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  • 協力し合って家族の一致を図る
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1977
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1977
塔77 12/15 746–751ページ

協力し合って家族の一致を図る

1 (イ)クリスチャンの家族はどんな表現や態度を避けるべきですか。(ロ)コロサイ 4章6節にはどんな良い助言がありますか。

「それみろ,言った通りだ!」,「私の言うことをちっとも聴かないからだ!」,「そうなるって言わなかった?」 これは,夫婦や子供たちなど,家族の間のやりとりで非常にしばしば口にされる表現です。何かがうまくいかなかったとき,そしてそれが相手の考えであったとき,うんざりした調子でこうした言葉を口にします。賢人は,「口やかましくて短気な妻と一緒にいるよりは,一人で荒野に住むほうがましだ」と書いています。(箴 21:19,新英語聖書)口やかましくて短気な夫と共に住むことについても同じことが言えます。英語の辞典は「ナギング(口やかましい)」という語を,「欠点を見つけ出して悩ませる; 絶えず叱っていらだたしい気持ちにさせる」ことと定義しています。クリスチャンの家庭には,この種のいらだちが占める場は確かにありません。夫婦双方がこの点に注意すべきです。コロサイの会衆に対する使徒の言葉には,わたしたちすべてに役立つ助言が見られます。「あなたがたの発することばを常に慈しみのあるもの,塩で味つけられたものとし,ひとりひとりにどのように答えるべきかがわかるようになりなさい」。(コロサイ 4:6)配偶者に対してそういうふうに答えることは,確かに双方のためになるでしょう。

2 過去において,親切に関するどんな時宜を得た情報が当誌の読者に提供されましたか。

2 先ごろこの雑誌に,親切のことを取り上げた記事が載りましたが,その記事にはとりわけ次のことが述べられていました。「クリスチャンであると公言する人なら,神のしもべと称していない人が時折示す親切……よりも自分の親切のほうが劣るということのないようにしたいと願うはずです。……わたしたちは,神の献身したしもべと称する人々の中のある人々よりももっと親切と言えるかもしれない,非常に人間味のある親切な行為を見たり,そういう行為について読んだりします」。もしエホバの献身した崇拝者から成る自分の家族の中で,お互いを親切に扱わないとすれば,それはなんと悲しいことでしょう。

3 「同じように」という語は,夫が妻を扱うべき方法にどのように当てはまりますか。

3 使徒ペテロは,夫たる者に対して,妻に正しい関心を示すことにつきこの立派な助言を与えています。「夫たちよ,同じように,知識にしたがって妻とともに住み,弱い器である女性としてこれに誉れを配しなさい。あなたがたは,過分の恵みとしての命を妻とともに受け継ぐ者でもあるからです。そうするのは,あなたがたの祈りが妨げられないためです」。(ペテロ第一 3:7)ペテロが「同じように」と言っている事柄は,彼の手紙の2章から始まる,その前の彼の言葉の中で概説されています。そこでは彼は正しい服従とそれに関係した問題に関して助言を与えています。主イエス・キリストについて述べるに当たっては,イエスはその追随者たちに彼らが従うべき模範を残されたとペテロは書きました。イエスについて彼はこう述べました。「彼は,ののしられても,ののしり返しませんでした。苦しみを受けても,脅かしたりせず,むしろ,義にそって裁くかたに終始ご自分をゆだねました」。(ペテロ第一 2:23)それは本当に親切な行ないでした。それは夫が同じようにして従うべき真に価値のある模範でした。

4 妻はどのようにして「同じように」親切を示しますか。

4 もちろんペテロは,妻も「同じように」従うべき賢明な助言を持っていました。「神の目に大いに価値のある」「もの静かで柔和な霊」を持つ婦人たちのことをペテロは語りました。それは確かに,エホバまたキリスト・イエスのしもべと称する妻たちにふさわしい親切の示し方です。―ペテロ第一 3:1-4。

5 ペテロの助言が親切を実行する点ですべての人にどのように当てはまるかを示しなさい。

5 しかしそれだけではありません。家族という範囲の中でその種の親切心を示すということになると,口やかましく言うことやあらさがしを慎むように求められるのは両親だけではありません。ペテロはさらにこう言いました。「最後に,あなたがたはみな同じ思いを持ち,思いやりを示し合い,兄弟の愛情を実践し,優しい同情心に富み,謙遜な思いをいだきなさい」。この助言に従うことから得られる益についてはペテロは数節あとでこう述べています。「エホバの目は義人の上にあり,その耳は彼らの願いに向けられるからである」― ペテロ第一 3:8,12。

子供に対して正しい関心を払う

6 (イ)子供に関心を払う点で,父親と母親はどのように責任を負わねばなりませんか。(ロ)子供のしつけについて聖書はどんな助言を与えていますか。

6 さらに,家族という範囲の中には,子供の人格を築き上げるという問題があります。このことを論じた前の記事の中でわたしたちは,主の懲らしめと精神の規整とをもって子供を育てる重い責任が父親にあることについて読みました。(エフェソス 6:4)しかし母親にも,家族のこの重要な役目に心を配る責任が大いにあることは言うまでもありません。(箴 6:20。エフェソス 6:1,2)非行のはびこっている,そして児童や十代の子供の犯罪の統計に暴力という恐ろしい様相が現われている世界にあって,クリスチャンの両親が子供を訓練するかどうかが生死の問題となりかねないことは,すぐに分かることです。両親が信者であるならば,子供のしつけに関し,神の言葉の賢明な教えを適用する点で協力し合うことができます。―箴 13:24; 22:6。

7 子供を懲らしめる点で意見が食い違っている場合,父親と母親はそれをどう扱うべきですか。なぜですか。

7 子供に愛の懲らしめを与える際の両親の一致した行動は,家族のふんいきを楽しくするのに大いに貢献します。子供の懲らしめについて意見が食いちがっていれば,両親は二人だけの時,子供の耳に入らない時に,話し合うことができます。そして一緒に健全な結論を引き出すなら,それは子供の益になるでしょう。子供たちは両方の親の助言と懲らしめを尊重しながら成長するように励まされ,子供の時代に生ずる問題をめぐって両親を分裂させようとすることなどないでしょう。

8 (イ)子供を育てるにあたって,どんな点を直視すべきですか。(ロ)したがって両親は何をすることに努めねばなりませんか。

8 神の言葉の真理に心から応ずることをしない若者がいるのは事実です。カイン,エサウその他の場合と同じく,ある子供は真理に答え応ずることを拒みます。真理を生活の導きとして家族の和合に寄与することをしません。これは,信者である父母に大きな悲しみをもたらします。『わたしたちのどこが間違っていたのだろう』と父母は言うでしょう。聖書の助言と懲らしめを適用し,義の道に沿って子供を訓練するために両親は可能なことをすべて本当に行なってきたのに,子供は反抗的になり,神の従順な子供になろうとしない場合が時々あります。その場合,箴言 17章21,25節(新)の言葉は意味深長です。その中で賢人はこのように書いています。「分別のない子の父は歓ばない。愚鈍な子はその父のわずらい,これを産んだ母の苦渋」。ですから,子供に当然させるべき人生の良い出発をさせるよう,親が自分の力の及ぶ限りのことをするのは,なんと重要なことでしょう! これは,子供の養育に関する聖書の助言に従うことによって行なえます。(申命 6:4-9)それは,家族の一致のために共に払う努力の重要な部分です。

9 (イ)子供と聖書を勉強するだけでなく,それに加えてさらに何が必要ですか。(ロ)どんな分野で両親は子供に関心を示せますか。

9 次のことを記憶しておくのは賢明です。つまりエホバの精神の規整によって子供をしつけ育てていくことには,子供とただ聖書を勉強するのではなくそれ以上のことが含まれているということです。聖書の原則を実際に適用することが是非とも必要です。子供を持つ人は賢明な親として,勤勉さの点で子供に立派な模範を示すべきです。母親が子供たちに,自分で朝食を取り,学校へ行く支度をし,そしてでかけるようにさせ,その間自分は寝ているというのは賢明でしょうか。病気その他の正当な理由がないかぎり,一致した家族を目ざして努力しているクリスチャンの親は,朝子供たちと一緒に起き,学校に行く支度をさせ,適当な朝食を準備し,服装が整っているかどうかを見てやる努力をすべきです。学校での成績,また子供たちの行状がいつも,よく訓練された,行儀の良いエホバのしもべのそれであるかどうかに,関心を払わねばなりません。また年長者を敬い,他人の財産を尊重する心を子供に植え付けねばなりません。こうした事柄や他の多くの事柄はすべて,両親の心のわずらいとならない子,創造者には誉れとなり,父母には満足を与えるものとなる子に育てる助けになります。

夫婦関係

10,11 どんな行為が今日人々の間で一般化してきていますか。ある人々はどんな論法を用いますか。

10 また,夫と妻の間の親密な行為に関係したいつも存在している問題があります。世間では,過去数年間にこの面に関することが多く書かれ,その中には,神の言葉の良い助言に直接反するものもありました。人々が正式に結婚せずに同棲するのは今日では普通のことのようになっています。もちろん同棲は事新しいことではありませんが,このように多くの人がそれを「気のきいた」ことと考えているらしいのは,そして他人の感情や神の言葉の道徳的教えを意に介せずにおおっぴらにそれを口にするようになったのは,わたしたちの時代になってからです。

11 キリスト教国と思われている国々においてさえ,いわゆる「信心深い」人々が,公に誓うことや,あなたは婚姻によってだれだれと結ばれたと書かれている一片の紙切れなどほとんど無意味だ,と言って正式に結婚せずに同棲しています。また,次々と容赦なく相手を変えて,多くの人とおおっぴらに同棲する人々も少なくありません。そのために性病,生活の破壊,非行少年が増加したことは言うまでもありません。それでも多くの人は,自分の利己的な欲望が満たされるかぎり,意に介さないようです。

12 クリスチャンの夫婦はそういう生き方をどのように見なければなりませんか。

12 もとより,そのような生き方は神が非とされることですからクリスチャンの夫婦には禁じられています。そして彼らも,神を喜ばせ神のご意志を行なうことこそ自分たちの生活の中の最重要事であることを知るだけの良識を有しています。そのことは神の祝福をもたらします。しかしそれでもクリスチャンの夫婦は,自分たちの夫婦関係が不自然な習慣,すなわち神の言葉の原則に反する習慣によって堕落したものにならないように気をつけなければなりません。結婚の取り決めにおける当事者双方が,性関係の問題において,配偶者のクリスチャンとしての感情を考慮に入れる必要があります。

13 夫は妻を愛していることをどのように示せますか。

13 わたしたちの創造者は,結婚によって親しく温かい親密な関係を楽しむように男と女を造られました。そういう理由で女は男を「補うもの」として創造されました。つまり女は男を完全なものにするよう助けるのです。夫と妻は「一体」であるべきです。(創世 2:18,21-24,口)この取り決めが,二人の親密な関係において,配偶者双方のために満足のいく働きをするよう,両者にはそれぞれ自分の果たすべき役割があります。例えば使徒パウロは次のように書いています。「夫は自分の体のように妻を愛すべきです。妻を愛する者は自分自身を愛しているのです。自分の身を憎んだ者はかつていないからです。むしろ人は,それを養い,またたいせつにします」。(エフェソス 5:28,29)妻が真に幸福であるためには,妻は自分が望まれている,愛されているということを感じる必要があります。夫と妻の親密な生活においては,もし二人が家族の一致と理解を促進することを望むなら,この愛を表現する必要があります。

14 夫婦としての関係においてどんなことを避けねばなりませんか。なぜですか。

14 夫と妻がそれぞれの責任を果たす際の行動は,神の言葉に基づいたものでなければなりません。(コリント第一 7:3-5)夫と妻は夫婦関係において互いを,また親密さを楽しみますが,男色,口腔交接といった不自然な行為は避けなければなりません。「不自然」であると言うのは,創造者が男と女を,そういう行為をするように造っておられないことが明白だからです。それに創造者の言葉も,世を特色づける不潔な習慣を避ける必要のあることを力説しています。―レビ 18:1-30。ローマ 1:24-27。テサロニケ第一 4:3-8。

15 新しい人格を着けたいなら何を避けるべきですか。(ユダ 7節を参照)

15 クリスチャンが住みかつキリスト教というわく内で自らを律してゆかねばならないのは,この腐敗した事物の体制の中においてですから,わたしたちは間違った行ないを提唱する人々の考えや見解に染まらないようにしなければなりません。どこでもあらゆる種類のセックスが,売り買いする商品のような感があります。真理の知識を得るようになった人の多くは古い体制の中に住んだ経験があり,過去においては古い体制の考えによって自分の生活を支配していました。しかし現在はその体制から出て,神がつくられた物事の取り決めの下にあります。彼らはその思いをつくり変え,新しい人格を着け,正しい規準と神の言葉の原則に一致して人生を送ることを望んでいます。―エフェソス 4:19-24。

16 (イ)クリスチャンは自分の道徳上の行為を考慮するにあたって,どういうことを警戒しなければなりませんか。(ロ)ノアの日やソドムとゴモラの時代の出来事は,この問題とどういう関係がありますか。(ハ)この点で,ローマ 2章12-16節を適用することの価値を示しなさい。

16 闇から神の驚くべき真理の光の中に呼び出されたわたしたちは,どのように考え,どのように行動するかを真剣に考える必要が大いにあります。わたしたちは神が罪とされることを大目に見るようなことをしません。自分にはある程度の権利があり,また自分が望めば自分で決定を下せることもあるのだと考えて,悪行すれすれのところに近づけるだけ近づくようなことをすべきではありません。また,ある疑わしい行状について,聖書にはそれを正確にかつ極めて詳細に取り上げてはっきり書いている箇所はない,と言って弁解すべきでもありません。ノアの時代には,み使いたちが人間の娘たちと一緒に住んでいましたが,彼らがそのように行なっていたことを罪とする成文法があったという証拠はありません。それでもその行ないは間違いであり,不道徳なことであり,邪悪なことでした。神は地が堕落し暴虐で満ちたのをご覧になりました。そしてその邪悪な世を滅ぼし,義なる魂八人だけをお救いになりました。(創世 6:11,12。ペテロ第一 3:19,20)後ほど神は,男色という邪悪な行ないのゆえにソドムとゴモラの町を滅ぼされました。しかし,そのような行為をはっきり禁ずる,書面に記された成文法を,当時の人々が神から与えられて持っていたことを示すものは何もありません。(創世 13:13; 19:24,25)神は最初から良心を人間の中に入れておられました。人間は,何が正しくて何が間違っているか,どんな行ないは悪で神に非とされているかを基本的には知っています。(ローマ 2:12-16)神が男と女に生殖力をお与えになったときに意図しておられたこと,そして両者の性的結合によって子孫を産み出すようにされたことを,人間は基本的には知っています。したがって姦淫,淫行,同性愛行為その他に加えて,男色も間違いであり,口腔交接も間違いであり,獣姦も間違いであることを人間は基本的には知っています。だからこそ,家族の一致を促進するためには夫と妻の両方が,神の言葉の原則に基づいた敬虔な考えをもって行動しなければなりません。これは家族に永続的な喜びと幸せをもたらす結果になります。

17 結婚のちぎりの中で避けねばならない別の落し穴を挙げなさい。

17 また結婚のちぎりの親密な関係を,何か利己的な事柄のために,あるいは単に自分自身の利益のために,配偶者に対して武器のように用いるべきでないことも心に留めていなければなりません。使徒パウロは,『夫は妻に対してその当然受けるべきものを与えなさい。また妻も夫に対して同じようにしなさい。互いにそれを奪うことがないようにしなさい。ただし,相互に同意した場合は別です』と助言しています。配偶者はそれぞれ相手の必要を考慮すべきです。パウロは,「おのおの自分の益ではなく,他の人の益を求めてゆきなさい」と書いています。―コリント第一 7:3,5; 10:24。

18 結婚および結婚を誉れあるものに保つことについての助言をわたしたちはどこで得ますか。

18 エホバの見える地的組織は,結婚している人々が考慮すべき有用な,また彼らの祝福となる資料をたくさん提供してきました。この助言と忠告はほかでもないエホバご自身がそのみ言葉を通して与えてくださるものです。使徒パウロは,結婚は「すべての人の間で誉れあるものとされるべきです。また結婚の床は汚れのないものとすべきです」と書いたとき,まさにその通りの意味で言いました。ですから共に幸せな喜ばしい結婚生活を送ることに関心のある人は,パウロがヘブライ人のクリスチャンに与えた良い助言に従うとき,そのような結婚生活をすることができます。―ヘブライ 13:4。

19 結婚,家族の一致,神のしもべたちの間の平和などに関係してさらにどんな問題が検討されますか。

19 ここではわたしたちは,夫と妻が両方とも献身しバプテスマを受けたクリスチャンで,同じ目標を目指して努力し,同じ事柄に関心を持っている場合の幸せな結婚について検討しました。しかし,エホバのしもべたちで不信者と結婚している人は少なくありませんし,配偶者と別居している人もいるでしょう。そういう立場にあって,これから育てていく子供のある人,また幸せな生活を送りたい人は,多くの問題とどのように取り組めばよいでしょうか。エホバのそのしもべたちに対して神の言葉はどんな助言を与えているでしょうか。次の記事はこれらの点を検討します。

[747ページの図版]

懲らしめの問題で両親は協力しなければならない

[749ページの図版]

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