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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「渡りがらす」

渡りがらす

(わたりがらす)(Raven)[ヘ語,オーレーヴ; ギ語,コラクス]

聖書の中で明確な名で呼ばれている鳥の最初のもの。(創 8:7)渡りがらすはカラスに似た鳥のうち最も大型で,体長は約60㌢あり,翼幅が1㍍以上になることもあります。光沢のあるその羽毛は玉虫色に変化してはがね色にも紫色にも見える漆黒であることでよく知られており(歌 5:11),腹部はやや緑色がかっていることもあります。えさにするものの種類は極めて多様で,堅果<ナッツ>,液果<ベリー>,穀物などから,げっし動物,爬虫類,魚,若鳥まで何でも食べます。小動物の中の若くて弱いものも襲うとはいえ,本来は腐肉をあさる鳥です。死肉を食べるときには,頑丈なくちばしでえじきの腹部を引き裂く前に,目やほかの柔らかい部分を食べる習性があります。(箴 30:17)渡りがらすは,力強く空を飛びます。強い一定の調子で羽ばたいたり,翼を広げたまま空高く大きな円を描いたりしながら,えさを求めて下界を探査します。絶え間なくえさを探しているうちに,非常に広い地域を行き巡ることになります。

ずる賢い渡りがらすは鳥類の中でも飛び抜けて順応性のある利口な鳥である,と動物学者はみなしています。このことや,飛ぶ力の強さ,また腐肉を含め幅広くどんな種類の食物でも食べて生きてゆけることなどを考えると,大洪水の水が引き始めた時にノアが箱船の外に送り出す最初の生き物として,渡りがらすは適切でした。聖句の示すところによると,渡りがらすはその後,箱船の外にとどまり,箱船をただ休む場所として使っていました。―創 8:5-7。

渡りがらすは,律法契約において汚れたものとされていました。(レビ 11:13,15; 申 14:12,14)渡りがらす「の類」という句は,カラスをはじめ,その類縁と思われるミヤマガラス,コクマルガラス,そしてベニハシガラスなど,すべてパレスチナで見かけることのできる,カラスに似た鳥を包含すると理解されています。

渡りがらすはカラスと違って,普通は荒野の鳥であり,しばしば山地や砂漠にさえ住んでいます。この鳥はイザヤが幻の中で見た,荒廃したエドムの空漠と荒漠に住んでいる生き物の一つでした。(イザ 34:11)渡りがらすはまた,余分の食物を岩の割れ目に蓄えたり,落ち葉の下に隠したりする習性を持っています。ですから,エリヤがケリトの奔流の谷に身を隠していた間,1日2回,この預言者のもとにパンと肉を運ばせるために神は奇跡によってこれらの鳥をお用いになりましたが,それは適切な選択でした。―王一 17:2-6。

渡りがらすは,断崖や岩の多い岬に,また高い木に巣を作ります。いったんつがいになると生涯連れ添い,献身的な親になります。エホバ神はすべての被造物に対する真の供給者としてのご自身にヨブの注意を引くため,「だれが渡りがらすのためにその食物を整えるのか。そのひなが神に助けを叫び求めるとき,食べるものがないために,さまよっているときに」という質問をなさいました。(ヨブ 38:41)詩編作者も,騒々しく鳴く飢えたひなを満足させるために,親鳥があちこちを行き巡って運んで来る食物が,創造者の親切な備えによるものであることを示しました。(詩 147:7-9)イエスも同じように渡りがらすを引き合いに出して,ご自分の追随者たちに,空を飛ぶそのような鳥を世話しておられる方はご自分の人間の僕たちの必要とするものを必ず備えてくださる,と保証なさいました。―ルカ 12:24。詩 104:27,28; マタ 6:26と比較。

昔から異教の人々は,渡りがらすの印象的な大きさ,陰気な色,悲しげな鳴き声などのためであろうと思われますが,渡りがらすを,縁起の悪い,死の前触れとなる鳥とみなしていました。ギリシャ人の間では,大胆でしばしば厚かましいこの渡りがらすは預言的な鳥とみなされていました。それは恐らく,こうかつで機敏だというその評判のためでしょう。この鳥は,神アポロや,神託を告げる祭司たちの階級にとって神聖な鳥と主張され,それら祭司たちの一部は黒い服を着用しました。

裁き人ギデオンの時代のミディアンの君は,「渡りがらす」を意味するオレブという名前を持っていました。―裁 7:25。

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