ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 校 第16課 135ページ–138ページ 5節
  • 落ち着き

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 落ち着き
  • 神権宣教学校の教育から益を得る
  • 関連する記事
  • 落ち着きと身なり
    神権宣教学校案内書
  • あなたも人前で話すことができます
    目ざめよ! 1992
  • どうしたら人前でうまく話せるだろう
    目ざめよ! 2003
  • 啓発的な資料,明快に述べる
    神権宣教学校案内書
もっと見る
神権宣教学校の教育から益を得る
校 第16課 135ページ–138ページ 5節

第16課

落ち着き

何をする必要があるか

立っているときや,動くときや,話すとき,冷静さを物語る穏やかで品位のある雰囲気を保つ。

なぜ重要か

話し手が落ち着いていれば,聴衆は,話し手よりも話されている事柄に注意を集中できるようになる。

話し手が話すために立ち上がる時,緊張するのは珍しいことではありません。頻繁に話をする人でなければ,特にそうです。野外宣教では,その日の初めの数軒を訪ねている間,幾らか緊張するかもしれません。エレミヤは,預言者となるように任命された時,「わたしは一体どのように話したらよいのか,それさえ分かりません。わたしは少年にすぎないからです」と答えました。(エレ 1:5,6)エホバはエレミヤを助けました。あなたにも助けを与えてくださいます。やがてはあなたも,落ち着きを十分に表わせるようになります。

落ち着きのある話し手は,沈着冷静です。この冷静さは物腰から感じ取れます。姿勢は自然でその場にふさわしく,手の動きは意味のあるものです。声も,表現力があり,よく制御されています。

たとえ,落ち着きのある人に関するこの描写が自分には当てはまらないように思えたとしても,進歩は可能です。どうすればよいでしょうか。話し手がなぜ不安な気持ちになって落ち着きを失うのか,考えてみましょう。原因には身体的な要素もあります。

だれしも,自分の努力目標があり,それをしっかり達成したいと願っているのに自信が持てなければ,不安になります。その結果,より多くのアドレナリンを作り出すよう脳から信号が送り出されます。結果としてアドレナリンが急増し,そのために心臓の鼓動が速くなったり,呼吸数が変わったり,発汗量が増えたり,手やひざ,それに声の震えが起きたりすることがあります。体はエネルギー量を増大させて,あなたが事態に対処するのを助けようとしているのです。問題は,エネルギーの急増を建設的な思考や熱意あふれる話へといかに転換するか,ということです。

どうすれば不安を軽減できるか。多少の不安を感じるのは正常である,ということを覚えておきましょう。しかし,落ち着きを保つには,不安を軽減して,穏やかに品位のある態度で事態に対処できなければなりません。どうすればそれができるでしょうか。

徹底的に準備する。話の準備に時間を注ぎ込んでください。論題をはっきり理解したと言えるようになることです。論点を自分で選べる話であれば,話の論題について聴衆がすでに知っている事柄と,自分が成し遂げたいと思っている事柄を考慮に入れます。そうすれば,資料のうち特に話す価値のあるものを選びやすくなります。最初のうちそれが難しいと思えるなら,その問題について経験豊かな話し手と話し合ってみてください。資料と聴衆について建設的に分析するのを助けてもらえます。手元の資料が聴衆の益となり,内容が自分の頭の中にきちんと入っていることを確信できると,それを伝えたいという気持ちのほうが強くなり,話について感じる不安は薄れます。

序論に特別の注意を払ってください。どう切り出したらよいかを見極めましょう。いったん話しはじめたら,緊張はほぐれることでしょう。

野外宣教のための準備にも,同じ基本的な方法が当てはまります。取り上げる論題だけでなく,どんな人々に証言するのかについても考えましょう。切り出しの言葉を注意深く準備してください。円熟した奉仕者たちの経験を参考にしましょう。

一群の人々の前で話すときには,全文の原稿を用いたほうが落ち着くように感じるかもしれません。しかし実際には,そのような話のたびに,それがかえって不安な気持ちにさせることもあります。確かに,詳しい筋書きを用いる話し手もいますが,ほとんど用いない人もいます。しかし,自分の視点を変えて不安を軽減させるのは,紙の上に記した言葉ではなく,心の中の確信です。つまり,自分の準備したものが聴衆のために本当に価値があるという確信なのです。

声に出して練習する。このような練習をすると,伝えたい考えを言葉で言い表わす自信がつきます。練習するうちに,話す際すぐに活用できる記憶の型ができあがります。練習は,実際に即したものにしてください。聴衆を思い描きます。話をする時と同じように,テーブルの前に座るか,立つかしてください。

エホバに助けを祈り求める。そのような祈りは聞き届けられるでしょうか。「わたしたちは神に対してこのような確信を抱いています。すなわち,何であれわたしたちがそのご意志にしたがって求めることであれば,神は聞いてくださるということです」。(ヨハ一 5:14)神の誉れとなることを願い,み言葉から益を得るよう人々を助けたいのであれば,あなたの祈りは必ず聞き届けられます。このことを確信していれば,割り当てられた務めを果たすように力づけられることでしょう。さらに,愛,喜び,平和,温和,自制といった霊の実を培うにつれ,様々な状況下で落ち着いて物事に対処するのに必要な精神態度も身についてゆきます。―ガラ 5:22,23。

経験を積む。野外奉仕に参加すればするほど,緊張はほぐれてきます。会衆の集会で注解すればするほど,人前で話すことは容易になります。会衆で何度も話をするにつれ,話の前に感じる不安は薄れてゆくに違いありません。話をする機会がもっと欲しいと思われますか。では,この学校の割り当てを果たせなくなった人がいるとき,その代わりを進んで引き受けてください。

ここに略述した段階を踏んだあと,冷静さの不足を如実に示す兆候について吟味するのが有益でしょう。そうした兆候を見分け,対処の仕方を学べば,落ち着いて話すことは易しくなります。兆候は,体や声に表われるかもしれません。

体に表われる兆候。落ち着いているかいないかは,物腰や手の用い方に表われます。まず,手について考えてみましょう。手を後ろで組んだり,体の両側にぴったり固定したり,演台をぎゅっとつかんだりする。手をポケットに入れたり出したりする。上着のボタンをはめたり外したりする。目的もなく手をほほ・鼻・眼鏡などに持っていく。腕時計・鉛筆・指輪・メモなどをいじる。ぎくしゃくした,あるいは中途半端な手ぶりをする。これらはすべて,落ち着きのなさの表われです。

自信のなさは,足を絶えず動かしたり,体を左右に振ったり,立つ姿勢がこわばったり,前かがみになったり,頻繁に唇をなめたり,何度もつばを呑んだり,速くて浅い息遣いになったりすることにも表われます。

意識的に努力すれば,緊張感がそのように表われるのを避けられます。一度に一つの点だけに取り組みましょう。問題を見分けて,それを防ぐために何をする必要があるかを前もって考えてください。そうした努力を払えば,あなたの物腰には落ち着きがはっきり表われることでしょう。

声に表われる兆候。緊張が声に表われると,上ずった声や震え声になるかもしれません。あるいは,何度もせき払いをしたり,非常に早口になったりするかもしれません。こうした問題や癖は,声を制御する努力を忍耐強く続けてゆけば,克服できます。

緊張したら,演壇に向かう前に少し時間を取り,何度か深呼吸をしてください。全身をゆったりさせましょう。緊張していることについて考える代わりに,準備した事柄を聴衆に伝えたい理由に注意を集中しましょう。話しはじめる前に,しばし聴衆を見渡し,親しみ深い顔を見つけてほほえんでください。出だしの言葉はゆっくり話し,それから話に入ってゆきましょう。

何を期待すべきか。緊張感が跡形もなくなることを期待してはなりません。演壇での長年の経験を持つ話し手でも,聴衆の前に立つことになると緊張するものです。とはいえ,それらの人は緊張の制御の仕方を学びました。

緊張がおもてに表われるのを防ぐために誠実な努力を払えば,聴衆には落ち着いた話し手と見られるようになるでしょう。それでもまだ緊張するかもしれませんが,聴衆は全く気づかないでしょう。

次の点を忘れないでください。緊張の兆候を生むアドレナリンの急増は,同時にエネルギーを増大させるのです。それを,気持ちをこめた話し方に生かしましょう。

こうした事柄すべてを練習するのを,演壇に上がるまで待つ必要はありません。日常の生活で,落ち着きと自制を保つことや,適切な気持ちをこめて話すことを学んでください。そうすることは,自信を特に必要とする演壇上や野外宣教で,実際に自信を持って話すのに大いに役立ちます。

どうすれば落ち着けるか

  • よく準備する。

  • 話を声に出して練習する。

  • 祈りのうちに『自分の重荷をエホバにゆだねる』。―詩 55:22。

  • 野外奉仕に定期的に参加し,集会で頻繁に注解し,この学校で急きょ割り当てられる話も進んで引き受ける。

  • 冷静さの欠けている兆候を見分け,その問題を防いだり制御したりする方法を学ぶ。

練習のために: 1か月間,毎週,「ものみの塔」研究と会衆の書籍研究で何度か注解することに努めてください。同じ集会で2回目または3回目の注解の時に緊張が薄れてくるのを実感してください。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする