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目ざめよ! 2015
目 15/8 8–9ページ
少女が腹を立て,弟を指さしながら,母親に向かってわめいている

家族のために | 子育て

我慢することを子どもに教える

現実の問題

うちの6歳になる子は,我慢することを全く知らないようです。何か欲しい物を見ると,すぐに欲しがります。気に入らないことがあると,わめき散らします。「子どもって,そんなものなの? 大きくなれば,落ち着くのかな。それとも,我慢することをいま教えないといけないのかしら」と思います。

知っておきたいこと

今の世の中は,我慢する気持ちを弱める。デービッド・ウォルシュ博士はこう書いています。「何でも大目に見る今の世の中では,大人も子どもも,『自分のしたいことをしなさい』というメッセージを浴びせられる。善意でアドバイスしてくれる人からも,金目当ての人からも,『自分の欲求に従いなさい』と勧められる」。a

我慢することを幼い頃から教えるのは大切。ある研究で,4歳児のグループにマシュマロを1人1個ずつ与え,「今すぐ食べてもいいけど,少し待っていられたら,ご褒美にもう1個あげるよ」と伝えました。その子どもたちを長期的に観察したところ,高校を卒業する時点で,4歳の時に我慢した子は我慢しなかった子よりも,感情面,交友面,学業面で優れていました。

我慢を教えないと,深刻な結果を招く。研究によると,子どもの脳の回路はその子が経験する事柄に応じて変化します。ダン・キンドロン博士はこう説明しています。「もし子どもを甘やかし過ぎるなら,もし順番を待つこと,辛抱すること,誘惑に抵抗することを教えないなら,しっかりした人格の形成につながる神経の変化は生じないかもしれない」。b

どうすればよいか

手本を示す。あなたご自身は我慢しますか。お子さんは,あなたが交通渋滞に腹を立てたり,店で列に割り込んだり,人の話に割って入ったりする様子を見ていますか。「我慢できるよう子どもを助けるのに一番良い方法は,手本を示すことである」とキンドロン博士は書いています。―聖書の原則: ローマ 12:9。

どんな結果になるかを教える。衝動的に行動するなら悪い結果になり,我慢するなら自分のためになる,ということを子どもが理解するよう,年齢に応じた仕方で助けましょう。例えば,子どもがだれかからひどいことをされて腹を立てているなら,「仕返ししたら,結果は良くなるか,悪くなるか。もっと良い方法はないか。10数えて怒りが収まるのを待つのはどうか。その場から立ち去るほうがよいか」と考えてみるよう,子どもを助けてください。―聖書の原則: ガラテア 6:7。

励みを与える。子どもが我慢した時には,褒め言葉をかけてください。衝動的に行動しないようにするのは簡単ではないのに,そうできたのは成長した証拠だと,話して聞かせましょう。聖書によると,「自分の霊を抑制しえない者は,破られた,城壁のない都市のよう」です。(箴言 25:28)それとは対照的に,「怒ることに遅い人は力ある者に勝り」ます。―箴言 16:32。

一緒に練習する。「こんな時,どうする?」とか「良いか,悪いか」といったロール・プレイング・ゲームを作りましょう。ありそうな場面について話し合い,その時に示しそうな反応を演じてみて,その反応が「良い」か「悪い」かを言わせます。工夫を凝らしてください。例えば,人形や絵などを使って,そのひとときを楽しく教訓的なものにしましょう。衝動的に行動するよりも我慢するほうがよい,ということを子どもに納得させるのです。―聖書の原則: 箴言 29:11。

辛抱強くある。聖書には,「愚かさが[子ども]の心につながれている」とあります。(箴言 22:15)ですから,子どもが一夜にして我慢強くなれるなどとは思わないでください。「我が子を上手に教える」(英語)という本によると,「それは長期間に及ぶゆっくりとした過程であり,前進と後退を繰り返しながら進歩してゆくもの」です。しかし,努力するだけの価値はあります。「自制できる子どもは,12歳で薬物を勧められるとしても,14歳で性的な誘惑を受けるとしても,はるかに容易に自制できる」からです。

a 「だめ: 何歳の子にも言う必要がある ― その理由と方法」(英語)という本からの抜粋。

b 「良いものもほどほどに 甘い時代にしっかりした子どもに育てる」(英語)という本からの抜粋。

聖書のアドバイス

  • 「あなた方の愛を偽善のないものにしなさい」。―ローマ 12:9。

  • 「何であれ,人は自分のまいているもの,それをまた刈り取ることになる」。―ガラテア 6:7。

  • 「愚鈍な者は自分の霊をさらけ出し,賢い者は最後までこれを穏やかに保つ」。―箴言 29:11。

良い振る舞いができた時に,ご褒美を

子どもは幼い時から,我慢することを学べます。「ジェネレーション・ミー」(英語)という本にはこう書かれています。「子どもが食料品店でキャンデーを欲しがって泣き叫んだ時,買い与えてしまうなら,『欲しいものを得たければ泣き叫べばよい』ということを教えたことになる。子どもは次の時にも,何かが欲しくなったら,泣き叫んだり,だだをこねたりするだろう。前回うまくいったからである。だから,願いを聞き入れるのなら,だだをこねた時ではなく,良い振る舞いをした時にすべきだ。多くの親は,子どもが泣き叫ぶと,言いなりになってしまう。そのほうが楽だから,あるいは,欲しがっているのに与えないのはかわいそうだと思うからである。とはいえ,言いなりになるなら,もっとかわいそうなことになる。一方,子どもが礼儀正しく求めた場合に,褒美を与えるなら,我慢だけでなく上手な人付き合いも教えることができる」。

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