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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1964
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輸血なしで腎臓の手術

◆ オーストラリアのエホバの証者で,26歳になる青年は,左の腎臓に結核のすすんでいることが発見されました。数種の薬が用いられましたが,病状はかわりませんでした。医師たちは,手術によって,おかされた腎臓を取り除くべきだと考えました。証者が,自分は輸血を受けない旨伝えると,医師はそれでも手術をするとの意向でした。しかし,それからほとんど毎日,医師は証者の病室を訪れ,考えを変えて血を用いるようにすすめました。証者は,使徒行伝 15章29節の「血……を避くべきことなり」など,神の律法を示して,自分の考えを説明し,立場をまげませんでした。

医師は,訪ねてくるたびに,「輸血をしないでもすむ確率は99%です。しかし,あなたが残りの1%にならないとは限りません。そんな場合でもやはり輸血を断りますか」とか,「もう考えを変えましたか」などと言って,証者を問いつめました。ある日,医師はこう言いました,「あなたは私に,大変な責任を負わせることになります。あなたの手術はお断りすることもできます」。証者は,患者が輸血を拒んで生ずるいかなる事態にも,医師には責任がない旨したためた文面に署名する事を申し出ましたが,医師は聞きいれずに病室を出て行きました。手術を予定した日の前日になって,医師は,患者が輸血に同意しないなら,手術をしないと言いました。

むずかしい事態になりました。ひと月以内に手術しないなら,病状は悪化し,腎臓の機能が阻害され,命の危険を伴います。どうすべきですか。証者は,どこまでもエホバの律法を第一にしますか。血を用いずに手術をする医師が見つかりますか。シドニー地方の多数の証者が電話を使って,そのような医者を探しました。患者の属する会衆の監督は,シドニーの泌尿器科医の団体から医師の名簿をもらい,一人ずつ名前が消されてゆきました。日数はたちましたが,医師は見つかりません。望みは絶たれたかのように見えましたが,一人の証者は,12ヵ月ほど前にやはりエホバの証者を扱って,輸血をせずに腎臓を切り取った専門医がいることを思い出しました。すぐその医師に連絡がとられ,事の次第が知らされました。医師は関心を示し,患者にたずねました。「あなた自身の考えで,本当に輸血を望んでいないのですか」。証者は,「はい」と答えました。医師は言いました,「分りました。あなたの病状なら,輸血なしで出来るようです」。

手術中,患者の血液の流出は,冷却器を流れる程度に切りつめられ,すべてのことが,予定通りに進みました。2時間後に,患者は病室にもどり,自分の妻とも話ができました。手術中に失われた血液はコップに半分もありませんでした。

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