ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔67 11/15 675–676ページ
  • それは聖書に預言された出来事ですか

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • それは聖書に預言された出来事ですか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1967
  • 関連する記事
  • 聖書で預言されていたのは現代のイスラエルのことですか
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2010
  • ユダヤ人
    聖書から論じる
  • 『全イスラエルが救われます』
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1984
  • ユダヤ教 ― 経典や伝承による神の探求
    神を探求する人類の歩み
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1967
塔67 11/15 675–676ページ

それは聖書に預言された出来事ですか

6月初旬のこと,中東における戦争の急速な進展の模様が大きく報道されました。「イスラエル,全線にわたって優勢」「イスラエル,アラブを敗走させ,スエズ運河に迫る」。戦闘は数日にして終わりを告げました。イスラエル軍はエルサレム全域,ヨルダン川西岸のヨルダン領全部およびシナイ半島全体を占領しました。

一方ではこれらの出来事の意義に関して,臆測が広く行なわれました。はたしてこれは聖書にしるされた昔の預言の成就ですか。多くの人がそう尋ねました。たとえば2500年以上前にしるされた,エホバ神の次のことばがあります。「わたしは彼らを,その先祖に与えた地に帰らせ,彼らにこれを保たせる」― エレミヤ 30:3。エゼキエル書 37章21節もごらんください。

この問題については,イスラエル人自身の見解と態度が少なからぬ意義をもっています。ユダヤ人の離散はすでに終わりを告げましたか。イスラエル人は,どんな意味においてであれ,神権的つまり神の支配を受ける国家を持つと主張していますか。彼らは神の加護に依存していますか。若干の事実を考慮してください。

イスラエルが独立を宣言した翌年,ドイツ人の著名なラビ,イグナツ・メイバウムは次のように述べています。「シオンはまだない。我々はその設立をなお祈らねばならぬ。ユダヤ人の国家が建設されたのみで,メシヤはまだ到来していない。世界はまだ贖われていない。我々は待ち,希望し,祈ることが必要である。我々はなお流浪の身であり,イスラエルの国民とても同様である」― 1963年4月3日付クリスチャン・センチュリー。

ベン・グリオン前首相は,現代的な神権国家の形成には初めから反対でした。そしてイスラエル国家建設後の10年間を回顧したことばの中で,神の導きや援助について一言も述べていません。そのことは注目に値します。「軍備の充実に努め,再建と救済の事業に邁進し,圧制と悲惨の土地からユダヤ人を迎え入れ,また科学の力と開拓者精神をもって砂漠を征服し,繁栄した土地にすること ― これがイスラエルの決意である」― 1958年4月20日付ニューヨーク・タイムズ・マガジーン。

イスラエルの中でも活動的また戦闘的な勢力に属する人々は,神が彼らの先祖に対して行なわれた奇跡的な事柄に関する聖書の記録に全く信仰を持っていません。それを歴史的な事実とは認めないのです。その主張によれば,彼らの国家はモーセの五書の律法ではなく,彼らの議会が制定した法律によって治められる世俗的な国家です。「エホバ家[あるいは国]をたてたまふにあらずば建るものの勤労はむなしく」と述べた聖書の原則に,彼らは同意しません。(詩 127:1,文語)それで自分たちの力と,成功をもたらす自分たちの能力に信頼しています。

しかし文字になった神のことば聖書は,神とユダヤ人との交渉についてなんと述べていますか。聖書が明らかにしているように,神はバビロニア人がエルサレムを滅ぼしてユダの住民を連れ去った紀元前607年にユダヤ人を離散させました。70年後,そしてエレミヤの預言どおり,彼らは故国に復帰することができました。―エレミヤ 29:10。ダニエル 9:1,2。

しかし復興の預言が,このたびは現代のイスラエルの国家に大規模に成就することは可能ですか。聖書と事実から何が言えますか。預言されていたメシヤが1900年前に現われた時,ユダヤ人がメシヤを拒絶したことはまぎれもない事実です。それに対し,メシヤは彼らについてこう言明されました。「見よ,おまえたちの家は見捨てられてしまう」。「神の国はあなたがたから取り上げられて,御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう」。(マタイ 23:38; 21:43)西暦70年,ローマ人がエルサレムの宮を破壊し,ユダヤ人を散らしたことは最後の打撃でした。―ルカ 19:43,44。

その時以来,神はユダヤ人の事物の制度ともはや交渉を持たれていません。(コロサイ 2:14。ガラテヤ 3:24,25)事実,西暦33年の五旬節の日にイエス・キリストの追随者に神の霊が注がれてからは,神はクリスチャン会衆と交渉を持たれてきました。この会衆について使徒パウロは次のように書いています。「もはや,ユダヤ人もギリシャ人もなく,奴隷も自由人もなく,男も女もない。あなたがたは皆,キリスト・イエスにあって一つだからである。もしキリストのものであるなら,あなたがたはアブラハムの子孫であり,約束による相続人なのである」― ガラテヤ 3:28,29。

使徒パウロは次のように書き,だれが保護と救いを得るかを明らかにしています。「すなわち,自分の口で,イエスは主であると告白し,自分の心で,神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら,あなたは救われる。なぜなら,『〔エホバ〕の御名を呼び求める者は,すべて救われる』とあるからである」― ローマ 10:9,13,〔新世訳〕。

今日,現代のイスラエルがイエス・キリストを主と言いあらわすこともせず,エホバの御名を呼び求めてもいないことは明らかです。それは政治国家であって宗教的な国家ではありません。個人的にはユダヤ人もキリストを受け入れてキリストの追随者の会衆に入れられることが可能です。しかし一国民としてのユダヤ人はもはや神との交渉を持っていないことが明らかです。また実際のエルサレムの町も,もはや真の崇拝に関連してなんらの意義を持つものではありません。神に仕え,神から任命された王キリストに仕える人は,全世界にいるからです。―ヨハネ 4:21。

では現在の中東の情勢をどのように見るべきですか。それは聖書に預言されていた世界の出来事の一部です。聖書の預言によれば,現存する悪の事物の制度の「終りの時」に,国際紛争,犯罪,暴力が時代の特色となります。(テモテ第二 3:1-5)これらの出来事は,現存する事物の制度の終わりがまぢかいことを示す明らかな証拠です。戦争の備えをしながらむなしく平和を求めている諸国家は,彼らを打ち破って完全に敗北させる力と権威をキリストに授けた宇宙の至上支配者の意志を無視しています。(ダニエル 2:44。コリント第一 15:24,25)この最大の艱難に生き延びることを望むあらゆる国の人々に対する緊急な訴えは,『神の御子に従いなさい』ということです。―詩 2:12。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする