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目ざめよ! 2005
目05 1/22 22–23ページ

海の小さな騎士たち

オーストラリアの「目ざめよ!」執筆員

クジラ,イルカ,サメ。わたしたちはこうした印象的な海洋生物に想像力をかき立てられます。とはいえ海には,「生き物が,小さいのも大きいのも」います。(詩編 104:25)観察力の鋭い人は,海洋の小さな生物にも心を奪われます。

例えば,「よろいを着込んだ海の騎士」と呼ばれる生物が海底をちょこちょこ動き回っています。それら小さな“騎士”の多くは,中世の騎士とは違い,魅力的な色合いや模様のよろいで着飾っています。海にすむこの小さな生物は甲殻類に属し,一般にはエビと呼ばれています。

プランクトンが成長して食卓に上る

エビと聞いて思い浮かぶのは,おいしい海の幸といったところかもしれません。とはいえエビは,わたしたちの食卓に上るまでに驚くほど変化に富んだ一生を送ります。雌のエビの中には,受精卵をふ化までしっかり腹部に抱いているものもいれば,卵を水の流れに産み放ち,勝手に成長するに任せるものもいます。

エビはふ化すると幼生になり,幼生期の幾つかの段階を経ますが,大人のエビとは似ても似つかぬ姿をしています。幼生はプランクトンの大群としてしばらく過ごした後,海底に落ち着き,エビらしい姿になって,徐々に大人へと成長してゆきます。

よろいを脱ぎ換える

頑丈なよろいに身を包んだ大人のエビは,どのように成長するのでしょうか。「オーストラリア水域の甲殻類観察図鑑」(英語)は次のように述べています。「この過程(脱皮とも呼ばれる)においては,古い外皮の下に新しい柔らかな外皮が形成される。そして,古い外皮を脱ぎ捨てた後,エビが水分を吸収すると,柔軟性のある新しい外皮が膨張して次の成長のための空間ができる」。「オーストラリアの海辺」(英語)という本によると,「エビは硬くて古い外皮から,大きくて頑丈な付属肢や小さくて繊細な付属肢(数も多い)すべてを含む全身を引き出さなければならない。付属肢は,手袋から指を抜くかのように引き抜かれる」とのことです。

甲殻類は,外皮の継ぎ目にできた狭い裂け目からどのようにして,はさみなどの大きな付属肢を引き抜くのでしょうか。「そのような芸当が可能なのは,甲殻類の体が柔らかくて,狭いすき間から引き抜けるからだ。そのうえ,脱皮の際には,付属肢を圧縮して外皮から抜きやすいよう,血液が体の他の部分に移動するのである」と,著者のW・J・デイキンは述べています。新しい甲殻には,古いものと同じ渦巻き模様や縞模様,燃え立つような色が受け継がれますが,それには理由があります。

カムフラージュ用の色と宣伝用の色

イソギンチャクの触手の間で暮らすエビは,体の一部が透けていたり,宿主と同じ色彩だったりします。そのようなカムフラージュをしたエビは,イソギンチャクの触手によって保護されるだけでなく,宿主にたまったごみなどを取り除く掃除の仕事をして餌を得ます。

派手な色のエビもいます。その一例は掃除エビで,たいてい岩礁の出っ張りの下に群れですんでいます。その明るい色は,お掃除をしますよ,と宣伝しているかのようです。寄生虫のいる魚は,掃除エビの“家”の近くまでやって来て,自分の体の上を動き回るようにとエビを誘うのです。エビは魚の口やえらの中にまで平気で入り込みます。この“エビのお医者さん”は寄生虫を取って食べるだけでなく,魚の体の粘液も食物にします。

この宝石のような小さな生き物がどんな色をしていようと,またどんな役割を果たしていようと,一つのことは確かです。それは,古代のどんな騎士よりもはるかに印象的な装いをしているということです。

[23ページの図版]

サラサエビ

[23ページの図版]

アカホシカクレエビ

[23ページの図版]

ウミウシカクレエビ

[23ページの図版]

カクレエビの仲間

[23ページの図版]

掃除エビ

[23ページの図版のクレジット]

All photos except cleaner shrimp: © J and V Stenhouse

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