諸教会はしばしば「偏狭,不寛容,人間の自由に対する制限,争いの深刻化」を助長してきました。「宗教……は往々にして,争いを終結させるどころか激化させる」とウィリアムソンが結論しているのも驚くには当たりません。

その一例は,旧ユーゴスラビアを分断した戦争です。長年にわたって不正や残虐行為が見られたにもかかわらず,諸教会はその国の紛争において一致した立場を取るのが非常に困難でした。なぜでしょうか。セルビアとクロアチアの僧職者は,クリスチャンの絆によって結ばれていると思われていたが,分裂している点で自国の政治家たちと何ら変わるところがない,とウィリアムソン博士は述べています。旧ユーゴスラビアやその他の国でキリスト教世界の僧職者は,カトリックでも正教会でもプロテスタントでも,平和を作り出す者ではなく,「味方の従軍牧師」として行動しています。現在,WCCに加盟している教会は300を超えるものの,「教会が実際に……平和を作り出している例を見つけることは非常に困難である」とウィリアムソン博士は認めています。

確かにそれは困難です。しかし,融和を唱えるだけのWCC加盟の教会とは異なり,様々な宗教に属していた人々を一致させ,真のクリスチャンになるよう助けることにすでに成功している宗教が一つあります。今日,233の国や地域に住む580万人余りのエホバの証人は,神への愛と「すべての人に対して平和を追い求め」たいとの願いに動かされ,アジア,中南米,中東,北アイルランド,ルワンダや旧ユーゴスラビアなどいずれの国の戦争であろうと,諸国家の戦争に参加することを拒んでいます。(ヘブライ 12:14。マタイ 22:36-38)それどころか,証人たちは『剣をすきの刃に打ち変え』,「もはや戦いを学ばない」ことにより聖書の預言を成就しています。―ミカ 4:3。

[31ページの写真]

アフリカのエホバの証人の中には,中立の立場ゆえにひどく殴打されたり,難民となったりした人たちもいる

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