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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1965
塔65 12/1 718–724ページ

神の国を第一にすることはエホバに祝福される

「福音のために,あるいは家,あるいは兄弟,あるいは姉妹。あるいは母,あるいは父……をあとにした者で,いまこの時期に百倍を受けない者はない。……また来るべき事物の制度の下には永遠の生命を受ける」。―マルコ 10:29,30,新世。

1 イエスがマタイ伝 6章33節で弟子たちにすすめておられる道については何が言えますか。

イエス・キリストは,山上の垂訓の中で,「まず神の国と神の義とを求めなさい」と言っておられます。弟子たちにそれをすすめたイエスは,正しい,愛に満ちた,非利己的な道を歩むよう弟子たちを励ましたばかりでなく,賢明な道をすすめられたことにもなります。―マタイ 6:33。

2,3 神のことばは,神の国を第一にする者に対し,現在と将来にどんな報いを約束していますか。

2 生活の中で,神の目的と御国を第一にすることが真の知恵の道であることは,聖書がくりかえし指摘しています。使徒パウロは私たちにこう忠告しています。「神は不義なかたではないから,あなたがたの働きや……御名のために示してくれた愛を,お忘れになることはない。わたしたちは,あなたがたがひとり残らず,最後まで望みを持ちつづけるためにも,同じ熱意を示し,怠ることがなく,信仰と忍耐とをもって約束のものを受け継ぐ人々に見習う者となるように,と願ってやまない」― ヘブル 6:10-12。

3 神の国を第一にすることに対する祝福は,将来だけに限られているのではありません。エホバは,神の国を第一にする人々のために,現在の祝福をも用意しておられます。「信心は,今のいのち」のみならず「後の世のいのち」も「約束されているので,万事に益と」なります。現在の悪い事物の制度にいてさえ,「物惜しみしない者は富み,人を潤す者は自分も潤され」ます。イエスも,神の国のためにすべてを捨てた者は,「今この時代では」「その百倍を受ける」と約束されているではありませんか。またパウロも,「豊かにまく者は,豊かに刈り取る」と書いているではありませんか。―テモテ前 4:8。箴言 11:25。マルコ 10:29,30。コリント後 9:6。

聖書にある例

4 生活の中で神の目的を第一に考えたため,モーセはどんな報いを受けましたか。また将来どんな報いを受けますか。

4 こうした聖書の示す原則や約束の真実さを証明しているのは,聖書に見出されるいく多の例です。ヘブル語聖書から一つの例をとると,預言者モーセがいます。彼は「キリストのゆえに受けるそしりを,エジプトの宝にまさる富と考え」ました。モーセはなんと大きな特権をもっていたのでしょう。彼はエホバに用いられて,世界強国エジプトのうえに十の災を下し,自民族をエジプトの束縛から救い出し,彼らを導いて無事に紅海を通過しました。モーセが紅海の上に手を伸べただけで,分かれていた海の水はもとに戻り,エジプト人は水中に没しました。彼は二度も「神の山」に40日間こもり,天使をとおしてエホバと語りました。モーセは「いちだんとすぐれた」律法の与え主であったとも言えます。と同時に彼は,神のことばを他のだれよりも多くしるす特権を得ました。神のお立てになる新秩序のもとで早く復活すること,君として奉仕することなど,将来与えられる特権はいうにおよばず,過去において彼に与えられていたほかの多くの特権と祝福を数えあげれば紙面が足りなくなります。それもみな,モーセが神の目的を第一に考えたからでした。―ヘブル 11:26。出エジプト 24:18; 34:28。

5,6 イエスは,マタイ伝 6章33節にしるされているご自分の助言を実行したため,どんな祝福を受けましたか。

5 それからクリスチャン・ギリシャ語聖書には,イエスと使徒たちの例があります。イエスは30歳の時,自己本位の物質主義的な道よりも神のみこころを行なう道を選ばれました。そのため,大きな祝福と喜びがイエスに訪れました。聖書にはあまり詳しく記録されてはいませんが,イエスの生活がいかに喜びに満ちていたかは,特に豊かな想像力がなくても,その記録から読みとることができます。今日でも,不治にみえる重病人,あるいはからだを動かせない人をなおして,健康と気力を取り戻させることができたら,それは医師にとって大きな喜びです。ところがイエスは毎日,それをすることができたのです。3年半の宣教期間にそうしたいやしは何千回にのぼったことでしょう。手を触れるとどんな病気でもなおるのを見て,イエスは大きな喜びを感じられたにちがいありません。そのうえ死人さえ復活させることができました。―マタイ 11:5。

6 しかし,それ以上に重要だったのは霊のいやしでした。貧しいラザロ級,すなわち誠実で信仰深く,それでいてさげすまれていた卑しいユダヤ人が,アブラハムのふところによって象徴された,神に恵まれた状態に入れられたのをみて,イエスの心は喜びに満ちたにちがいありません。また,人類をあがなうために死ぬことは,それにもまして貴重な特権でした。そしてイエスの最高の特権は,サタン悪魔のもたらすあらゆる反対に抗して父の御名をたたえ,それを立証することでした。イエスご自身が言われたとおり,受けるより与えるほうがさいわいであるとなれば,イエスは与えることに終始したその生活から,どんなに多くの喜びを得られたことでしょう。エホバ神が,ご自分の助言に従って神の国を第一に求めるみ子イエスを祝福されたことには,疑問の余地がありません。

7 生活の中で神の国を第一にした使徒たちを,エホバはどのように祝福されましたか。

7 使徒たちもイエスの模範に従いました。エホバは彼らをも祝福されましたか。エホバが彼らを祝福されたのはたしかです。4人の卑しい漁師たちは,なんと有能で,大胆で,勇敢な奉仕者になったのでしょう。西暦33年の五旬節の日だけでも,「仲間に加ったものが三千人ほど」あり,その後間もなくその数は「五千人ほどに」なりました。「主を信じて仲間に加わる者が,男女とも,ますます多くなって」きました。「こうして神の言は,ますますひろまり,エルサレムにおける弟子の数が,非常にふえていき,祭司たち」さえ「多数,信仰を受けいれるように」なりました。また使徒たちは多くの奇跡を行なうことができたではありませんか。―使行 2:41; 4:4; 5:14; 6:7; 3:1-10; 9:32-42。

エホバは今日目に見えるご自分の組織を祝福される

8 聖書中の例や現在見られる例でわかるとおり,エホバは地上におけるご自分のみわざをどんな方法で行なわれますか。

8 エホバ神は,地上におけるみわざを秩序正しい,組織だった,また平衡のとれた方法で行なってこられました。ノアの家族はエホバ神に協力しました。アブラハムの大家族もエホバに協力しました。エホバはモーセの時から,神を代表し,地上において神の目的を促進するために働く一民族を所有されました。キリストの時代でも,使徒の時代でも,そしていまの時代でも,同じことが言えます。事実の示すところによると,現在,永遠の福音を伝道するクリスチャンのエホバの証人の組織が一つあり,それにエホバが祝福を与えておられます。それらのクリスチャンは,広報機関としてペンシルベニア州法人のものみの塔聖書冊子協会をもっており,彼ら自身は,イエスが「忠実にしてさといどれい」と呼ばれた,イエスの足跡に従い,献身し,油そそがれた人々のグループに導かれています。―マタイ 24:45-47。

9 1964年に,エホバは生活の中で神の国を第一にするご自分の民の組識的な努力をどの程度祝福されましたか。

9 1964年には全世界に100万以上の伝道者がいて,「すべての民に対してあかしをするために」「永遠の福音」を伝道していました。彼らは194の国々,島々で伝道し,聖書や,162の異なった言語で書かれた聖書文書を配布し,1億6200万時間以上をそれにささげました。また人々を5500万回以上再訪問し,74万以上の家で,1カ月に1回から4回聖書研究を行ないました。―黙示 14:6。マタイ 24:14。

10-12 この道に従った神の民にどんな祝福がありましたか。

10 彼らの熱意は,ラジオやテレビをとおして人々の注目をあびるようになりました。一般の権威者たちが彼らの伝道方法を認めてくるにつれ,人々は百科事典や辞典で彼らのことをよく読むようになりました。強い反対にあいながらもそのような結果が生ずるということは,み国を第一にする彼らにエホバの祝福があるという以外に説明がつきません。―イザヤ 54:17。

11 神の国を第一にする組織のうえにエホバの祝福があるということは,彼らが毎年開く巡回大会,地域大会,全国大会,国際大会などの多くの楽しい大会にみられます。これらの大会は,エホバの御名と御国を宣伝し,また大会に出席しているクリスチャン奉仕者たちを励まし,力づける大きな働きをします。1963年の夏に世界を一周して開かれた24の大会については,とくにそう言うことができました。

12 またこれらのクリスチャンが,福音を弁明し,それを伝道する合法的な権利を得るために多くの国で,たびたび法律的な戦いをし,それに勝っていることも,彼らにエホバの祝福がある証拠です。彼らが暴力行為や他の形の迫害に耐えたことも見のがすことができません。第二次世界大戦中とその少しあと,とくにアメリカとカナダにおいてよくそれを耐えました。一,二年まえにもエホバのの証人は,メキシコとキプロスで,牧師にそそのかされた暴徒からひどい仕打ちを受けました。アフリカでも最近方々で,エホバの証人に対する暴力行為がみられ,スペイン,ポルトガル,キューバのような国で,彼らは絶えず苦しめられています。―マタイ 24:9。ピリピ 1:7。

鉄のカーテンの背後

13,14 ソ連でエホバの証人に加えられた迫害はどんな影響をおよぼしましたか。

13 神の国を第一にすれば,エホバからどんな祝福があるかを示す,とくにすぐれた例は,ソ連その他,鉄のカーテンの背後の国々にいるエホバの証人です。この事実を証明しているのは,ロシア問題専門家ワルター・コラーツです。彼は「ソ連における宗教」という本の中で8頁半にわたり,エホバの証人,ならびに彼らを抑圧しようとする共産主義政府の活動について述べています。その中に次のような箇所があります。

14 「ソビエト政府は彼らを流刑にしたが,これほど彼らの信仰を広めるのに役立ったことはなかった。たとえそこが強制労働収容所というひどい世界にすぎなかったにせよ,『証人たち』は,孤立した自分の村から,より広い世界へ連れてこられたのである。……1955年,ソ連が特赦を発令するや……彼らはソ連邦西部のあらゆる共和国に再び姿をあらわした。そして証人の数がとくに多い極東地方,コミ自治共和国……シベリヤ,カザークスタン,…….などでは,新たに多くの組織がつくられた。……炭鉱町のカラガンダ,ジェズガン,中国と境を接するタルディクルガン州のテケリにも新しい組織がつくられた。要するに,ソ連のエホバの証人は,世界最強であると見てよい。たしかに彼らほど俗世間の権力者からひどい非難を受けているエホバの証人はどこにもない。……

15 ソ連のエホバの証人が,へびのように賢く行動したことについて述べなさい。

15 「ソ連邦内にいる多くの『証人』は,互いに密接な連絡を保っている。連絡は手紙によって維持されているが,その手紙には,簡単でしかも非常に特色のある暗号的な言葉が使われる。『家族』はエホバ派の支部組織を,『母親』は組織全体を,『食物』はエホバ派の文書を,『刈り入れびと』はその文書の受け取り人を意味する。ソ連当局者は,『アンモン人』という聖書に出てくる名前で呼ばれている。この最後の暗号的な言葉が選ばれたのは決して偶然ではない。エホバ派は,エゼキエル書(25:2)の,『人の子よ,汝の面をアンモンの人々に向けこれに向ひて預言しアンモンの人々に言べし』という1節を考えてこの名を選んだようである。……

16-18 ソ連におけるエホバの民の組織的で勇敢な行動についてどんな証言が行なわれていますか。

16 「しかし,エホバ派を非難する記事が写真入りで新聞に掲載されても,ソ連内で,反政府的な雑誌を発行し,配布するような思いきったことをする者がいることなど,一般大衆にはおいそれとは信じられない。たしかにソ連には,宗教関係のものにせよ,政治関係のものにせよ,そうした大々的で非合法の宣伝や出版活動を思いついた団体はほかにはない。エホバの証人が彼らの信仰を広めることにおいてもつ熱情と勇気の根源は,やはりその妙〔?〕な神学にある。……

17 「彼らは,メンバー,配布した文書,聖書研究に費やした時間,またエホバの証人の伝統である戸別宣伝の行なわれた範囲,などについて,明細な統計をとっている。ソビエトのような国で戸別宣伝ができたらそれは驚くべきことである。非合法組織のそうした活動には大きな危険が伴うのである。にもかかわらずエホバの証人は,彼らに関連した裁判の少なくとも一つで,平和な市民の家庭を悩ましている,と言われた。……ロシアの〔エホバの証人〕は,ほかの国におけると同様,あらゆる機会をとらえてエホバの国を宣伝する。彼らは,商店,炭鉱,バスの中,路上など,どこにいようと人々を改宗させようと努める。……

18 「『証人たち』を道徳の面,思想の面で強め,また彼らをして,ソビエトの支配開始以来最も能率的で広範囲にわたる非合法組織をつくらせたのは,こうした信仰であった。……カザークスタンでは,説教を録音するために使われたテープレコーダーまで発見された」。

19 エホバの証人がソ連で作る記録は何を物語るものですか。

19 そうした記録をみて,神の国を第一にする人々にエホバの祝福があることをだれが否定できるでしょうか。このすべては,彼ら自身の力ではなく,神の聖霊の力によって行なわれているのです。「エホバのたまふこれは権勢によらず能力によらずわが霊によるなり」と書かれているとおりです。―ゼカリヤ 4:6,文語。

個人にそそがれるエホバの祝福

20 聖書のどの原則は,エホバの証人に与えられる責任と報いにあてはまりますか。

20 エホバ神が,神の国を第一にする組織を祝福される以上,その組織と同じことをし,その組織を構成する個人をも祝福されることを期待するのは当然ではありませんか。それはたしかに当然であり,事実もそのことを示しています。これら個々のクリスチャンは,いろいろな立場にあって奉仕しますが,奉仕の機会が与えられたときその機会をつかむ人には,どの種類の奉仕にたずさわろうと,その奉仕独特の祝福があります。これはイエスが示された次の原則と一致しています。「多く与えられた者からは多く求められ,多く任せられた者からは更に多く要求されるのである」「受けるよりは与える方が,さいわいである」― ルカ 12:48。使行 20:35。

21,22 (イ)すべての人が全時間伝道者でないのには,どんないろいろな理由がありますか。(ロ)しかし生活の中で神の国を第一にするなら,どんな祝福がありますか。

21 神の国の永遠の福音の伝道に参加するクリスチャンのなかには,起きている時間のほんのわずかしかそれにささげることができない人も多くいます。それは父親や母親のように家族に対する責任があったり,幼なかったり,高齢であったり,病気であったりするためかも知れません。しかし理由はいずれにせよ,伝道に参加する100万以上の人々のうち約96パーセントは,一部の時間を伝道にささげる人,すなわち会衆の伝道者で,1カ月に10時間奉仕することを目標とするように提案されています。

22 しかし時間は限られていても,彼らの愛,献身,熱意は限られていません。彼らは,あらゆる機会をとらえてそれを賢明に利用します。ですから戸別伝道をするとき,自分が訪問する専門家や実業家,あるいは取り引き相手などに伝道するとき,多くのおもしろい経験をします。彼らは生活の中で神の国を第一にすることにより,エホバから多くの祝福を受けています。ラテン・アメリカに住む,10人の子どもをもつある父親は,1カ月に50時間以上を永遠の福音の伝道にささげ,週毎に多くの聖書の手引きを人々に配布するうえに,毎週5ヵ所で聖書研究を司会しています。1カ月に50時間をささげようと5時間ささげようと,そうした一部の時間を伝道にささげる人はみな,聖書の原則,つまり神は「持たないところによらず,持っているところによって」各人に求められるということによって慰めを得ます。―コリント後 8:12。

全時間宣教

23 ものみの塔協会の全時間巡回代表者にはどんなに多くの祝福がありますか。

23 あらゆる面で非常に恵まれているのは,全時間宣教奉仕にたずさわって熱意と感謝を表わせる境遇にある人です。現在2000人あまりのそういう奉仕者が,ものみの塔協会の巡回代表者として奉仕しています。多くの会衆や巡回区を訪問し,個々の奉仕者を助けて彼らが円熟するように援助し,またエホバの民の大会で会衆に奉仕する彼らには,多くの特権と喜びがあります。生活の中で神の国を第一にする彼らが,エホバから祝福され,充実した豊かな生活をしていることは疑問の余地がありません。

24 ベテル・ホームで奉任する全時間奉仕者たちは,とくにどの面で祝福されていますか。

24 約1500人のクリスチャン奉仕者は,支部付属のベテル・ホームで奉仕する特権をもっています。彼らは事務所や工場で1週に48時間以上働いて,他のクリスチャン奉仕者たちに,聖書や聖書関係の文書を供給したり,他の援助を与えます。またベテルには,料理人,看護婦,ハウスキーパーとして,そういう働きをする兄弟たちの世話をする人々もいます。ベテルの家族は,ごく少人数のものから700人以上にのぼるものまでありますが,そのクリスチャン家族の一員として良い環境に住むことができ,生活にわずらわされることなく,神の国のことに全精力を打ち込めるのですから,彼らも非常に祝福されています。それと同時にこれらの奉仕者たちは,他の大部分の兄弟たちよりも多くの野外奉仕をすることができます。

25 (イ)宣教者,特別開拓者として奉仕している人は何人いますか。(ロ)彼らはどんな要求をはたし,どんな祝福を得ますか。

25 また開拓者といって,野外で全時間を宣教にささげる人があります。その人たちのうちには,毎月150時間以上を野外宣教にささげる人が7900人ほどいます。彼らは自由で,必要があればどこへでも行って奉仕できます。彼らは宣教者,あるいは特別開拓者として,それだけの時間を宣教にささげることができるように,経済的援助を受けています。彼らの喜びの一つは,使徒パウロがしたように外国へ行って奉仕すること,または組織された会衆のない場所へ行って,文字通り開拓奉仕すること,もしくは野外奉仕をするかたわら弱い会衆を援助することにあります。―コリント後 10:16。

26 正規開拓者として奉仕している人は何人いますか。時間の目標は何時間ですか。どんな祝福がありますか。

26 しかし全時間伝道者の大部分,すなわち3万5000人以上は開拓奉仕者です。彼らは毎月100時間かそれ以上を宣教にささげ,パートタイムの仕事などをして自活するのがふつうです。主婦の場合は,家の仕事をするかたわら,開拓者として奉仕します。毎日戸別伝道をし,再訪問をし,家庭聖書研究を司会し,経験の少ない人を訓練し,多くの場合監督として,もしくは監督を補佐するしもべのひとりとして会衆への責任を果たす彼らには,多くの祝福があります。―ピリピ 1:1。

休暇開拓者

27,28 (イ)一部の時を伝道にささげる伝道者がどんなとりきめによって全時間奉仕を一時的に楽しむことができますか。そのための条件は?(ロ)とくにどんな人がそれをできますか。

27 もう一つの祝福された特権は,休暇開拓奉仕です。これを特権として取りあげる証人は次第にふえてきました。一部の時間を伝道にささげる人たちは,この休暇開拓奉仕をとおして,1カ月ないし数カ月,全時間宣教奉仕の喜びを経験することができます。休暇開拓者になるための最小限の条件は,浸礼を受けた人で,過去6カ月間活発に奉仕してきた人,また月の最初の2週間に50時間を,あとの2週間に25時間伝道できる人です。ほとんどの休暇開拓者は100時間伝道しますが,その大部分は戸別伝道に費やされます。

28 世俗の仕事に1日8時間,1週間に5日従事するかたわら,この取り決めを利用する人も少なくありません。しかしこれは,休暇の時の学生,主婦,季節労働者,仕事から隠退した人など,休暇開拓に『時間を生かして使』えるはっきりした見込みの立つ人すべてに,とくにすすめられている特権です。仕事から一時的に解雇されたとき,あるいはストライキで時間のあるときを利用した人もあります。また協会の巡回代表者である巡回のしもべが会衆を訪れたときにこの奉仕の特権をつかむ人も少なくありません。

29,30 1965年の4月に,何人が休暇開拓奉仕をしましたか。彼らの活動は,どんな面で彼ら自身と他の人の益になりましたか。

29 1965年4月には,アメリカだけでも2万5448人の休暇開拓者がいました。生活の中で神の関心事を第一にするその活動は,すべての人に益となりました。休暇開拓者として奉仕した人の多くは,そのあと宣教においてより多くのことができるようになりました。そういう奉仕者のひとりで,以前は1カ月に平均9.6時間伝道していた人が,平均21時間伝道するようになり,特に宣教の質が非常によくなりました。また他の人たちは,休暇開拓者として奉仕した結果,正規の全時間伝道者になる特権に目ざめました。また在学中に休暇開拓者として奉仕する人たちは,学校卒業後,容易に全時間宣教奉仕にはいることができます。

30 ある人たちが休暇開拓者として奉仕できたことは,彼らの交わる会衆内の人々にとっても益がありました。休暇開拓者たちは,ほかの人の訓練を援助し,ほかの人たちがより熱心になり,伝道をより多く,より効果的にするように励ましたので,会衆全体が御国奉仕のあらゆる面において非常に進歩しました。会衆の監督がこの種の宣教を熱心に支持したところでは,とくによい結果がありました。

31 エホバはご自身の約束と原則を守られることをどのように示されますか。

31 エホバが約束を守られるかたであることに疑問の余地はありません。エホバはみことばの中で,多くまく者は多く刈り取る,と言われましたが,今日の御国奉仕者たちの経験は,そのことを十分に証明しています。それと同時にエホバは,各人が,持たないところではなく,持っているところに応じて行なうことを期待する,と言っておられます。イエスの見ている前で,やもめがエルサレムの宮のさいせん箱に投げ入れたわずかの価値の二つの小銭は,今日の裕福な人の多くのドル,マルク,ポンド同様に,残らず神に受け入れられます。この原則は,私たちの時間と精力にもあてはまります。(ルカ 21:1-4)おのおのが,自分のなしうる分に従って与えるなら,それだけエホバから豊かな祝福を期待することができます。『エホバの祝福は人を富ませ,エホバはこれになんの悲しみをも加えられません』。このようにして共に奉仕する多くのクリスチャン奉仕者の組識はエホバに祝福されるものであり,実際に祝福されています。―箴言 10:22。

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