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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
塔69 12/15 763–766ページ

地上の平和を楽しむ

真の平和の宿る場所がこの地上のどこかにありますか。今日,世界中に見られる動揺,騒乱,また戦争を考えると,ただの一個所でも平和な場所の名をあげるのはむずかしいことでしょう。では,真の平和がほんとうに宿り,しかも全世界の各地に宿っているということをお聞きになれば,驚かれるでしょう。

今夏,ヨーロッパおよび北アメリカの13の大会開催都市に100以上の土地から集まった何万人ものエホバの証人は,真の平和がたしかに存在していることを力強く実証しました。それら大会出席者の行動は,彼らがたしかに日ごろ平和に暮らしていることを証明しました。そのうえ,「地に平和」国際大会の出席者は,全地の至る所にその平和が存在し,かつ平和が推し進められていることを伝える数々の報告を聞き大いに喜びました。

近東において

新聞は毎日のように近東における紛争を報じており,アラブ人とユダヤ人は互いに根深い憎しみをいだいています。しかしこれらの国民はいつもそうなのですか。

ある大会の出席者は,イスラエルでユダヤ人とアラブ人の双方の多くの人々が聖書の真理を受け入れてクリスチャン「兄弟」になったことを報告し,こう述べました。「これら兄弟たちの中には完全な一致が見られます。このことは,1967年の『六日間戦争』で人種間の緊張と不信感とが頂点に達した危機の日に,特異な仕方で示されました」。エホバの証人はいつもそうですが,この地の兄弟たちはその戦争に関して厳正中立の立場を守りました。

その戦争中の事態について彼はこう述べました。「灯火管制下ではありましたが,わたしたちは御国会館で予定のプログラムどおり集会を続け,ユダヤ人とアラブ人の兄弟たちはその戦争中も,他の人々すべてに見られた疑いや不信の念を少しもいだかず,ずっと集会を続けました。

これらクリスチャン兄弟たちが互いに真の愛をいだいていたことは次の報告からもわかります。「この戦争でイスラエル軍が,ヨルダン領を占領しました。わたしたちはその地区に幾人かの兄弟たちがいることを知っていたので,戦争の終わった数か月後のある日,その兄弟たちをさがしに出かけました。一兄弟はある家族を知っていたので,その家をさがせるだろうと考えました。以前から張りめぐらされていた有刺鉄線の障害物を乗り越えて,エルサレムをあとにラマラーの町をめざして車で北上し,道々いたるところに荒れはてた家々など,戦争の災害のあとを目撃したときのことは忘れられません。

「ついにその家を見つけたわたしたちは,そこに近づくにつれて,当然のことながら,『兄弟たちがだれかいるだろうか……』と気づかいました。やがてドアをノックしたところ,戸は用心深く開かれました。……中では20人ほどの証人たちがいつもの『ものみの塔』研究を行なっていたのです。それを見たわたしたちの気持ちを察していただけるでしょうか。兄弟たちはほんとうに喜んでわたしたちを迎えてくれました!」

イスラエルは北にアラブ系の国レバノンと接しています。ここでもエホバの証人は平和を守っています。しかしレバノンの証人も,「われは平安をねがふ されど我ものいふときにかれら戦争をこのむ」としるした聖書の詩篇作者が体験したと同様の経験をしました。―詩 120:7。

レバノンの回教徒と,いわゆるクリスチャンとはいずれもエホバの証人に敵対していますが,同時に彼ら同志も互いに激しく戦い合っています。たとえば,幾つかの小さな町では僧職者が学童を扇動して,宣教に携わる証人たちに投石させたりしています。それにもかかわらず,エホバの証人は平和を追い求めています。ある町でのこと,二人の宣教者がそうした仕打ちに耐えて,別の地区に移るまでの2年間,人々と争わずに過ごしました。その興味深い結果を,大会の一出席者がこう報告しました。

「数年後のこと,ある地域大会に出席したひとりの若い証人は,その二人の宣教者に自己紹介をしてこう述べました。『あなたがたはわたしのことをご存じないと思いますが,わたしはお二人のことを覚えています。あなたがたがわたしたちの町で以前伝道しておられた時分,わたしはあなたがたに石を投げた子供のひとりです。もしあの当時,わたしが真理を知っていたなら,あなたがたを迫害するどころか,ご一緒に奉仕できたのですね』」。

その宣教者の穏かな生き方に深く感銘を受けた彼は,今ではエホバの証人の特別開拓奉仕者として働いています。

ここからほど近い地中海のキプロス島ではトルコ人とギリシア人が始終戦争状態を演じています。彼らの反目は解決不能の状態にあると見る権威者もいるほどです。しかしエホバの証人になったギリシア人やトルコ人は互いに平和に生活しています。キプロスからの一出席者は,「こうした平和と一致のゆえにエホバはわたしたちを祝福してくださり,わざはよく発展しています」と報告し,聖書の平和の音信がもたらす結果を示す経験を一部次のように述べました。

「ある村のことですが,ひどい問題を起こす人としてみんなに恐れられていた悪名高い革命家がいました。彼は夜,バーにはいっては大酒を飲み,挙銃を取り出して電灯を撃ち落としたりしていました。ところが聖書の真理はそのひととなりを変えました。聖書研究を始めた彼はクリスチャン会衆の集会に出席しはじめ,また仲間の村人とけんかをすることもやめ,おとなしい人になったのです。このことに驚いた村人は,以来,エホバの証人のことをほめるようになりました」。

アフリカにおける平和

一般にアフリカは紛争に悩まされた悲惨な土地と考えられており,革命騒動などは日常茶飯事です。しかし幾万人ものアフリカ人が真の平和を楽しんでおり,その数は増加の一途をたどっています。コンゴ(キンシャサ)からの一代表の「地に平和」国際大会での報告はこのことを物語っています。彼は次のように述べました。

「コンゴでは長年にわたって戦争状態が続いています。しかしクリスチャンの平和の音信には人々の好戦的な気持ちを平和な気持ちに変える力があります。たとえば,自由の闘士として一人の男がこの国にはいってきました。彼は自分の国ではゲリラ戦に加わる危険な反逆分子とみられていましたが,ある宣教者と聖書研究を始めるようになり,6か月後には集会に出席しはじめ,1年後にバプテスマを受け,のちにクリスチャン会衆のしもべのひとりに任命されました。

「そして彼は,投獄を覚悟の上で同じ信仰を持った妻を伴い,故国の人々に聖書の平和の音信を伝道するため戻ったのです。ところが国に帰って驚いたことに,投獄刑に処されるどころか,政府当局者に親切に迎えられ,以前の世俗の職をさえ世話されました! 彼がエホバの証人になったことを知った当局者は,彼が政府にとってもはや危険人物ではなく,むしろ平和な人であることを知っていたのです」。

平和な生活を楽しむ基礎となるもの

他の人々がしばしば互いに憎み,かつ戦い合う中で,エホバの証人はなぜ互いに平和に暮らせるのですか。コンゴ共和国(ブラザビル)における次の経験はその答えを示すものと言えます。大会の一出席者はこう述べました。

「最近のこと,あるエホバの証人は服役中の実弟に聖書を1冊持って行きました。すると刑務所の所長が尋ねました。『弟さんはどちらの教会の信者かね』。

「『新教の信者です』とその証人は答えました。

「『ではなぜ投獄されたのかね』と所長が尋ねるので,証人は,『武器をかくしたためです』と述べました。

「所長はさらに尋ねました。『この国の前大統領はどの宗派に属していたのかね』。

「その証人は知っていたので,前大統領も新教徒であると答えました。すると所長は自分の話している当の人物がエホバの証人とは知らずにこう言いました。『聖書は新教徒のものではない。もし新教徒のものだったなら,前大統領はこれほど多くの人間を殺さなかったはずだし,あなたの弟も武器を所持したりしなかったはずだ。この本はエホバの証人たちだけのものだ』」。

そうです,多くの人々はエホバの証人が聖書を最もよく用いるということを知っています。そしてこの本,すなわち神のみことばである聖書の教えに即した生活をするからこそエホバの証人は平和に生活できるのです。

神の平和の音信を宣明する

エホバの証人は,真の平和と満足を享受する基礎となるものが聖書にあることを知っているゆえに,聖書の音信を熱心に宣明します。しかしこのわざに携わるにはしばしば生活を大きく変える必要が生じます。ニューヨークの「地に平和」国際大会に日本から出席した一代表はその実例についてこう述べました。

「1969年の4月,朝日ゴルフ誌は以前の有名なプロ・ゴルファーの新しい職業について3ページにわたり写真入りで報じました。その若いプロ・ゴルファーはエホバの証人の謙虚な全時間奉仕者になるためゴルフ界の輝かしい前途を犠牲にしました」。その青年は,自分が受け入れた,神の平和の音信を宣明するわざの緊急さを悟ったのです。

実の母親と養父とともに暮らしていた17歳になるグアテマラの少女も全時間宣教奉仕に携わることの大切さを悟りました。しかしこの国では賃銀が非常に低いのです。では,経済的な援助をどこから得るのですか。グアテマラからの一出席者はこう説明しました。

「少女は初めて実の父親に会いました。彼は喜んで少女に会い,毎月わずかの仕送りをしたいと申し出たのです。こうして少女はその助けを得て全時間宣教を行なえるようになりました」。

これは珍しい経験ではありませんか。そのとおりです。その出席者はこう語りました。「エホバの証人の全時間宣教に携わっている少女で,カトリックの司祭をしている父親の援助を受けて奉仕をしている者はほとんどいないからです」。

神の平和の音信を宣明している人々が増加している証拠として,フィリピンの状況を考えてください。最近,この国の奉仕者は4万8251人の最高数に達しました。フィリピンからの一代表はこう報告しました。「1969奉仕年度の最初の8か月間に(昨年9月から今年4月まで),4361人の新しい奉仕者が水のバプテスマを受けて献身を表わしました。これはその期間に,平均して毎月545人,あるいは毎日18人がバプテスマを受けたことになります!」。

コンゴ(キンシャサ)からの一代表は,1960年当時1000人だったエホバの証人が増加して,今年は1万1518人に達したと報告し,さらにこうつけ加わえました。「最近開かれた一連の8つの地域大会には合計2万6000人が出席し,今年の主の記念式には3万9000人余が出席しました」。今年の4月,全世界では132万2001名もの人々が神の平和の音信を宣明しました!

「真理」の本がはたした役割

1968年の夏,エホバの証人は「とこしえの命に導く真理」と題する聖書研究用の小型の本を出版しました。これは,珠玉のような神の真理のみことば聖書の主要な教えをわかりやすいことばで著わした本です。この「真理」の本は多数のことばに訳され,すでに1600万部も印刷されました。「地に平和」大会では,神と神がこの地にもたらすことを約束された平和とをほんとうに愛する人々を集める点で,この出版物がもたらしたすばらしい結果について,多数の代表が次々に報告しました。たとえばカナダの一代表はこう述べました。

「深い関心をもっていたある男の人は『真理』の本を求めて直ちに読み,続けて3回通読しました。そして証人の2度目の訪問を受ける前に,教会から籍を除いてもらい,ミッション・スクールから子供たちを退校させる手配をし,その他の面でも生活を変化させました。証人が2度目に尋ねたとき,羊のような心をもつこの男の人は,口を開くなりこう質問したのです。『バプテスマを受けるには,わたしは何をしなければなりませんか』。彼は真剣にバプテスマのことを考えていたのです!」

英国からの一代表はこう報告しました。「全時間奉仕者のひとりが若いカトリック信者の一婦人に『真理』の本を配布しました。次の週,再び訪問した奉仕者は,この婦人がその本を求めた日のうちに全部を読んだということを知りました。そして婦人はその全時間奉仕者に,『ご存じのように今は終わりの日です』と言うなり,自分が読んで知ったことをまるでその証人に向かって証言するかのように話し続けました。

「さっそく聖書研究が取り決められ,2週間もたたないうちにその婦人は集会に出席しはじめ,その後まもなく宣教に参加し,次の巡回大会でバプテスマを受けました。やがて彼女の夫も研究を始め,集会に出席し,宣教に携わり,ロンドンで開かれる『地に平和』大会でバプテスマを受けることになりました」。

ニュージーランドからの一代表も同様の経験を述べました。「1968年の末,ある若い夫婦が『真理』の本を用いて聖書研究を始めました。そして第3章を研究してすぐ集会に出席しはじめ,第5章まで研究して野外宣教に携わり,第10章を研究してからその夫は別の若い夫婦の聖書研究を自分ひとりで司会しました。

「この2番目の研究が3か月司会されたのち,今度はこの家の主人も伝道のわざに定期的に参加するようになりました。こうして最初の聖書研究が始められてから6か月も経たないうちに,これら二家族が神の平和の音信を広めるようになりました。そして最初の夫婦は去る5月にバプテスマを受け,2番目の夫婦は今年の『地に平和』国際大会のどれかに出席してバプテスマを受けることにしています!」

今年はこれまでに毎月平均8000人もの人々が水のバプテスマを受けて神への献身を表わし,自らエホバの証人の隊伍に加わりました。こうして彼らはあらゆる人種や国籍の信仰の仲間と交わって,今すでに平和を楽しんでおり,全地に永遠の平和を確立する,神の新しい事物の体制を待ち望んでいます。

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