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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1955
塔55 2/1 44–58ページ

神は実際に関心を有するか?

神は地をうち棄てていますか? 人間の言うことやすることに神は関心を有していますか? 神は地上の事柄やその運命に関心を払われていますか? 今日の多くの人々は,神は実際には関心を持たず,悪しきことを見ず,また悪を止めないと言つています。聖書はこの見方と一致しますか? 事実はその見方と合いますか? 神はもはや人間に対して関心を持つていないのですか? それとも,人間が神に対してもはや関心を持つていないのですか?

いま譬えとして,多くの財産を持つ人がいると考えてごらんなさい。その人はその最良の所有物を子供たちの管理に任せ,子供たちやその子孫たちの所有物にさせます。それはすばらしい自然の美を持つ大きな土地で,そこに住む人のすべての望むものは産出されます。父親は子供たちを教えて,その土地や,その地に住む動物たちを管理させます。必要物が不足するということはなく必要な教えはみな与えられています。間違いは許され,恵みの心から改善が差しのべられます。彼はその代表者たちを遣わして指導し指示いたします。また手紙を送つて,教え改善いたします。しかし子供たちは反逆し,その子孫たちは悪に傾いています。彼らは地の美を汚し,地を害い,その資源を私利に用い,その野獣を殺し,そして互いに争い合います。彼らはその父親を無視し,父親の教えを軽んじ,その手紙を読みもしなければ,従おうともせず,そしてその代表者たちを迫害したり殺したりいたします。このために,子供たちの災いは増し加わりますが,しかし彼らは心を頑くなにして悪の道を行い,そしてその主として他の者を求め仕えることすらいたします。感謝の念を持たず,不忠実で愛の心を持つていませんので彼らの禍いは増加し,辛苦は深く沈みます。彼らは父親の関心に従おうとはせず,そして改善して戻ろうとはいたしませんが,その代りにひどい叫び声をあげ,父親は実際には子供たちに関心を持たず,子供たちを打ち棄ててしまつたのだと言います。その子供たちの非難は不合理ではありませんか? 子供たちは物事を逆に取つてはいませんか? 父親が子供たちをうち棄てたのではなく,むしろ子供たちが父親をうち棄てたのではありませんか? 父親が関心を持たないというのではなくして,むしろ関心を持たないのは子供たちではありませんか?

このことは,ヱホバ神と地上の人間にあてはまります。神は宇宙を創造しました。彼の所有物は大きくて,際限はありません。地とそれに充ちるものは,ヱホバ神のものです。ヱホバ神は,人間のために地をつくり,地の上に人間を置き,地に充ち,地を治め,管理し,そして地とその上に住む動物を世話するように語りました。ヱホバ神は人間を教えました。そして人間が間違いをしたときに,ヱホバは人間を正しく直しました。ヱホバ神は,その代表者たちとして祭司や予言者たちを遣わしましたが,彼らは迫害され,また殺されました。人間は不正にもヱホバ神の子さえも殺しました。ヱホバ神の手紙は,聖書と呼ばれる本に編集されました。聖書は幾百万という家庭にありますが,殆ど読まれていないで,聖書に従つている人は全く殆どおりません。一般に見て,人間はヱホバ,その言葉,その道をうち棄て,そして『この世の組織制度の神』サタンの支配下にあるこの世に求め奉仕しています。『全世界は,悪いものの勢力の下にある。』舌でもつては,ヱホバに奉仕すると言うかもしれませんが,その行いはサタンに奉仕していると示します。『もしあなた方が奴隷として誰かに身をささげ,その者に従うならば,その者に従うためにあなた方はその者の奴隷であるということを知らないか?』 悪いこの世の人々は,地を私利のために開発し,森林を伐採し,土壌を台無しにし,地の貴重な金属をむさぼり掘つて間違つたことに用い,動物をやたら勝手に殺し,また仲間の人間を殺すことによつて,サタンに奉仕しているということが判明します。彼らはサタンの実を結びます。それとは反対であると声を出して私語いたところで,彼らの行いの大きな叫び声はその私語きをうち消してしまいます。―コリント後 4:4。ヨハネ第一書 5:19。ロマ 6:16,新世。

この世の人間が神をうち棄てたということについては,否定することができませんが,それにもかかわらずある人は,苦しさのあまりに,神は人間をうち棄ててしまい,神は地やまた地の上にいる人間について実際には関心を持つていないと叫び声をあげています。ヱホバは地を無視しているのだと考える人は,その人自身ヱホバの言葉を無視しているのであると証明するものです。たとえ多くの人が神からの報いと刑罰の約束に対して目を閉じようと,神は人間の善と悪に盲目ではありません。『ヱホバは全世界を偏く見そなわし,己にむかいて心を全うする者のために力を顕したもう。』『わが目はかれらのすべての道を見る。みな我にかくるるところなし。又その悪は我目に匿れざるなり。われまず倍してその悪とその罪に報いん。』『創造されたもので,神の目の前に表われないものは一つもない。すべてのものは露わであり,神の目にはつきりと曝露されている。それで私たちは神と関係を有しているのである。』神は関心を持つていないと今日考える人々は,間違いのことですが,なにも初めて間違いをしたというのではありません。―歴代志略下 16:9。エレミヤ 16:17,18。ヘブル 4:13,新世。

神は関心を有するということを証明する前例

ノアの時代の洪水以前に『人間の悪が地に大きくなり,人間の心にある考えはいつも悪だけに傾いていた。』ヱホバは関心を持たれましたか? 多く関心を持たれましたので,ヱホバは『地に人間をつくられたことを残念に思い,心苦しく感じました。』ヱホバはそんなにも関心を持たれましたので,行動をしようと決定しました。『私が創造した人間を地の表面から拭き去ろう。』しかし,ヱホバはノアやその家族のような従順な人たちを造つたことを残念に思わなかつたのです。ヱホバは彼らのためにそんなにも関心を払われましたので,洪水をどのように生き残るかについて教えました。彼らはヱホバの教えに従つたので,その生命を守りました。当時ノアの家族以外のすべての人々は,ヱホバの御意と警告を忘れ,利己的な追求と肉慾に専心しました。今日でも多くの人々はヱホバのよろこびや目的に関心を持たず,自分本位の道のみを追求します。イエスが次のように言つた通り,私たちの時代はノアの時代によつて予表されていました。『丁度ノアの時代と同じように,人の子の臨在もそのようであろう。』― 創世 6:5-8。マタイ 24:37-39,新世。

ソドムとゴモラは,非常に堕落した町であつて,そこには正義の人が10人と住んではいませんでした。しかし,ロトは人々のふしだらな行いに心を悩み,『彼らの不法の行いの故に,その正義の魂を苦しめていました。』ロトは関心を持ちましたが,同じくヱホバも関心を持ちました。というのはヱホバは天使たちを遣してこれらの町を亡したからです。その天使たちはこう言いました。『彼らに対する叫びは,ヱホバの前に大きくなつたので,ヱホバは私たちを遣してこの町を亡ぼされる。』しかし,堕落した住民たちは一般に関心を持ちませんでした。ロトが嘲笑者たちに警告を伝えた時でも,『彼は冗談を言つている人のように見えた。』しかし,続いて来た火の亡びは,当時のこれらの町にとつて冗談事ではなかつたのです。また現在でも冗談事ではないのです。なぜならば,これらの町は『永遠の火という罰をうけることにより,警告の例として私たちの前に置かれている』からです。そしてイエスの言われるのに,火と硫黄の雨が不意に彼らを襲つたように,『人の子が現われる日も同じようであろう。』― ペテロ後 2:8。創世 19:13,14。ユダ 7。ルカ 17:30,新世。

審判人たちがイスラエルを支配した期間に,忠実なギデオンはヱホバはイスラエルをうち棄てたと考えました。というのは,囲りの敵のためにイスラエルは苦しんだからでした。ギデオンはこう言いました。『いまヱホバは私たちをうち棄て,ミデアン人の手に渡し給う。』しかし,そうではなかつたのです。神はギデオン自身を用いられ彼はミデアン人からイスラエルを救助しました。―シシ記 6:13,新世。

ソロモンの時代に,圧迫と不正は気が附かれずに行われるとある人は考えました。しかし,より高い権力は人間官吏の不正に注意するとソロモンは教えました。『国の中で,貧しい者を圧迫し,公正と正義が曲げられるのを見るとしても,そのことに驚くな。その人よりも高い人はその者を注視するからである。そしてそれら二人よりもさらに高い者がいるのである。』刑罰が行われるのは遅いように見えるので,刑罰は決して来ることはないと多くの人々は考え,神は関心を持たないと確信して悪の道を行います。『悪しきことの報い速かにきたらざるが故に,世の人心を専にして悪を行う。罪を犯す者百次悪をなして猶長命あれども我知る神を畏みてその前におそれをいだく者には幸いあるべし。ただし悪人には幸いあらず又その生命も長からず。』正義の者がくるしみをうけている時に,罪人が繁栄するように見えるかもしれませんが,しかし悪しき者の生命は,ヱホバの新しい世で永遠に続く程長くはありません。現在では,正義の者にふりかかることは,悪しき者にふりかかる方がずつとふさわしく,また悪しき者に起ることは,正義の者たちにとつてもつとふさわしいものでしよう。『義しき人にして悪しき人の遭うべきところに遭う者あり。悪しき人にして義しき人の遭うべきところに遭う者あり。』ことがらがこのように顛頭していることは,ただ一時的なことです。ヱホバは関心を持たれていますので,その新しい世で事柄を直して永久に改正するでしよう。―伝道之書 5:8; 8:11-14,ア訳。

ユダの国の危急の時のあいだに,神の敵たちは『神は忘れたり。神はその面をかくせり。神はみることなかるべし。』と心に思いました。それから後,ユダの多くの人がバビロンに連れて行かれ捕われたとき,エルサレムにいた人々は,ヱホバは偶像崇拝を見ようとはせず,その土地を見棄て,関心を有していないと考えました。『彼われに言いたまいけるは,人の子よ汝イスラエルの家の長老等が暗きにおこなう事すなわち彼らおのおのその偶像の間におこなう事を見るや。彼ら言うヱホバは我らを見ず,ヱホバはこの地を棄てたりと。』『彼われに言いたまいけるは,イスラエルとユダの家の罪はなはだ大いなり。国には血満ち,町には邪曲充つ。すなわち彼ら言うヱホバはこの地を棄てたり。ヱホバは見ざるなりと。』しかし,ヱホバは確かに見られたのであつて,悪を行う者たちに報復をもたらし,それらの者たちを剣と飢饉と疫病とそして捕われの状態にわたされました。―詩 10:11。エゼキエル 8:12; 9:9。

神は関心を有しておられることを間もなく示される

ヱホバの発表した目的は,地が永久に存続して,人は地に永久に住み,そして永久に平和な状態にいるということです。その目的は,人間やまたは悪魔によつて失敗させられることはありません。『我このことを語りたれば必らず来らすべし。我このことを謀りたればかならず成すべし。』どのようにして? ヱホバの約束した正義の新しい世の手段によるのです。ノアの時代の世は悪くなり,洪水によつて亡びうせました。現在のこの悪い世は,ハルマゲドンの火の亡びを必らずうけます。そのときに,私たちはそれ以上待つ必要はありません。『神の約束に従つて,私たちが待つている新しい天と新しい地がある。それらの中に正義は宿るであろう。』聖書が次のように言つているのは,この新しい世についてです。『じつに神はその世をそんなにも愛されたので,彼の独り子を与えられた。それは彼に信仰を持つ者はすべてみな亡ぼされず,永遠の生命を持つためである。』ノアは洪水前の世の死を生き残りましたが,それと同じく今日信仰を実践する人々は,ハルマゲドン前の世の死を生き残るでしよう。古い世が終つて新しい世が完全に設立されるのは,なぜそんなにも遅いのですか? 神が関心を有していないというのではなく,実は神が関心を有しておられるからです。『ヱホバは彼の約束に関して遅いのではない。ヱホバはあなた方に忍耐されているのである。というのは,彼は一人でも亡びるのを望まれず,すべての者が悔い改めるよう望まれているからである。』ヱホバは過去の時にしたように,警告を与える時を許されております。そうするならば,救われるべき良い人々は,亡びをうける悪い者たちから分離することができます。

しかし,嘲笑者たちはこの恵みと長い忍耐を悪い様に解釈しています。それらの嘲笑者たちが,終りの日に存在するということも予言されていました。『終りの日には,嘲ける者が,自分自身の欲望に従つて歩みながら,嘲けりをもつてやつて来て,こう言うであろう。「約束された彼の臨在はどこにあるのか? 私たちの祖先が死んで眠つて以来,すべてのものは創造の最初の時と全く同じく続いているではないか?」』 彼らは『その欲に従つて』意識的に事実を無視します。『終りの日』には,いたるところで『悪い人々や詐欺師たちは,ますます悪くなり,人を間違えて指導したり,指導されたりする。』しかし,彼らが増加したところで,ヱホバの証者にとつて心配の原因にはなりません。『悪をなすものの故をもて心をなやめ,不義を行う者にむかいて嫉みをおこすことなかれ。かれらはやがで草のごとくかりとられ,青菜のごとく打ち萎るべければなり。ヱホバによりたのみて善をおこなえ。』悪しき者たちの数が増加して殖えるということは,この古い世の終りの日に関して予言されており,そしてそれは古い世の亡びに先立つものです。『悪しきものは草のごとくもえいで不義をおこなうもろもろは栄ゆるとも,遂にはとこしえに亡びん。』― イザヤ 46:11。ペテロ後 3:3-13。ヨハネ 3:16。テモテ後 3:1,13,新世。詩 37:1-3; 92:7。

神ではなくして,人間が関心を有さない

ヱホバはハルマゲドンの時に,関心を有していることを示し,また善人と悪人に注意を払い,そしてその業に従つて救うべき群と亡ぼす群を記憶しているということを表わされます。人間が地上に存在している期間のあいだ,ヱホバは関心を有するということを表し示されています。アダムとエバが罪を犯した後でさえも,ヱホバは二人に衣服を供給されました。二人が地に生存して,子孫を産むことを許されました。二人は地の恵みをなにの差別なしに用いることができました。『神は悪人や善人に太陽を照らせ,義しい人にも不義の人にも雨を降らす。』公正から見て亡びが強く求められたときに,神は愛と恵の御心から亡びを差し控えられました。人々に時間を許して,本心に帰らせ,悔い改めて改正させるという神の忍耐と長い辛抱について,悪い者たちは神は弱くて無関心であると間違いの悪い風に解釈しています。悪い者たちは,ヱホバの寛大を間違えて悪く用い,ますますヱホバから離れ去つて行き,地と動物と仲間の人間に対する悪行を益々多くおこなつています。ハルマゲドンの時に人々がヱホバから離れるということは間違いなく止まります。というのはそのときヱホバは遂に立ち上り,『地を亡す者たちを亡し』ます。―マタイ 5:45。黙示 11:18,新世。

今日の人々は,ヱホバは関心を有しておらず,ヱホバは注意を払はず,ヱホバは地を見棄てていると言います。実際には,自分たちがヱホバとその言葉を見棄てているのを正当化しようと努めているのに過ぎません。人々は,神が最初に人間を見棄てたから,人間が神から離れるのは当然に正しいのであると見せかけたく思います。イスラエルの国民がヱホバを見棄てて他の神々に仕えるまでヱホバはイスラエルを決して見棄てませんでした。『あなた方について言うならば,あなた方は私を見棄てて他の神々に奉仕をした。それであるから私はあなた方を二度と再び救わないであろう。あなた方が選んだ神々のところに行き,その助けを求めよ。危難のときには,それらの神々の救いを得なさい。』今日ヱホバとヱホバの奉仕に従い,そしてヱホバの言葉に導かれてその力に信頼する者たちを,ヱホバは決して見棄てません。今日の大多数の人々は,他の人間,人間の計画や制度,軍隊や武器,科学や偽りの神々にその信頼を置いています。人々はそのように選んだのです。人々はヱホバに対しても,また彼の言葉である聖書に対しても,あるいは又ヱホバの忠実な証者たちに対しても関心を持つていません。関心を持つどころか,それとは反対に,人間は神とその言葉と,そしてその民に対して憎しみを表します。彼らは新しい神々を選びました。ハルマゲドンが来るとき,その選んだ神々に叫び求め,ヱホバの怒りから救いを得させなさい。―シシ 10:13,14,新世。

ヱホバはイスラエルにこう言いました。『牛はその主を知り,驢馬はそのあるじの厩をしる。されどイスラエルは知らず,わが民はさとらず。ああ,罪を犯せる国人,よこしまを負う民,悪をなす者のすえ,壊りそこなう種族,かれらはヱホバを棄つ。』その国民は,生命を与える真理の源である,ヱホバを棄てたばかりでなく,その代りに死をもたらす偽りを求めました。『わが民は二つの悪しきことをなせり。すなわち,生ける水の源なる我をすて,自ら水溜を掘れり。すなわち,壊れたる水溜にして水を有たざるものなり。』その結果,その国民は亡ぼされました。偽善的な唇だけの奉仕をどんなに多くヱホバに奉げようとも,もし行いにおいてヱホバを見棄てている今日の国民に対しては同じ結果が来ます。人間について言えることは,国民についても言えます。『欺かれるな。神を馬鹿にすることはできない。人はその播くところのものをまた刈り取るであろう。自分の肉に播く者は,その肉から腐敗を苅り取り,その霊に播く者は,その霊から永遠の生命を苅り取るであろう。』諸国民はその肉に播きます。―イザヤ 1:3,4。エレミヤ 2:13。ガラテヤ 6:7,8,新世。

新しい世の社会は関心を持つ

ヱホバはこの時代のあいだに,ヱホバと彼の原則に関心を有する人々,そして言葉だけでなく行いによつてもその愛を証明する人々をこの古い世から集められています。それらの人々は,あらゆる国民,人種,言語から集められており,讃美者の大群集に急速に増えております。それらの人々は,古い世の仕方をうち棄てて,真に新しい世の社会です。そして,約束された正義の新しい世で永遠に生活するよう運命づけられています。あなたはその社会の一部になりたいですか? それでは,『この世の組織制度に従うのを止めなさい。あなたの心を入れ代えることにより新しくなりなさい。そうすれば,あなた方は神の善く容けいれられる全き御意を証明することができる。』『神に認められるようあなた自身を神に捧げるために全力をつくしなさい。そしてなにものをも恥じることのない働人として,真理の言葉を正しく扱いなさい。』『キリストを主として心に崇めなさい。誰かがあなた方の持つ希望の理由を願うならば,いつも弁明して説明しなさい。しかし,そうするときにはおだやかな気分と深い尊敬の念をもつていたしなさい。良い良心を持ちなさい。』あなたはキリストを愛しているということを証明しなさい。『人が私を愛するならば,私の言葉を守るであろう。』あなたは神を愛しているということを証明しなさい。『この神を愛する意味とは,すなわち,私たちが神のいましめを守るということである。』― ロマ 12:2。テモテ後 2:15。ペテロ前 3:15,16。ヨハネ 14:23。ヨハネ第一書 5:3,新世。

そのようにして,あなたは神に対して関心を有しているということを証明し,そして神は実際にあなたに対して関心を持ちます。神は新しい世に住む者たちがする生活を期待していますが,現在そのような生活をすることにより,あなたは地についての神の目的と一致しているということを証明しなさい。地の美を守ることにより,地の美を愛しているということを表しなさい。動物をやさしく使うことによつて,動物を愛していることを示しなさい。いま,平和,道徳,正義そして敬虔を求めることにより,それらのものを愛しているということを表しなさい。この新しい世の良いたよりを隣人に伝道し,隣人に対する愛は,あなた自身に対する愛と同じく大きいということを証明しなさい。この狂気じみた古い世は気の狂つた神サタンの支配をうけていますが,この古い世の嘲笑や迫害にもかかわらず忠実を堅く守ることにより,あなたはヱホバの言葉とその立証に関心を有していると表し示しなさい。このすべてのことを示しなさい。そうすればヱホバはいまでもあなたに関心を払い,そしてまた約束された正義の新しい世で永久に関心を払われるでしよう。

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