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  • 世界の諸問題の解決は近い

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  • 世界の諸問題の解決は近い
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1975
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1975
塔75 8/1 451–454ページ

世界の諸問題の解決は近い

問題の存在自体は今に始まったことではありません。問題を持っているのはだれでも同じことであり,あなたも例外ではないでしょう。そしてあなたも疑いなくお気づきのように,ここ何か月かの間に諸問題は深刻さを加えてきました。

枢要な地位にある人々は,事実,地球的な災害を恐れています。

「全世界を悩ますインフレの波」

「犯罪は世界の問題となる」

「恐れられる世界的な飢餓」

毎日のように目につくこのような見出しは,その人々の恐れを如実に物語っています。

しかもこれが問題のすべてではありません。石油不足と経済的な破たんは,多くの国を脅かしています。問題は非常に深刻なため,国際的,地域的な会議が数多く開かれており,昨年11月には世界の食糧問題を討議するため130か国の代表がローマに集まりました。事実,1974年は各種団体の会議が非常に多かったので,「国際会議の年」と呼ばれています。

かつては“地球の反対側”のものであった問題も,今日ではすべての人にとって身近なものとなっているようにみえます。こうなると,すべての人は同じ人間家族の一員であるという真理がますます明らかになります。人類という家族の一部に影響する事柄はすべての人に影響し,時としてそれは“一夜のうちに”起きます。

ゆえに地上の体制が結合の密な組織であることは明らかです。好むと好まざるとにかかわらず,諸国家は互いに依存しています。しかしこの事実があっても,国々は協力の絶対に必要なことを認めていながら協調関係を確立するに至っていません。

諸国家が協力によって問題の解決を図ることができないのはなぜですか。

人間が問題に対処できない理由

とりわけそれは人間があまりにも多くの面で分裂しているためです。政治上のイデオロギー,経済体制,社会組織,宗教の相違があります。その結果,人々は自分とは考え方の異なる人々に対して根強い偏見を抱いていることが少なくありません。

このすべては不信を生み出します。そしてこの信頼の欠如は,国と国,人と人との間の問題を人間が解決できない主な理由となっています。一例として一つの結果を考えてみてください。国々はそのことの愚を知りながら,使わないで済めばそれに越したことはないと思っている軍備に何十億ドルを投じ,経済に破たんを来たすほどになっています。そうは言っても度重なる平和条約の破棄に照らしてみるとき,国々は互いに信頼したくてもそうすることができません。それでこのような軍備競争に代わる道はないと信ずるようになっています。

それで世界的な諸問題を解決することに人間が無能力である根本的な要因は人間の利己心です。それは国家や組織に染み込んでいるだけでなく,人間社会の根底に存在しています。ほとんどすべての人が“自分”を第一に考えると言っても過言ではないでしょう。人はふつう他の人を思いやることをせずに自分自身の益を求めます。そしてだれでも同じことをしている以上,たとえ利己的であっても自分を第一にしなければ他の人に付け込まれると言って言い訳するかもしれません。国家の場合もこれを大規模にしただけのことです。

人間の問題を地球のせいにする,例えば地球はすべての人を養うに足る食糧を生産できないなどと考えるのは正しくありません。実を言えば1970年当時,国連の食糧農業機構は,地球が現在の世界人口の何倍もの人間を養うこともできるものと推定しています。人間が,食糧の配分のみならず,地球の食糧生産を正しく管理してこなかっただけのことです。

“枯渇しつつある”と言われる地球の資源についても同様です。人間が快適で幸福な生活をするために必要な,あらゆる天然資源について言えば,地球はまさにその宝庫なのです。ところが人間は利己的に資源を浪費し,濫用して,しかも世界中に汚染を広めてきました。地球を脅かしている諸問題は人間自身に原因があるのです。

そのうえ,これらの問題は人間が局地的なレベルで解決できないほど大きなものとなっています。地球上のあらゆる場所の人々を考慮に入れなければなりません。このためにはなにが必要ですか。

必要なもの: 世界政府

ここ何十年かの間,何らかの形の世界政府の必要がますます論議されるようになっています。むろんのこと神は人間が世界政府を必要としていることを昔からご存じであり,このような世界支配のことは神のことば聖書の中に述べられています。―ダニエル 7:13,14,27。

しかし第一次世界大戦後の1918年,人々は彼らの方法つまり国際連盟が世界の諸問題を解決すると唱えました。教会さえも連盟を支持して,「世界的な正義と平和を達成するための,本質的にクリスチャンの手段」であるという間違った期待を連盟に寄せました。―1918年12月5日付ロンドン・タイムズ。

ところが連盟は真のキリスト教のものではなく,また実際に世界政府でもなかったのです。それは問題を解決しませんでした。今日,国連は29年にわたるその歴史の中でかつてなかったほどに注目されています。しかし正直な話,人類を悩ましている,数多くの真に世界的な問題のうち,国連の解決し得た問題が一つでもあったでしょうか。

世界の諸問題が人間の手に負えないほど難しいものであることは明らかです。では事態は絶望的でしょうか。そうではありません。解決策があります。それは何ですか。

救済の源

さて考えてみてください。解決策を求めるのに,人間自身の創造者をおいて他にもっとふさわしい者がいるでしょうか。地球の営みと,その上に住む人間の必要を満たす方法について,創造者以上に知る人がいますか。また人間の創造者以上に人間に対する関心を持つ者がいますか。

しかし「創造者が世界の諸問題を解決するというなら,なぜ今までに解決していないのか」と問う人もいることでしょう。

わたしたち人間の創造者は,この問いに対して十分に納得のゆく答えを聖書の中に与えています。創造者のことばである聖書の説明によると,人間が神に反逆した時に引き起こされた重大な論争を解決するために神は今日までの長い年月の間,悪の状態が続くのを許してきました。この論争というのは,わたしたち自身が幸福な命を得ることと関係があるのです。神は悪をならわしにする者を滅ぼし,次いで地球を楽園にするという神ご自身の偉大な目的を成し遂げます。今や神のこの約束が果たされる時は近づいています。また神は人類に対して忍耐を示し,それを機会に人間が救いを得ることを望まれています。救いを得るには,神の目的を学び,それに従って生活しなければなりません。神は恵み深くもそのための時を与えてくださったのです。―ペテロ第二 3:9,15。

神にはどんな目的があるのですか。

神による世界政府

神の目的とは,地球上のすべての人を一致させる正義の政府によって人類を祝福することです。イエス・キリストはその地上の宣教においてこの王国政府を人々に告げることに専心されました。またその来ることを祈り求めるように弟子たちを教えました。「御国の来らんことを。御意の天のごとく,地にも行はれん事を」という祈りは,この政府のことを祈っているのです。―マタイ 6:9,10,文語訳。

しかしその王国はどのように来るのですか。現在のあらゆる国々と人々が遂には神の律法に従い,利己心を離れて互いの益を図ることによって来るのですか。あなたはどう思われますか。そのようになることを期待させるものがありますか。

豊かな国から貧しい国への食糧の贈与を,他国の福祉に対する無私の関心の表われとして指摘する向きがあるかもしれません。しかしこれは本当に無私の関心ですか。それとは反対に,政略家たちはこのような贈与を“啓発された利己心”と考えています。ハーバード大学のジョージ・ウォルドはこう説明しています。「我々は,それによって政治上の利益が得られる場所および高く売れる場所に食糧の供給を約束する」。

現在の人々と国家が互いに対する愛と無私の関心を培うことによって神の国が来るのであれば,神の国はいつまでたっても来ないでしょう。神の王国はそれとは違う方法,地上のたいていの人々を驚かせる方法で来ます。どのようにですか。

そのことは聖書の預言の中で説明されています。論争が完全に解決され,神の偉大な目的が成し遂げられる時を将来に見て,聖書はこう述べています。「それらの王たちの世に,天の神は一つの[王国]を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく,その主権は他の民にわたされず,かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです」― ダニエル 2:44,口語訳,[新]。

その意味することを考えてごらんなさい。神の王国の来ることを祈るとき,それは神の国が打ち砕く力をもって来ること,そして人間の政府すべてを地から一掃することを祈っているのです。それはこの不義の世が終わるということであり,この事は聖書にしばしば述べられています。(ペテロ第二 3:5-7。ヨハネ第一 2:17)もちろん実際の地球が滅びるのではありません。また神は人類の一部を生き残らせて,地に対する神の偉大な目的を成就します。

この政府はどのようにして地上のすべての人を一致させ,世界の諸問題からの救済をもたらすのですか。

神の政府がもたらすもの

聖書にはこう書かれています,「神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」。(ペテロ第二 3:13)さてここに述べられている新しい天と新しい地は,星を散りばめた実際の天また遊星である実際の地球のことではありません。これらには何ら欠陥がない以上,取り替える必要はないわけです。事実,文字どおりの地球は堅く立てられ,「永遠に」続くと聖書は述べています。―詩 104:5。

しかし必要なものは正義の政府すなわちその国民すべてに対して公正であり,したがって国民の信頼を受ける政府です。神の王国とはそのようなものです。イエスは何度もそれを「天の王国」と呼びました。(マタイ 4:17; 10:7; 11:11)天からのこの支配が象徴的な「新しい天」であり,「新しい地」とは,神の王国の支配に服する人々から成る地上の新しい社会です。その新しい体制には義が宿るでしょう。どうしてそれを確信できますか。

まず第一にイエス・キリストは神の天的な政府の支配者として神により任命されているからです。そして地上におられた時,イエスは良い支配者の資質を持つことを証明されました。イエスは正しく生きました。また人々に次のことを教えました。「それゆえ,自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません」。(マタイ 7:12)すべての人がこのとおりにするならば,どんな“地”が実現するでしょうか。

それは全く新しいものではないでしょうか。人々は分かれ争わず,互いに不信や偏見を抱かないでしょう。あらゆる利己主義は姿を消し,人々は助け合うことに心を用いるでしょう。支配者であるイエス・キリストはその地上の民すべてがこの正義の標準に従うように計らうでしょう。それは確かなことです。愛し合うことを教えた聖書のことばを,すべての人が守るでしょう。それはなんとすばらしいことでしょう。―ヨハネ 13:34。

他の世界的な諸問題,たとえば世界の食糧不足のような問題についてはどうですか。それらはどのように解決されますか。

考えてごらんなさい。何兆という星から成る大銀河を創造したかたの後ろだてを得ているイエス・キリストは,このような問題に対処できるのではありませんか。地上にあってさえ,イエスは天候を支配する力のあることを示されました。作物の生育を左右するものは天候です。(マルコ 4:35-41)イエスはまた五つのパンと二つの魚を祝福し,神がこの食物を奇跡的にふやした結果,女子供を別にして5,000人の人が食べてなお余るほどでした。王権の背後にこのような力が備わっているゆえに,神の王国の下に住む人が,滋養に富む食物にこと欠くことはありません。―マタイ 14:14-21。

人間には解決を望むことさえできない問題でも,キリストにとっては難問ではありません。人々が病気や不具の人をキリストのもとに連れてきた時,キリストは,全地にわたってその民のために行なわれることを示しました。聖書は次のように述べています。「イエスは彼らを治された。そのため群衆は,おしがものを言い,足なえが歩き,盲人が見えるようになったのを見て非常に驚(い)……た」― マタイ 15:30,31。

イエスは死人をさえよみがえらせました。イエスは死んだ少女に語りかけてこう言われました,「おとめよ,あなたに言います,起きなさい」。すると少女は起きたのです!「おとめはすぐに起き上がって歩きはじめたのである」。人々はどんな反応を示しましたか。聖書はこう述べています,「彼らは,狂喜のあまり我を忘れるほどになった」。(マルコ 5:41,42)これは,神の新しい「地」において死者が復活するときの反応でもあるに違いありません。

文字どおりの地球について言えば,それは喜ばしい変化を遂げるでしょう。イエスが死なれるすぐ前に,その傍らの刑柱上で処刑されようとしていた人はイエスに信仰を持ち,「イエスよ,あなたがご自分の王国にはいられる時,わたしのことを思い出してください」と頼みました。イエスは答えました,「きょうあなたに真実に言いますが,あなたはわたしとともにパラダイスにいるでしょう」。(ルカ 23:42,43)神の王キリスト・イエスの支配の下で全地はまさにそのようになるのです。全地は美しい庭園すなわち公園のようになり,真のパラダイスとなります。

あなたはどうされますか

「そのすべてはあまり良過ぎて信じられない」と,ある人々は言うでしょう。しかし一つのことは確かです。すなわち人間が世界的な問題を解決できないことは明らかです。人間の約束に期待することはできません。同時にわたしたちすべては,次のことを認めなければならないでしょう。つまりわたしたちが自分や家族のために望んでいる事柄を神は約束しているということです。しかも神は,証拠もないのに信ずることをわたしたちに求めてはいません。それゆえにこそ,神はこれらの事が真実であるという証拠を神のことば聖書の中に提出しているのです。

わたしたちは調べることをあなたにお勧めします。エホバの証人の王国会館で開かれている無料の集会に出席してください。人間の持つ世界的な問題が永久に解決されるとき,その益にあずかるため,わたしたちが自らしなければならない事があります。それが何であるかを,エホバの証人は喜んで聖書から説明します。

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