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  • 目ざめよ! 2005
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目ざめよ! 2005
目05 7/22 22–23ページ

身を守るためにカムフラージュ

スペインの「目ざめよ!」執筆員

昆虫の世界では,毎日,二つのことが重要な問題となります。十分の食べ物を見つけること,そして,自分が食べ物にならないようにすることです。昆虫たちは,鳥やカエルやトカゲから見れば一口サイズのおいしい食べ物なのです。それで,多くの昆虫にとって身を守れるかどうかは周囲のものに溶け込むことにかかっています。

昆虫の中には,見事なカムフラージュによって姿をくらますものもいます。これは擬態と呼ばれていて,人間が編み出したどんな擬装術よりもはるかに効果的です。三つの際立った例を考えてみましょう。

● コノハチョウ コノハチョウの羽の裏は茶色で,枯れ葉とほとんど見分けがつきません。色合いばかりか,葉脈や葉柄までまねています。敵の目を欺くのがあまりに巧みなので,緑の葉に留まっていても,樹上から落ちてきた枯れ葉のように見えるほどです。

● キリギリス 多くのキリギリスは,枯れ葉ではなく緑の葉になりすまして,身を守ります。「形や色だけではない。葉脈の分布の仕方や,かびに蝕まれたようなまだらの模様もよく似ている」と,ある本は述べています。写真をよくご覧ください。羽に小さなまだらがあって,本物そっくりの葉に見えます。

● ツノゼミ この小さな昆虫に気づく人はまずいません。ツノゼミが身を守るかぎはそこにあります。ツノゼミはとげになりすまして背景に溶け込むのです。この場合,1匹のツノゼミは一つのとげに見えます。しかし,一本の枝にツノゼミがずらりと並ぶと,まるでとげだらけの枝のようです。目を凝らして見なければ,“とげ”の正体が小さなツノゼミであるとは分からないでしょう。

昆虫の擬態は細部にわたるだけでなく,驚くほど多様です。コスタリカにいるアゲハチョウの幼虫は鳥のふんにそっくりですし,ナナフシは小枝とほとんど見分けがつきません。南アフリカには石によく似たバッタがいます。イスラエルに生息するある虫は自分が食べている植物になりきります。

どんな方法で敵の目を欺くにせよ,擬態は昆虫にとって身を守る手段です。わたしたちは創造物に見られる驚くべき多様性をそこにかいま見ることができます。

[22ページの図版]

歩いているナナフシ

[23ページの図版]

コノハチョウ

[クレジット]

Zoo, Santillana del Mar, Cantabria, España

[23ページの図版]

キリギリス

[23ページの図版]

ツノゼミ

[23ページの図版]

アゲハチョウの幼虫。鳥のふんにそっくり

[クレジット]

© Gregory G. Dimijian/Photo Researchers

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