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目ざめよ! 2012
目 12/7 22–24ページ

聖書 ― 正確な預言の書 第3回

「わたしたちはメシアを見つけた」

「目ざめよ!」は8回連載で,聖書の際立った特色である預言を取り上げます。『聖書の預言は,頭の良い人間の考え出したものではないか』,『神の霊感を受けているという証拠があるのか』といった疑問を解決してゆきます。真実を探ってみましょう。

イエスの誕生の幾世紀も前に,ヘブライ人の預言者たちはメシアが来ることを予告していました。メシアとは,ヘブライ語で「油そそがれた者」という意味です。預言者たちは,メシアの生涯に関する詳細な点 ― どの家系に生まれるかなど ― を予告していました。その預言には,メシアがどこで誕生し,いつ現われ,どんな経験をするかといった点も含まれています。

西暦1世紀のクリスチャンは,それらの預言がイエスに成就していると信じていました。彼らは弟子アンデレと同じ気持ちでした。アンデレは自分の兄弟シモンに,「わたしたちはメシアを見つけた」と言ったのです。(ヨハネ 1:40,41)アンデレの結論は正しかったでしょうか。メシアに関する数多くの預言のうち四つを調べ,それぞれの預言が本当に成就したと言える証拠があるかを考えましょう。

預言 1: 「彼はダビデの王座に就くであろう」。―イザヤ 9:7,ノックス訳(英語)。

成就: マタイの福音書は,「アブラハムの子,ダビデの子,イエス・キリストについての歴史の書」という言葉で始まります。次にイエスの家系を記し,そこにはダビデの名前が出てきます。ルカの福音書も同様です。―マタイ 1:1-16。ルカ 3:23-38。

歴史が明らかにしていること:

● ユダヤ人の歴史家ヨセフスの著作によると,ユダヤ人の家系の記録は公文書保管所にあり,調べることができました。その記録は西暦70年のエルサレムの滅びの際に焼失しましたが,それ以前にも,イエスがダビデの子孫であるということはよく知られていました。(マタイ 9:27; 20:30; 21:9)もしそれが事実に反するなら,異議を唱えたり誤りを証明したりする人がいたことでしょう。しかし,そのような人がいたという記録はありません。

預言 2: 「ベツレヘム・エフラタ,ユダの幾千の中に入るには小さすぎる者よ,イスラエルにおいて支配者となる者があなたの中からわたしのために出る」。―ミカ 5:2。

成就: イエスはベツレヘムで生まれました。カエサル・アウグスツスが人口調査を命じた時,イエスの養父ヨセフは「ダビデの家また家族の一員であった」ので,「マリアと共に登録をするため」に,ナザレからユダヤの「ベツレヘムと呼ばれるダビデの都市」に行かなければなりませんでした。そこにいる間に,マリアは「男の子[イエス]……を産み」ました。―ルカ 2:1-7。

歴史が明らかにしていること:

● 考古学的な証拠は,ローマ人が徴税と徴兵のために中東地域で人口調査を行なったことを裏付けています。例えば,西暦104年にエジプトのローマ総督の出した法令はそのような人口調査の一つに言及しています。現在,大英図書館に保存されているその法令の写しには,こうあります。「戸別の人口調査を行なう時期となっているゆえ,いかなる理由にせよ自らの属する州の外に在住する者すべてを,各自の郷里に帰らせる必要がある。それはその者たちが,定期的に出される人口調査に関する命令を守るとともに,割り当てられた農地の耕作に励むためでもある」。

● イエスが生まれた当時,イスラエルにはベツレヘムという町が二つありました。一つは北方のナザレの近くにありました。もう一つはユダのエルサレムの近くにある町で,かつてはエフラト(もしくはエフラタ)として知られていたようです。(創世記 35:19)イエスが生まれたのは,この二つ目のベツレヘムでした。700年以上前にミカが預言したとおりです。

預言 3: 「エルサレムを修復して建て直せという言葉が発せられてから指導者であるメシアまでに,七週,そしてさらに六十二週があるであろう」。―ダニエル 9:25。

成就: ダニエルの預言が特定している期間は,一週を7年とする69週で,合計483年になります。エルサレムを建て直すことは西暦前455年に始まりました。預言どおり,それから483年後(69週年後)の西暦29年,イエスはバプテスマを受けて神の聖霊によって油そそがれ,油そそがれた者つまりメシアとなりました。a ―ルカ 3:21,22。

歴史が明らかにしていること:

● 西暦1世紀の初めごろ,メシアの出現を「民は待ち設けて」いました。(ルカ 3:15)ユダヤ教の学者アバ・ヒレル・シルバーは自著「イスラエルにおける,メシアに関する考察の歴史」(英語)の中で,エルサレムの滅びの前の時期,「メシアに対する期待が爆発的に高まった」と書いています。また,「メシアは西暦1世紀の第2四半期ごろに現われるものと考えられていた」とも述べています。同氏によると,そうしたユダヤ人の期待は,「そのころ一般的だった年代計算」に基づいていました。

預言 4: 「彼は自分の埋葬所を邪悪な者たちと共にし,死に際しては富んだ階級の者と共になる」。―イザヤ 53:9。

成就: イエスは二人の犯罪者と一緒に処刑されました。しかし埋葬されたのは,アリマタヤのヨセフという裕福な信者が提供した,岩をくりぬいた墓でした。―マタイ 27:38,57-60。ヨハネ 19:38。

歴史が明らかにしていること:

● ユダヤ人の歴史家ヨセフスやローマの歴史家タキツスなど,クリスチャンではない古代の大勢の著述家は,イエスが犯罪者として処刑されたことを証言しています。

● パレスチナでの考古学調査では,岩を掘り抜いた複数の部屋や穴で成る古代の墓が発掘されています。アリマタヤのヨセフのような裕福で有力な人にとって,そうした墓をあらかじめ用意し,いつでも使えるようにしておくことは,難しくなかったでしょう。

この記事で取り上げた預言は,イエスに成就したメシアに関する数多くの預言の数例に過ぎません。これらの詳細な預言の成就を否定できる人はいないでしょう。その正確な成就について考えると,それらが神による預言であるという信仰が強まります。また,メシアを通して従順な人類を祝福する,という神の約束がすべて果たされることも確信できます。

もしイエスが本当に約束されたメシアであったなら,なぜ苦しみに遭って死んだのでしょうか。興味をそそるこの質問に対する答えは次号をご覧ください。

[脚注]

a メシアが現われる時期に関して詳しくは,エホバの証人の発行した「聖書は実際に何を教えていますか」という本の197-199ページをご覧ください。

[22,23ページの図表/図版]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

年表: メシアに関する四つの預言

1 預言: メシアはダビデ王の子孫から出る

西暦前1070年

ダビデは全イスラエルの王になる

西暦前607年

エルサレムはバビロニア人によって滅ぼされる

西暦前455年

エルサレムを修復して建て直すようにとの命令が出る

2 預言: メシアはユダのベツレヘムで生まれる

西暦前2年

イエスはユダのベツレヘムで,ダビデの家系に生まれる

3 預言: エルサレムを建て直すようにとの命令が出てから483年後にメシアが現われる

西暦29年

イエスはバプテスマを受けて油そそがれ,メシアとなる

4 預言: メシアは罪人たちと共に死に,裕福な階級と共に葬られる

西暦33年

イエスは犯罪者たちと共に死に,裕福な階級と共に葬られる

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