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目ざめよ! 2013
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インタビュー | エルダー・ネボルシン

クラシック音楽のピアニストが自分の信仰について語る

エルダー・ネボルシンは,ウズベキスタン出身の国際的に評価されているピアニストです。独奏者<ソリスト>としてオーケストラと共演し,ロンドン,モスクワ,サンクトペテルブルク,ニューヨーク,パリ,ローマ,シドニー,東京,ウィーンで演奏してきました。エルダーはソ連で育ち,無神論者でしたが,後に,人間は愛情深い創造者によって造られた,と確信しました。「目ざめよ!」誌はご本人に,音楽の演奏について,また信仰について伺いました。

音楽の道に進まれたのはどうしてですか。

両親が二人ともピアニストで,わたしに5歳の時からピアノを教えてくれました。その後わたしは,タシケントにある上級の音楽学校で学びました。

オーケストラと共演する際どんなことにやりがいを感じるか,話していただけますか。

オーケストラといっても様々で,どれ一つとして同じ楽団はありません。それぞれの楽団は指揮者によって“演奏される”巨大な楽器のようなものです。独奏者が特にやりがいを感じるのは,指揮者との掛け合いのバランスを取ることかもしれません。それは友人同士の会話に似ています。片方が常に主導するのではなく,互いが相手に合わせるのです。普通,そうした調和を図るためのリハーサルは,一,二度しかしません。

練習にどれぐらいの時間を費やされますか。

一日に少なくとも3時間は費やします。難しい箇所を練習するだけでなく,楽曲の構造を研究することもします。演奏はしないでそうするのです。また,その作曲家の他の作品にも耳を傾けます。そうすれば,今取り組んでいる曲への理解が深まるからです。

優れたピアニストとはどういう演奏をする人だとお考えですか。

ピアノを“歌わせる”ことのできる人です。ご説明しましょう。ピアノは打楽器の一種です。一つの音を打ち鳴らしたら,その音は弱まってゆくだけです。管楽器や人間の声とは異なり,音を保つことはできず,音量を上げることなどできません。ピアニストにとって難しいのは,音の弱まってゆく性質をどう扱うかです。指と手首を上手に動かすとともに,右ペダルをタイミングよく,ちょうどよい加減に踏むことによってそうします。それによって,音の長さを伸ばしたり音色を変えたりすることができます。そうした難しいテクニックを習得すると,ピアノでフルート,ホルン,さらにはオーケストラの響き,またあらゆる楽器の中で最高のものとも言える,人間の歌声に似た響きを出せるのです。

音楽を本当に愛しておられるんですね。

わたしにとって音楽は言語のようなものです。それを使えば,実際の言葉では伝えるのが不可能ではないとしても難しい,種々の感情を直接的に表現したり呼び起こしたりできるからです。

霊的な事柄に関心を持つようになったきっかけは何ですか。

我が家には本がたくさんありました。父がモスクワから持って来たのです。わたしが特に興味を抱いたある本には,人類史の始まりとイスラエル人の経験した事柄に関する聖書物語が含まれていました。たまたま読んだもう1冊の本は,「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」という本で,エホバの証人が発行したものでした。a わたしはその明快な聖書の教えに心を奪われました。その後1991年に,音楽の勉強のためスペインに移転する時にもそれを持って行き,何度も読みました。そして,これは単に感情に基づく信仰ではなく,筋の通った考えと納得のゆく証拠に基づく信仰だ,と思いました。

わたしは,人間が地上で永遠に生きることができるという聖書の約束に,とても興味をそそられました。その約束は全く理にかなっています。その時まだエホバの証人に会ったことはなかったのですが,会ったら聖書を教えてもらおう,と決意しました。

エホバの証人にどのようにして会ったのですか。

わたしが,そう思い定めてから数日後,二人の女性がそれぞれ聖書を手に持っているのを見かけ,『読んだあの本に出てくる人たちに似ている。聖書時代のクリスチャンと同じように伝道している』と思いました。そして間もなく,エホバの証人に聖書を教えてもらうようになりました。今ではわたしも,創造者について知るよう他の人を助けており,それがわたしの一番の喜びとなっています。

無神論者だったのにどうして創造者の存在を確信するようになったのですか。

音楽そのものからです。大抵だれでも音楽を楽しみます。動物は音楽を人間と同じように楽しむことはできません。人は,喜び,自信,優しさその他あらゆる感情を音楽で表現することができます。また,音楽のリズムに合わせて自然に体が動きます。しかし音楽は,進化論者の言う“適者生存”に役立っているか,人が生きてゆくのに不可欠かというと,そうではありません。人間の脳を進化の所産と結論づけるのは道理にかなったことではありません。人間の脳には,モーツァルトやベートーベンの作品のような音楽を生み出したり鑑賞したりする能力が備わっているからです。人間の脳は理知ある愛情深い創造者によって造られた,という説明のほうがずっと道理にかなっています。

聖書は交響曲のようなものです。その構造は洗練されており,展開の仕方も見事で,全人類への感動的なメッセージが織り込まれているのです

聖書を神からのものと信じたのは,どうしてですか。

聖書は,約1,600年間に40人ほどの人が筆記した比較的小さな66の書を1冊にまとめたものです。わたしは,『この統一のとれた傑作が出来上がるように指揮したのはだれだろうか』と考えました。それは神である,というのが道理にかなった唯一の答えです。わたしにとって聖書は交響曲のようなものです。その構造は洗練されており,展開の仕方も見事で,全人類への感動的なメッセージが織り込まれているのです。

a エホバの証人は現在,聖書研究の手引き書として「聖書は実際に何を教えていますか」という本を用いています。これはウェブサイトwww.jw.orgで読むこともできます。

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