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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1964
塔64 1/15 52ページ

「善良で信頼できる」

ジョセフ・ケセルの「奇跡の手を持つ男」という本は,第三帝国(ナチ政権下のドイツ)におけるヒトラー総統親衛隊隊長ハインリッヒ・ヒムラーを患者の一人とした,フィンランドの指圧師フェリクス・カーステン博士の物語りである。世人をふるえあがらせたこのヒムラーは持病の胃けいれんに苦しみ,ただカーステン博士の治療からしばしのやすらぎを得た。かくしてカーステン博士はナチ指導者の一人に多大の影響を与える存在となり,これから幾多の承諾をもみとって,秘密警察の手元におかれた数千の人々の命を救う事になった。この本の「エホバの証者」という章に次の文がある。

「〔エホバの証者〕は,捕えられ,強制収容所に送られたが,そこではおよそ人間らしからぬ仕方であしらわれた。カーステンはこれを知り,なんらかの救助を試みることにした。戦場では次から次へと空しく人命が費され,手うすになった工場や農園の労働力を補充するために,収容所の人々を用いる事が普通になっていた。絶えず監視員がつきまとい,仕事の能率をあげるために,特殊の訓練を受けた犬さえ用いられた。ある日カーステンは,ハルツバルデに人手が必要な旨ヒムラーに告げ,収容所の人々を得られるかどうかたずねた。

「『どんな囚人でも良いのか』とヒムラーは問いかえした。『エホバの証者がたくさんいるでしょう。彼らなら善良で信頼できます』とカーステンは言った。『奴らは戦争と総統に反抗している』とヒムラーは声を大きくして言った。『議論めいた話は止めておきましょう。実際の問題として人手が必要なのです。お願いします。この派のものから婦人数人をまわして下さい。彼女たちは農場で実に良く働くのです』。『よろしい』とヒムラーは答えた。カーステンは続けて言った。『しかし,犬や護衛ぬきでお願いできますか。あれがいると自分まで囚人のような気がするのです。私が監視することを約束しますから』。『よろしい』とヒムラーは言った。

「その後しばらくして,ぼろを身に着け,骨があらわになるほどやせた婦人10人がハルツバルデに着いた。しかし,彼女たちが求めたものはパンや衣料ではない。彼女たちはまず聖書を求めた。持っていた聖書は収容所で奪われたのである。……医者はエホバの証者をもっとハルツバルデに送ってくれるようにとヒムラーに頼み,男子を含めて合計30人の証者を得た。」

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