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  • 平和はどのように人類に訪れるか
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1959
塔59 12/1 443–445ページ

平和はどのように人類に訪れるか

核戦争の脅威は,恒久的平和の確立を絶対必要なものとします。人類の存続はひとえにそれにかかつています。

人間はさまざまなむずかしい問題を解いてきました。そして,それによつて,原子力を開発する道,はるかな宇宙にまで突入するロケットを発射したり,致命的な病気を征服する道を開きました。しかし,どのように共に平和に住むかという,すこぶる重要な問題は,まだ解決することができないでいます。

平和促進機関の設置はいうまでもなく,世界平和のための多くの計画も立てられましたが,依然として,恒久的平和の見込みは非常にうすいように見えます。

強力な兵器は大規模に生産され貯蔵されつつあります。国際間の争いは激烈化し,疑惑と恐怖はつのり,国内で起る暴動が政府をくつがえし,戦争の脅威は,絶えず一般民衆の平和に対する希望に暗い影を投げかけます。問題に満ちたこの世界は,いつ爆発するか分らない鳴動する火山のようです。

爆発を予告する鳴動は,近東から,ベルリンから,台湾海峡から,他の多くの問題地点から聞えてきます。ニュース雑誌「合衆国ニュースと世界報告」(英文)は最近次のように報じています,「その地域から帰つたばかりのある合衆国専問家は,『アジアにおける冷戦は熱くなりつつある。それは非常に熱いので最も盲目なアジアの指導者たちも,いまは侵略的な共産主義の実体に直面するを余儀なくされている』と述べた。」同じ雑誌の中で,中央情報局の局長アレン・W・ダレスは,イラクの情勢を,「世界で最も危険なもの」と述べています。

増加の一途をたどる中国の人口は,世界の平和にとつてひとつの脅威であると多くの人々は考えています。彼らの懸念とはつまり,中国は,増大する人口のはけ口を求めて,新しい土地を探すのを余儀なくされるだろうということです。これについて,1959年3月15日のニューヨーク・タイム誌は,「現代兵器を備え,独裁権力に訓練されたそのような大群衆が,征服意欲にかりたてられたならば,それを押しとどめることができるのは,外部の世界の団結だけである」と述べています。

万一東西間に戦争が起つた場合,あの恐ろしい核兵器が使用されることは疑問の余地がありません。あるニュース雑誌は,「ソ連との戦争,もしくはソ連の運隊を少しでも使用する立場にあるソ連衛星国との戦争は,現在あるあらゆる兵器を用いた核戦争となるであろう」と述べています。この戦争は,核による世界的規模の破滅を招かないとも限りません。「今日の徹底した軍事力すなわち無制限の力は,われわれの知つている文明の死を明確に暗示するものである」と「ディ・アトランティック」は言つています。

この危険きわまる情勢のゆえに,恒久的平和がどのように人類に訪れるかを知ることは,すべの人々にとつて最も重大な事がらです。平和の実現に関しては,世界の指導者や人間のつくつた機関を当てにすることはできません。彼らは,破滅に至る道から世界を転向させることに失敗しています。彼らは,この時代の苦しみと困惑を先見されたイエス・キリストの言葉を考慮すべきなのです。イエスは人々が,「世界に起ろうとする事を思い,恐怖と不安で気絶するであろう」と預言されました。―ルカ 21:26,新口。

神のもたらす平和

人間が平和に関する問題の解決に失敗したからといつて,すべてがだめになつたという意味ではありません。創造主がその問題を解決するのを期待することができます。ヱホバ神は,ずつと昔,預言者に次のことを書かせられた時,そのことを啓示されました。「ひとりのみどりごわれらのために生れたり,われらひとりの子をあたえられたり,政事はその肩にあり。……その政事と平和とはましくわわりて限りなしかつダビデの位にすわりてその国をおさめ,今よりのちとこしえに公平と正義とをもてこれを立てこれを保ち給わん,万軍のヱホバの熱心これを成し給うべし。」― イザヤ 9:6,7。

地球のためのこの天の政府は,人間の成し得なかつた事を行うことができます。つまり永遠の平和を確立します。また永久に戦争をなくすることができます。イエスが追随者たちに祈り求めなさいと教えられたのは,この政府のことだつたのです。イエスはこう言われました,「あなたがたはこう祈りなさい,天にいますわれらの父よ,御名があがめられますように。御国がきますように。みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように。」(マタイ 6:9,10,新口)公平と正義をもつて地を支配する神の政府のもとには,戦争などはあり得ません。

今日起きている問題の主な原因のひとつは,人類が多くのグループに分れて,各グループが特定の地域の絶対所有権を主張することにあります。あるグループは,貪欲にも他のグループの地域を自分の領土としてその中の人々を支配しようとねらつているので,恒久的平和などとてもおぼつかないように見えます。しかし,神の御国の支配のもとではそういうことは起きません。地の住民は,多くの国家に分裂しないで,一つの政府,正しい政府のもとに一つの国民となるのです。

神のみ手による平和が来るには,まず人間製の政府を取り除く必要があります。それらが存在する限り問題はなくならないでしよう。宇宙の偉大なる主権者は,人間製の政府が,地球のためにお立てになつたご自身の正義の政府と張合うのを許されません。また問題の源となることも許されません。主権者はその昔ご自身の預言者ダニエルを通して,人間製の諸政府はなくなるであろうと預言されました,「それらの王たちの世に,天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく,その主権は他の民にわたされず,かえつてこれらのもろもろの国を打ち破つて滅ぼすでしよう。そしてこの国は立つて永遠に至るのです。」― ダニエル 2:44,新口。

御国の支配の影響

神の御国の支配下で地を所有する人々は,憎んだり疑つたりしないで,互いに愛し合うでしよう。これこそ,世界の平和を保つのに重要なことがらです。イエスが教えられた通りに互いに愛し合う人々は,殺し合うための致命的な兵器を貯蔵したりしません。他の人の不義から自分を守るための保護など必要ではないのです。彼らが背信的な行いをすることはなく,いつも真実で正直です。

今日生存している人々が愛を働かせるには,変化が起らねばなりません。生活様式と考え方における変化です。自分自身の利益だけを考える代りに,利己的でない考え方を学ばねばなりません。生活の仕方に,他の人に対する思いやりが表われていなければなりません。とりわけ,神の関心事が最重要視されていなければなりません。この変化に関して使徒パウロはこう言いました,「この世の組織制度に従うのを止めなさい。むしろ,神の善にして御旨にかなう全き御心をわきまえ知るために,あなた方の思いをかえて変化しなさい。」(ロマ 12:2,新世)国境や憎しみが存在するにもかかわらず,今日この通りことを行なつている人々がいます。彼らは世界の至るところで,互いに愛を示し合つています。これらの人々は,新世社会として,神の御国の支配下における全地に及ぶ平和を,大きな期待をもつて待ち望んでいます。

平和を愛する人々だけがノアの洪水を生き残つたのと同じく,来るべきハルマゲドンの戦争においても,平和を愛する人々だけが生き残るのでしよう。「正しい人は地にながらえ,誠実な人は地にとどまる。しかし悪しき者は地から滅ぼされ,不信実な者は地から抜き捨てられる。」― 箴言 2:21,22,新口。

神の御国の支配の結果として,地は正しい人々で満され,すべての人が互いに愛し合うでしよう。現在のこの悪い世は絶ちきられて存在を失うでしよう。ハルマゲドンを生き残つて,次ぎにやつてくる新しい世の平和をかきみだす人はひとりもいません。

すべての人々が神の正しい政府のもとに一つに統一されますから,人種や国籍の相違から起る衝突などはありません。すべての者が,「神は人をかたよりみないかた」であること,また,「神を敬い義を行う者はどの国民でも受けいれて下さること」を認識するでしよう。(使行 10:34,35,新口)人類の統一には,それだけでも平和への偉大な貢献となる崇拝の統一が含まれています。

平和の外に,神は他の多くの良いものを,御国を通じて人類にもたらすと約束されました。「神自ら人と共にいまして,人の目から涙を全くぬぐいとつて下さる。もはや,死もなく,悲しみも,叫びも,痛みもない。先のものが,すでに過ぎ去つたからである。すると,御座にいますかたが言われた,『見よ,わたしはすべてのものを新たにする。』「(黙示 21:3-5,新口)ここで約束した事がらを確かに果すということを私たちに保証して,神はさらにこう言つておられます,「書きしるせ,これらの言葉は,信ずべきであり,まことである。」

平和は私たちの世代に訪れる

ヱホバは,私たちが支配の変化,すなわち永遠の平和をもたらす支配への変化を期待できる時期を聖書の中に啓示されました。つまり,現在の組織制度の終りの日の期間中に,世界的規模で起るであろう事がらを,ご自身の預言に書かせられたのです。これらの事が現実となつてあらわれる時には住んでいる世代こそ,その変化を見るのです。1914年から1918年にわたる第一次世界大戦は,それらの預言を成就しました。ヱホバ神が,地を清掃し,人類に永遠の平和をもたらされる時がついにやつて来ました。1914年に住んでいる世代はそれを見るでしよう。「よく聞いておきなさい。これらの事が,ことごとく起るまでは,この時代は滅びることがない。」(マタイ 24:34,新口)イエスはこの言葉を述べる前に,終りの日をしるしづけるいくつかの目に見える出来事を告げられました。そしてそれらは,ずつと起つてきています。

生きて,神の御国の支配下の地に訪れる永遠の平和を見る人々のうちに加わわるためには,ヱホバ神をさがし求めて彼に従わねばなりません。「すべてヱホバの律法を行うこの地のへりくだるものよ汝らヱホバを求め公義を求めけんそんを求めよ然すれば汝らヱホバのいかりの日にあるいはかくさるることあらん。」(ゼパニヤ 2:3)今日戦争の脅威があるからといつて,神の命令をわきに押しやることはできません。諸国家がどんなことを試みようと,より良き変化をもたらすという神のお約束には信頼を置くことができます。そして神の御国が,この世代の人類に,永遠の平和をもたらすことを確信することができます。

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