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神権宣教学校の教育から益を得る
校 第39課 220ページ–222ページ 6節

第39課

効果的な結論

何をする必要があるか

聞いた事柄に基づいて行動するよう,聴衆を動かす言葉を結びの幾つかの文章で述べる。

なぜ重要か

結論として述べられた事柄は,多くの場合,最も長く記憶に残る。これは話全体の効果に影響を与える。

あなたは,話の本論となる資料を丹念に調査してまとめたかもしれません。また,関心を起こさせる序論も準備したかもしれません。しかし,もう一つ必要なことがあります。それは,効果的な結論です。その重要性を小さく見てはなりません。最後に述べる事柄は,多くの場合,最も長く記憶に残ります。結論が弱いと,それまでに話された事柄の効果がかなり失われてしまうことがあります。

次のことを考えてみてください。ヨシュアは生涯の終わりごろ,イスラエル国民の年長者たちに対して,記憶に残る講話をしました。ヨシュアは,アブラハムの時代以来エホバがイスラエルをどのように扱ってこられたかを詳しく語ってから,要約として,ただその歴史の際立った点をもう一度述べただけでしたか。いいえ,そうではありません。むしろ,深い情感を込め,民に対して,「エホバを恐れ,とがなく,真実をもってこの方に仕えなさい」と勧めました。ヨシュア 24章14,15節にあるヨシュアの結論のことばを,ご自分で読んでみてください。

また,西暦33年のペンテコステの祭りの時,エルサレムにいた群衆に使徒ペテロが行なった話も,注目に値します。それは使徒 2章14-36節に記されています。ペテロはまず,人々が目撃しているのは神の霊が注ぎ出されることに関するヨエルの預言の成就である,と説明しました。次に,それが詩編の中のメシアに関する預言とどのように関連しているかを示しました。詩編では,イエス・キリストが復活して神の右に高められることが予告されていました。それを示してから,ペテロは結論として,聴衆の一人一人が直視すべき争点をはっきり指摘しました。こう言ったのです。「ですから,イスラエルの全家は,神がこの方を,あなた方が杭につけたこのイエスを,主とも,キリストともされたことをはっきりと知ってください」。そこにいた人たちは,「皆さん,兄弟たち,わたしたちはどうしたらよいのですか」と尋ねました。それでペテロは,「悔い改めなさい。そしてあなた方ひとりひとりは,罪の許しのためにイエス・キリストの名においてバプテスマを受けなさい」と答えました。(使徒 2:37,38)その日,聴衆のうち,聞いた事柄に大いに心を動かされたおよそ3,000人が,イエス・キリストについての真理を受け入れました。

銘記すべき点。結論として述べる事柄は,話の主題に直接関係しているべきです。すでに発展させてきた幾つかの要点と自然につながる結論でなければなりません。主題のかぎとなる語は含めたいと思うでしょう。しかし,主題をそのまま再び述べるかどうかは随意に決めることができます。

普通,話をする目的は,提供した情報に基づいて何らかの行動を人に促すことです。結論の主な目的の一つは,何を行なうべきかを示すことです。あなたは話の主題と要点を選定するに当たって,その資料が聴衆にとってなぜ重要か,話の目標は何かを注意深く考察したでしょうか。そうであれば,聴衆に勧めたい行動も分かっています。では,それがどんな行動かを説明する必要があります。どうしたらよいのかも述べる必要があるでしょう。

結論は,何をすべきかを聴衆に示すと共に,そうしたいという意欲を起こさせるものであるべきです。行動するもっともな理由を含めるべきであり,また行動の結果として生じ得る数々の益も含められるでしょう。最後の一文を慎重に考え抜き,言い回しもよく考えるなら,話全体の印象は強まります。

話は結びのところに来ている,ということを銘記しましょう。述べる事柄にそのことが表われていなければなりません。話す速度も結論にふさわしくします。最後の最後まで急いで話して,唐突に終わる,ということのないようにすべきです。逆に,声を徐々に弱めてゆけばよい,というわけでもありません。十分な声量が必要です。とはいえ,大きすぎてはなりません。最後の二,三の文には,終わりにふさわしい響きがなければなりません。それを述べる口調には,真剣さと確信がこもっていなければなりません。話す準備をするときには,結論の述べ方の練習も忘れないようにしましょう。

結論はどれほどの長さにすべきでしょうか。これは,時間的な長さだけで決まるものではありません。結論は長引いてはなりません。長さがふさわしいかどうかは,その結論が聴衆に与える影響で決まります。簡潔かつ率直で積極的な結論は,いつでも望ましいものです。手短な例えを織り込んだ少し長めのものでも,注意深く練られたものであれば,効果的な場合があります。伝道の書 12章13,14節の,その書全体の簡潔な結論を,マタイ 7章24-27節の,伝道の書よりずっと短い山上の垂訓の結論と比較してください。

野外宣教で。野外宣教では,他のどんな場合よりも,話の結論を必要とすることが多いでしょう。よく準備し,人々に愛ある関心を抱いていれば,多くの良いことを成し遂げられます。この課の助言を一対一の会話にも応用すれば,有益な結果が得られるでしょう。

会話はごく短いこともあります。相手の人は忙しいかもしれません。訪問の時間は1分だけということもあるでしょう。ふさわしければ,このように言うこともできます。「分かりました。では,励みとなる点を一つだけお伝えして失礼します。聖書によれば,人間を創造した方は,素晴らしい目的をお持ちです。この地球を,人々が永遠に生きられる所にするという目的です。わたしたちもその楽園に住めますが,そのためには神の求めておられる事柄を知る必要があります」。あるいは,別の都合のよい時にまたお伺いします,と言うだけでもよいでしょう。

家の人の無愛想で,時には失礼な態度のために訪問を途中で切り上げなければならないとしても,多くの良いことを成し遂げられます。マタイ 10章12,13節やローマ 12章17,18節の助言を銘記しましょう。温和な受け答えをすれば,エホバの証人に対する家の人の見方は変わるかもしれません。それは優れた成果と言えるでしょう。

一方,家の人と満足のゆく会話ができたかもしれません。では,覚えてほしい要点をもう一度述べてみてはどうでしょうか。家の人がその点にそって何かを行ないたくなるようなことを含めてください。

別の時にさらに話し合いができそうなら,家の人がそれを心待ちにできる何かの理由を示すようにしてください。質問を一つしてください。「聖書から論じる」か家庭聖書研究用の出版物で扱われている質問がよいかもしれません。イエスがはっきり述べ,マタイ 28章19,20節に記されている,あなたの目標を念頭に置きましょう。

家庭聖書研究の結びの場合はどうでしょうか。主題をもう一度述べれば,研究生は討議した事柄を記憶しやすくなるでしょう。復習の質問は,かぎとなる点を研究生が銘記するのに役立ちます。その復習が慌ただしいものでなければ,確かにそう言えます。研究した資料が研究生にどのように益となるか,あるいはその内容について他の人にどのように話せるかという点を尋ねれば,研究生は学んだ事柄を実際に活用するという観点で考えるようになるでしょう。―箴 4:7。

結論は話し合い全体の効果に影響する,ということを忘れないようにしましょう。

どのように行なえるか

  • 結論は,すでに提示した考えに直接関係のあるものとする。

  • 聴衆に,聞いた事柄に関して何をすべきかを示す。

  • 言う事柄と言い方とによって,聞き手に意欲を起こさせる。

練習のために: 野外宣教のため,次の2種類の結びの言葉を準備してください。(1)家の人が無愛想で,話す時間がほとんどないときに述べる言葉。(2)次回訪問した時に話し合うための,一つの明確な質問。

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