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目ざめよ! 2001
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コオロギのラブソング

コオロギは体長が5㌢にも満たないので,人目を引きそうにはとても思えないかもしれません。でもコオロギの歌は,世界中の無数の人々の注意を引き付けています。この小さな生き物はどのようにして,また何のために鳴くのでしょうか。

興味深いことに,約2,400種いるコオロギのうち,歌うのは,つまり鳴くのは雄だけです。雄のコオロギは,のどから声を出すのではなく,翅を使って演奏します。ある百科事典には,雄のコオロギは一方の前翅の一部を,もう一方の前翅の,50個から250個ほど並んだやすり歯にこすり合わせて音を出す,と説明されています。鳴き声の周波数は,1秒当たりいくつのやすり歯がこすれるかで決まります。摩擦で生じた振動は,そのコオロギ独特の歌となって響き渡ります。

もっとも,きっと雄のコオロギは,聞いている人間を楽しませるためだけに鳴いているのではないでしょう。確かにそれだけではありません。この音楽家が自分の歌を聞かせたいと思っている相手は,将来の妻です。「自然の神秘を探る」(英語)という本はこう説明しています。「巧みな意思伝達者である雄のコオロギは,結婚相手を求めて,三つの異なった歌を奏でる。自分の存在をアピールするための歌,求愛の歌,厄介なライバルを撃退するための歌である」。中には,雌のコオロギが関心を示してくれるまで鳴き続け,自分の存在をアピールする雄もいます。前脚にある“耳”で歌を聞いた雌は,遠距離恋愛では満足できません。鳴き声のする方に近づいてゆきます。すると雄のコオロギは,立て続けにトリルで演奏しはじめます。これは求愛の歌なのです。このセレナーデによって雌は求婚者に引き寄せられ,2匹のコオロギはつがいます。

東アジアには,雄のコオロギの歌が気に入って家で飼う人もいれば,自然の環境の中でコオロギが奏でる音楽を楽しむ人もいます。周囲の状況がどうであろうと,ごく小さなコオロギが奏でる歌は世界中の聴衆を魅了し,設計者に賛美をもたらしているのです。

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