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目ざめよ! 2013
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家族のために | 子育て

我が子の自傷行為に気づいたなら

現実の問題

親は,十代の子どもが自分の体を故意に傷つけていることに気づくと,『一体どういうことだろう。自殺するつもりなのだろうか』と考えます。

恐らくは,自殺しようとしているのではないでしょう。とはいえ,自傷行為aをしているのであれば,助けが必要です。どのように助けることができるでしょうか。まずは,なぜそのようなことをするのかを考えてみましょう。

なぜそうなるのか

単なる流行なのか。確かに,『ほかの子もしている』と聞いて自傷行為を始める若者もいます。しかし,それは決して流行ではありません。自傷行為は普通,ひそかに行なわれるものであり,当人自身その習慣を深く恥じているからです。20歳の女性シーリアbも,「自分のしていることをだれにも知られたくなくて,傷跡は上手に隠していました」と言っています。

自分に注意を引こうとしているだけなのか。そういう目的で行なう人もいるかもしれませんが,この記事で取り上げている自傷行為をする人は,大抵その習慣を隠し,自分の切り傷やあざによってだれかの注意を引こうとはしません。とはいえ,かつて自傷行為をしていたある女性は,だれかが傷に気づいて早く助けてくれたらいいのにと思っていた,と言います。

では,なぜ自傷行為をするのか。原因は複雑ですが,その根底に,若い人は言葉ではなかなか言い表わせない感情的苦痛を抱えることが多い,という事実があります。メンタルヘルスの専門家スティーブン・レバンクロンは,自著「リストカット」(英語)の中で,自傷行為者のことを「身体的苦痛によって感情的苦痛を癒やせる場合がある,ということを知った人」と説明しています。

自傷行為をする人は大抵,言葉ではなかなか言い表わせない感情的苦痛を抱えている

親として自責の念を感じる場合。子どもが自傷行為をするようになったのは,育て方が良くなかったからではないか,と考え続けるのではなく,子どもを立ち直らせるためにはどうしたらよいか,ということだけを考えてください。

どうすればよいか

お子さんが自分の悩みを話せるようにしてください。以下のことが役立つでしょう。

慰める。お子さんから自傷行為を打ち明けられても,驚きや嫌悪感を表わさないように努めてください。むしろ穏やかに話し,慰める言葉をかけてください。―聖書の原則: テサロニケ第一 5:14。

とがめ立てせずに尋ねる。例えば,「自分のことは,いつも良く思えるとは限らないわね。特にどんなことに気落ちするの?」,「不安になったりがっかりしたりした時,どうしてほしいと思う?」,「理解してあげられるよう,特に何をしてもらいたい?」と尋ね,お子さんの返答を遮らずに聴いてください。―聖書の原則: ヤコブ 1:19。

自分の長所に気づかせる。自傷行為をする若者はしばしば自分の欠点のことばかり考えているので,自分の良い点に気づくように助けるとよいでしょう。自分について好きなところを少なくとも三つ書き出してみるよう勧めることもできるでしょう。ブリアナという若い女性は,「自分の長所を幾つか書いてみたら,わたしにも良い特質があることに気づきました」と言っています。c

エホバ神に祈るよう,勧める。聖書には,「自分の思い煩いをすべて神にゆだねなさい。神はあなた方を顧みてくださるからです」と述べられています。(ペテロ第一 5:7)17歳のロレナは,こう言います。「自分の気持ちを全部エホバ神に話すようにしました。体を傷つけたくなった時には特にそうしました。そうしたので,やめるためにもっと努力するようになりました」。―聖書の原則: テサロニケ第一 5:17。

a 自傷行為とは,自分の体に切り傷をつける,体を何かに打ちつける,体をたたくなど,強迫感に駆られて自分を傷つける行為のことです。

b この記事に出てくる名前は変えてあります。

c 自傷行為は,鬱病か何かの障害の症状である場合が少なくありません。その場合には治療を受ける必要があるでしょう。「目ざめよ!」誌は,特定の治療法を勧めることはしません。しかしクリスチャンは,どんな治療を受けるにせよ,それが聖書の原則に反したものではないことを確認すべきです。

聖書のアドバイス

  • 「憂いに沈んだ魂に慰めのことばをかけ……なさい」。―テサロニケ第一 5:14。

  • 「聞くことに速く,語ることに遅く……あるべきです」。―ヤコブ 1:19。

  • 「絶えず祈りなさい」。―テサロニケ第一 5:17。

「母に話しました」

「わたしは,自分の体を傷つけるのをやめてからしばらくして,母に話しました。叱られるだろうと思ったのですが,優しく接してくれました。わたしが抱えていた問題を話せずにいたため,母はそのことを残念に感じたようで,力になろうとしてくれました。母に話して,気持ちが楽になりました。母は愛情を示してくれました。わたしはずっと,そうしてほしかったのです」。―セリア。

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