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目ざめよ! 2003
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「千の顔を持つ太鼓」

セネガルの「目ざめよ!」執筆員

「それはうなり声や金切り声を上げ,泣き,叫ぶ。それはささやき,歌う。……それはあらゆる音色を出す太鼓,千の顔を持つ太鼓」。この筆者の想像力をかき立てたものは何でしょうか。それは手でたたくアフリカの太鼓,ジェンベです。

ジェンベは,西アフリカの幾つかの部族で行なわれる,伝統的な太鼓演奏に欠かせない楽器です。ジェンベのリズムはたいてい,結婚,死,誕生から,祭り,収穫,新しい服の購入まで,村の生活のいろいろな行事や出来事と結び付いています。

ジェンベは形も大きさもさまざまです。実際,ギニア,セネガル,ブルキナファソ,マリにはそれぞれ,独特のスタイルのジェンベがあります。この楽器は堅い丸太から作られます。丸太はくりぬいて,太鼓の胴の形に仕上げます。装飾の地味なものもあれば,凝った模様の彫り込まれたものもあります。

胴の粗彫りが済むと,熟練した太鼓職人は,この木製の骨格を独特の楽器へ変えてゆきます。まず最初に,のみで削り,かんなをかけ,紙やすりで磨き,望みの音が出るような寸法に正確に仕上げます。次に,太鼓の内側にヤシ油を塗り,天日で乾かすことでしょう。こうすると木は長持ちします。

ジェンベの打面に張るのはヤギの皮です。この皮を金属の輪と重ねて,太鼓の最上部に載せます。太鼓の打面は,もう2本の輪と結ばれた何本もの編みひもで固定されています。ひもはどれくらいきつく締めたらよいでしょうか。すべては,出したいと思う音で決まります。職人はチューニングの際,好みのビートを打ち鳴らしては,音を確かめます。

ジェンベは,アフリカの人々の心も,観光客の心も魅了してやみません。確かに,腕の良い演奏家たちの即興演奏<ジャム・セッション>を一度聴いたら,「千の顔を持つ太鼓」のことをきっと忘れられなくなるでしょう。

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