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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
塔69 1/15 62–63ページ

読者からの質問

● 婚約したクリスチャンがそれを破棄するのは正しいことですか。―アメリカの一読者から

結婚は神の賜物であり,人に幸福と満足な気持ちとを与えます。同時にそれは,重大な責任をももたらします。したがって,結婚を軽く扱うべきではありません。今でもある土地では,親が自分の子供の婚約を取り決めていますが,多くの社会では,独身の成人が自由に配偶者を選ぶことが許されています。後者の場合,ふたりのクリスチャンが結婚に同意し,あるいはそれを約束したなら,正常の条件下では,その約束を守ることが求められます。

人は,あることに同意する前に,それに伴って自分に求められる事柄を考慮すべきです。その上で同意するならば,「あなたがたの『然り』は『然り』を意味し,『否』は『否』を意味するようにせよ」という,イエスの助言に従うことができるでしょう。(マタイ 5:37,新)クリスチャンにとって,自分のことばの真実性を示すための特別な誓いは必要ありません。クリスチャンが何かを言う場合,それはそのことばどおりの意味であるべきです。

それで,ふたりのクリスチャンが結婚の合意に達した場合,両人のことばは変わるべきではありません。特別な行為あるいは公の声明がなされている場合もありますが,これは普通には必要ありません。「アメリカ法」第8巻849,850ページは,「結婚の約束の破棄」について取り上げ,「[婚約]をかわすのに特にきまったことばは必要ない。当事者の心が一致し,双方が婚約に同意していれば十分である」と述べています。

もとより,結婚の申し込みがなされただけで,他方がそれを受け入れていない場合には婚約ではありません。こゝに引用した法律書はこう述べています。「一方の当事者が約束しても,それに対応する約束がその者に与えられない場合,それは単に結婚の申し出であって,契約[婚約]ではない」。(849ページ)このように,わたしたちが婚約について語る場合,それは当事者双方の正直なことばを伴う互いの合意を意味しています。

ヘブル人の間では,婚約は非常に真剣な事柄とみなされていました。それで実際に結婚するまで性交を許されなかったのは当然にしても,婚約した婦人は相手の男子の妻として扱われたのです。(創世 29:21。マタイ 1:18,19)また婚約した婦人の法的な立場は,婚約していないおとめの立場とは異なっていました。(出エジプト 22:16,17。申命 22:23-29)これは婚約した状態にあることの重大さを示すものです。

しかし,一方的な婚約の破棄を正当にするような事柄が何かあるでしょうか。円熟したクリスチャンにとって,一方的に婚約を破棄することが許されるような事態はごくまれでしょう。重要な事実が曲げられ,あるいは隠されていた場合などは,婚約の停止を正当にするかもしれません。二つの例をあげましょう。ある婦人は聖書的に見て結婚する自由がないにもかゝわらず,その事実を故意に隠し,ある男子からの結婚の申し込みを受け入れたとします。その男子は相手の婦人の結婚関係について十分には尋ねませんでした。彼女がまだ結婚できる立場にいないことをあとで知った場合,男子がその婚約を解消することは正当でしょう。事実,そうすることは彼の聖書的な務めでもあります。(マタイ 5:32)あるいは男子が計画的にうそをついて事実を隠し,それによって婦人から結婚の同意を得た場合,事実と彼の偽りとを知った婦人は婚約を停止することになるかもしれません。(コロサイ 3:9)これらの場合,クリスチャン会衆の道徳上の清さを守る務めを持つ霊的に古い者たちは,他のクリスチャンを保護する処置を講ずるため,こうした不正を調べるでしょう。

こうした正当な理由なくして一方的に婚約を破棄するのは,未熟さ,および心の不安定さの表われです。そのような人をクリスチャン円熟の模範として会衆の前に掲げることができないのは明らかです。クリスチャン会衆内の男子がこれを行なうなら,その者は会衆内の責任の地位につく資格がありません。監督と補佐のしもべたちは「責むべき所」のない者でなければならず,こうしたことを行なうなら,「責むべき所」のない者であるとは言えないでしょう。(テモテ前 3:10)結婚に関して自分自身の心を知らず,自分のことばを尊重できない人は,他の事柄においても同じでしょう。その人はもっと円熟しなければなりません。

しかし,求愛の当事者となっていない人々についてひとこと注意を述べねばなりません。求愛している二人のクリスチャンの幸福に関心をもつのは良いことですが,ふたりの求愛に伴う細かな事柄はそれら両人およびその家族だけに関係のある全く個人的な問題です。ほかの男女はふたりの求愛の進展の様子についてせんさくする必要はありません。(ペテロ前 4:15)二人が他の人々を招いてあることを発表し,自分たちの喜びを人に伝えようというなら,それはそのことについて知る時です。あるいは,婚約した男子の行動からその人の霊的な円熟の度合が疑問になるなら,会衆を監督する務めをもつ兄弟たちはその点を調べることができますが,それを公に話し合ったり論評したりする事柄ではありません。

このすべてが強調するのは,結婚の申し込み,婚約,そして結婚そのものを真剣な事柄として扱うことの大切さです。こうした事柄において霊的な円熟性と賢明さとを示すクリスチャンは,聖書に従い,また自分の最善の益ともなる正しい事柄を行なえるでしょう。

● マルコ伝 15節25節(新)はイエスが刑柱につけられた時刻を第三時とし,ヨハネ伝 19節14節はそれを第六時としています。この相違をどのように説明できますか。一アメリカの一読者から

論理的で無理がないと思われるのは次の説明です。一日は12時間に区切られました。日の出から日没まで,つまり朝の6時ごろから夕方の6時ごろまでです。(ヨハネ 11:9)時間を分にまで分けなかったユダヤ人は,第四時が始まるまでの時間を第三時と呼びました。今日でも,実際には30歳9か月の人が,自分は30歳であると言う場合と同じです。それで,マルコが言う第三時は第四時が始まる午前10時ごろに近かったかもしれません。ヨハネは「時は第六時ごろなりき」と述べて,自分が時刻の面で正確であるとはしていません。それは午前11時半ごろであったかもしれず,あるいはそれより早かったかもしれません。この日はイエスの追随者にとって感情的に非常に緊張した日であり,できごとの起こった正確な時刻という必ずしも重要でない事柄に対しては,それほど注意していなかったことでしょう。また,当時の人々は腕に便利な時計をつけるというようなことをしていませんでした。この点も見落としはなりません。時刻を定めることは一般には太陽を見てなされたに違いありません。そして太陽は雲やかすみによって十分に見えなかったかもしれず,計られる時刻はせいぜい推定でしかなかったでしょう。また,ヨハネが自分の記述を書いたのは,このできごとが起こった時からおよそ65年後でした。この点にも注意すべきです。こうした要素のすべては二つの記述の時間的な相違の多くを埋めるものとなるでしょう。

問題に関係しているかもしれない別の点があります。むちで打つことは刑柱につける手順の一部とみなされていました。それは恐ろしいほどに残酷なものであり,打た者がそれによって死ぬこともありました。そして,イエスの場合にもかなりきびしいものであったかもしれず,それゆえに,はじめはイエスが自分で刑柱を背負っていたのに,途中でだれかに助けさせる必要があったのかもしれません。(ルカ 23:26。ヨハネ 19:17)もしこのむち打ちが刑柱につける手順のはじめであったなら,むち打ちの開始から刑柱に実際に釘づけするまでには時間の経過があったはずです。刑柱につける手順のどの段階で時刻に留意するかによって,人はさまざまな時刻をあげることになるでしょう。それで二つの記録の相違の説明となる要素は数多くありますが,両者の間に調和の可能な相違があることそのものは,ヨハネが自分の記述をそれより以前に書かれたマルコの記述と厳密に一致させようとするような,故意の努力をしなかったことの証拠です。記録を単にねつ造していたのであればヨハネは当然にそうしたであろうと思われるからです。

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