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目ざめよ! 2003
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セノーテ ― ユカタン半島の自然の驚異

メキシコの「目ざめよ!」執筆員

ユカタン半島には,メキシコはもとより世界でも有数の美しさを誇る自然の驚異,セノーテがあります。セノーテとは何でしょうか。

セノーテという言葉は,「水のたまった洞くつ」を意味するマヤ語の「ゾノト」に由来しており,地質学者は,石灰岩の天然の井戸もしくは陥没による穴を指してこの言葉を用います。ユカタン半島の大地を構成する多孔質の石灰岩には,下層土まで浸透してゆく雨水によって大昔にたくさんの穴ができました。その後,洞くつが大きくなって石灰岩の天井が崩れ,緑色や青色の水をたたえた深い天然の井戸が姿を現わしました。その多くはうっそうと茂った草木に囲まれています。水面は,地表近くまで来ていたり,地表のはるか下にあったりします。洞くつ学者やダイバーがセノーテの探検を行なってきましたが,あまりに深くて底まで到達できないことも珍しくありません。

セノーテの周りには,マヤ族の都市や,祭儀の中心地が次々と造られました。セノーテは重要な水源であり,雨の神チャクの宿る場所とみなされていたからです。有名なチチェン・イツァ遺跡の近くには,そうしたセノーテが幾つかあります。その一つは,「聖なるセノーテ」または「いけにえのセノーテ」として知られています。考古学者たちはその水底から,人骨(特に子どもの骨)や,ひすい,金,銅などの貴重な品々を発見しました。それらは,雨の神の恵みを求めて人間のいけにえや他の捧げ物がセノーテに投げ込まれた,という伝説を裏付けています。

深いロイヤルブルーの水をたたえ,うっそうとした草木に囲まれたセノーテ・アスール(青いセノーテ)は,キンタナ・ロー州チェツマルの近くにあり,多くの観光客が訪れます。険しい岩壁に囲まれたこのセノーテは,直径が200㍍から300㍍あり,深さは90㍍ほどもあると考えられています。そして,色彩豊かなバカラール・ラグーンと地下水脈でつながっています。こうした自然のままのセノーテで泳ぐのは,忘れ難い思い出となります。

同じような陥没による穴は,メキシコだけでなく,オーストラリア,キューバ,トルコ,そしてヨーロッパの幾つかの場所にもあります。しかし,ユカタン半島では何百も発見されているのに対し,他の地域にはごくわずかしかありません。ぜひセノーテを訪れて,この自然の驚異をじかに満喫なさってください。

[22ページの地図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

ユカタン半島

[23ページの図版]

セノーテ・スケケン,ユカタン州

[23ページの図版]

クリスタル・セノーテ,キンタナ・ロー州

[23ページの図版]

バカラール・ラグーンとセノーテ・アスール(下)

[クレジット]

© Michael Friedel-Woodfin Camp and Associates

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