ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔77 1/1 3–4ページ
  • 家庭の崩壊 ― 問題と取り組む

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 家庭の崩壊 ― 問題と取り組む
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1977
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 一致した家庭を楽しむ人々
  • 結婚 ― 嵐に耐えられますか
    目ざめよ! 2006
  • 結婚に何が起きているか
    目ざめよ! 1979
  • 離婚は人々にどんな影響を及ぼすか
    目ざめよ! 1978
  • 結婚が破局の瀬戸際にあるとき
    幸せな家庭を築く秘訣
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1977
塔77 1/1 3–4ページ

家庭の崩壊 ― 問題と取り組む

「五年前のわたしならば離婚など思いもよらなかったでしょう」。31歳になるインドの一秘書はこう語りました。彼女は次のように言葉を続けています。「わたしは不幸な結婚を死ぬまで続けて苦労したに違いありません。でもわたしは離婚した女の人々のことを聞き,またその一人に会いました。その事から力を得てわたしも試してみることにしました」。

これと似た話は世界の他の場所でもますます多く聞かれるようになっています。家庭の破壊が増えていることは確かです。スウェーデンにおいては十組の結婚に対して六件の離婚,米国では十組の結婚に対して五件の離婚,東ドイツでは十組の結婚に対して約三件の離婚があり,フィンランドでは十組の結婚に対する離婚の件数が三件を下回っています。結婚生活を続けることを拒絶する既婚者がこんなに増えているのはなぜですか。

インドの若い婦人の語った言葉がいみじくも示しているように,たとえ問題があっても結婚生活を守ってゆくという考え方は変わりました。世間体をはばかって離婚を思いとどまるといった事はもはやありません。離婚する多くの人の中には,大衆の目につく知名の士もいます。これが一種のお墨付きを与えたことになり,人々は離婚を自分たちのものとして容易に受け入れるようになりました。そのうえ,いろいろな国において法律の面で離婚が自由化されてきました。これらすべての要因が重なって,離婚は深刻な結婚問題からの容易な逃れ道とみなされるようになりました。

女性解放運動もまた家庭に影響を与えずにはおきませんでした。それに影響されて,主婦や母親の務めよりも職業の方を重要視するようになった婦人もいます。家事は報われない単調な骨折り仕事とみなされるようになりました。以前は婦人が発言権をほとんど与えられていなかった国々においてさえ,変化が起きています。そのような国々で婦人たちは結婚生活においていっそう大きな発言権を要求していますが,夫たちはそうした要求をいれようとはしません。これが深刻な問題に発展するのは時間の問題です。気ままな夫に黙って服従するくらいなら,いっそのこと離婚して自由になる方がよいと考える妻が出てきます。

家庭を持つ婦人がかなり職場に進出しているという事実も,家庭の弱体化する原因となっています。このような婦人が職場の他の男性から相当に注目されることも生じます。時としてこれは彼女らが自分の夫よりも魅力的な男性を見つける結果になり,そうなると彼らの結婚は離婚という結末に至るかもしれません。

相変わらずインフレに悩まされている国々では,家計のことで夫と妻が激しく言い争うようなことも珍しくありません。このような言い争いが高ずると,しまいには別居や離婚でもしなければ不快な事態から抜け出すことはできないように思われてきます。

一致した家庭を楽しむ人々

しかし結婚して一生涯連れ添う人も大勢います。そして彼らは幸福であり,満足しています。それはなぜですか。

多くの場合,結婚に成功している理由は,夫と妻の両方が健全な原則に従っているからです。このような原則が聖書に述べられている事と相通ずるものであればあるほど,家族のきずなは強いことを示す明白な証拠があります。米国,ネバダ州ラスベガスの,ある既婚者は自分の場合,そのことの真実を経験しました。彼はこう語っています,「妻と共にエホバの証人との聖書研究を始めるまでは,わたしたちの結婚生活もあとひと月ともたないことが明白でした。事態はそれほど悪化していました」。

しかし聖書の与える指針がそれほど有用なのはなぜですか。それは人間の知恵以上のものに基づいています。聖書が人々に及ぼし得る健全な影響を長年にわたって見てきた使徒パウロはこう書きました,「聖書全体は神の霊感を受けたものであり,教え,戒め,物事を正し,義にそって訓育するのに有益です。それは,神の人が十分な能力をそなえ,あらゆる良い業に対して全く整えられた者となるためです」。(テモテ第二 3:16,17)聖書の中にある知恵の源は確かに神です。人間の創造者であられる神は何がわたしたちにとって最善の益となり,また最大の幸福をもたらすかをご存じです。この理由でわたしたちは聖書の与える導きに信頼できるのです。この導きはまた歳月の重みに耐えてきました。

結婚と家族生活について聖書が述べる事柄はきわめて現実的です。それは誤った期待を抱かせません。むしろ結婚生活に問題がない訳ではないことを率直に認めています。結婚する人々は「自分の肉身に患難を招く」と書かれています。(コリント第一 7:28)同時に聖書は後の記事に見るように家庭のいざこざを成功裏に扱う方法を示しています。

そのうえ聖書は物質的な事柄を強調しているのではなく,足ることを知るように,そして霊的な事柄を追い求めるように勧めています。例えば,テモテ第一 6章7,8節に次のように述べられています。「わたしたちは世に何かを携えて来たわけではなく,また何かを運び出すこともできないからです。ですから,命を支える物と身を覆う物とがあれば,わたしたちはそれで満足するのです」。金銭の事柄で夫婦が言い争うことは,このような生活の仕方によってまず避けられるでしょう。

聖書の助言は,結婚の取決めに対して最高の敬意を培わせるものです。次のような助言があります。「結婚はすべての人の間で誉れあるものとされるべきです。また結婚の床は汚れのないものとすべきです。神は淫行の者や姦淫を行なう者を裁かれるからです」。(ヘブライ 13:4)結婚を誉れあるものに保つようにとの助言のほかにも,聖書は性の不道徳を避けるべき健全な理由を述べています。健康,家族そして何よりも重要なことにエホバ神と自分との関係に害を及ぼすおそれがあることについて,聖書は率直に警告しています。例えば,不道徳な女の後を追う男は『ほふり場にひかれて行く牛』にたとえられています。次いで「彼は自分が命を失うようになることを知らない」と述べられています。―箴 7:22,23,口。

聖書はまた夫,妻そして子供の権利と責任を定めています。その助言通りに行なうならば,家族全員がそれぞれの立場を認められます。そして自分が皆から必要とされ,また感謝されていることを感ずるゆえに,共にいることを喜ぶのです。

聖書の原則がいかに優れたものかを知るため次の記事をお読みになることをお勧めします。家庭の崩壊が深刻な問題となっている時においてさえも,健全な家族生活は可能なことを知って力づけられるものと確信しています。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする